[ GOOD TUNING SHOW powered by SLENDERIE RECORD ] @代官山UNIT ~Like a Record round! round! round! "kappo!"release party~
1月8日(木)、東京・代官山UNITにて『[ GOOD TUNING SHOW powered by SLENDERIE RECORD ]@代官山UNIT~Like a Record round! round! round! "kappo!"release party~』が開催されました。
昨年9月、自ら新レーベル「SLENDERIE RECORD」を立ち上げた藤井隆。そのファーストアイテムとして、レイザーラモン・RGと椿鬼奴とによるユニット・Like a Record round! round! round!による「ナウ ロマンティック」を配信。その後、11月26日に配信スタートしたセカンドアイテム「kappo!」は、KYORAKU.の「ぱちんこ よしもとタウン」テーマソングに抜擢されています。そして、この日、昨年12月にこの2曲を収めたCD『kappo!』のリリースを記念してこちらのパーティが開催されました。
DJ・ミッシェル・ソーリーのDJを楽しんだのち、DJ・オカダダによる「kappa!」のリミックスに合わせてLike a Record round! round! round!が登場。大歓声の中、「Happy New Year!」(鬼奴)と挨拶します。
楽曲披露後、「改めまして、あけましておめでとうございます」と深々とお辞儀した3人。
フロアを埋め尽くしたお客様を観て、藤井は「歓声がSEだったらどうしようかと思っていました。楽しいことがたくさんあるにも関わらず、こんなにたくさんお越し頂いて。情緒が不安定なので、泣いてしまいそうになりました。もう本当に怖くて怖くて!」と感激を露にすると、RGが「泣かないで~」とポツリ。鬼奴は「今、RGさんがひっそり舘ひろしさんのモノマネしてましたね」と冷静にツッコみます。そんな2人の反応に微笑みながら藤井は「怖くて、チケットの売上枚数も聞けず。ライブ中も(フロアを)観るのが本当に怖かったんですが、奥まで入ってくれてありがとうございます! 上段抜きで、今日のみなさんのことは忘れません!」と感謝。鬼奴も「すごくいい......劇場! 劇場じゃないか(笑)。まんべんなく見渡せますね」と満足そう。その後、フロアの観客とともに乾杯します。
ここからは、彼らが新宿・ロフトプラスワンで開催してきたイベントの様子をお届け。
「もう一人の仲間」と第一興商さんのDAMへ拍手を促す藤井は「我々はDAMというメンバーを引き連れてやっています。彼......彼女でしょうか。通信さえできれば、無限に歌っていけるんです!」と言い切ります。
その後はRG、鬼奴、藤井の順番で熱唱。ジャンケンで順番を決める際には、自ら言った"新春ジャンケン"という言葉に、「浮かれてるんでしょうか。新春なんか付けちゃいました」(藤井)「3年間イベントしてますけど、ジャンケン自体初めてでしたもんね」(鬼奴)と我に返っていました。
RGのDJコーナーも大盛り上がり! チェッカーズとシブガキ隊を交互に披露し、持ち時間が過ぎても「これだけ! これだけは聴いて欲しい!」と執拗に薦めていました。
続いては、night focus。東京・ルミネtheよしもとにて、藤井隆が大山英雄、鬼奴、増谷キートン、遠藤かおるらと開催しているイベントでのユニット(?)が、初期の作品『ピックアップヒューマンミュージカル 大山英雄ミュージカル「ミュージカル英雄(ヒーロー)」』を引っさげての登場です。
上半身裸で立ち尽くす大山の周りを遠藤がぐるぐると周遊する中で、大山についてのエピソードを雄々しく歌い上げる藤井、鬼奴、キートン。荘厳な雰囲気に包まれる一方、自身のパートでは意気揚々と十八番を熱唱。ポジティブな彼のメンタルは、このステージにも非常に現れています。
最後までノリノリだった大山。最後は「Thank you! Happy New Year! Happy New HIDEO!」と言い放ち、舞台を去りました。
「先輩なんですけど、あいつ、楽しんでました」とコメントする藤井。「ここが一番心配だった。かなりミステリーな、この異空間を迎え入れてくれて嬉しかったです。英雄をこれからも応援してください」とお礼を述べつつ、「ミステリーといえば、SLENDIRIE RECORDからまだデビューしていない新人アーティストがいます」と、ミステリーウーマンを紹介します。
「彼女は、ミステリーウーマン feat. 卍として、普段は(しっかりした)卍という男と活動しています。じゅわいよ・くちゅーるマキやカメリアダイヤモンドのなど90年代のCMが好きで、いつか採用されると信じて曲をつくり続けています」と説明しつつ、「いや、ないんですよ? もうそのCMは存在しないよと言っても聞きません」と補足しました。
緊張しているのか、いつも以上に音程を外しながら新曲「SECRET MIND~見えない夜を抱いて~」を熱唱したミステリーウーマン。
MCでは「改めて、SLENDERIE RECORD所属のミステリーウーマンです」と挨拶しながら、「この曲は『熱闘甲子園』をイメージしてつくりました。私は全てタイアップをイメージしてつくっています」と真顔で断言。先ほどの藤井の紹介について、「私はあのCMが好きなのではなく、あのCMに起用されたいんです!」と訂正しつつ、「桑江知子さんのような曲を何枚も出せるようなシンガーになりたいです。最終的にはNHKの環境映像に採用されるような曲が。2010年代邦楽として採用されるような曲がつくりたいですし、人間としての目標もNHKの環境映像に出ることです。応援してください」と独特な野望を掲げました。
その後、「第1候補はJR東海クリスマスエキスプレス、第2候補はアルペンスキー、第3候補はビクトリアをイメージしてつくった曲を披露します。私はそこまで考えています」と言うと、ざわつく会場。新曲「SNOW DIMENSION~雪次元」を先ほどより少しだけ落ち着いた音程で歌い切り、舞台を去りました。
続いては、ニッシ寺・尾アキラ(西寺郷太さん/NONA REEVES)とこぅ・くん田正輝(堂島孝平さん)とタッチ・ひろし(藤井)による"シンガー・ソングライティング・・アイドル"Smalll Boysが登場し、3人で楽曲を披露しました。
ここで、藤井から「春を目指してアルバムをつくっている」というサプライズ発表も! プロデューサーを務める西寺さんは「作詞作曲はすべて藤井隆。今までは著名な方に曲を書いてもらってきたけど、今回は自分で書きなはれ、と。できることはフォローするから、と言いました。(まだ制作途中ですけれど)名曲揃いです!」と太鼓判を押しました。
続くは、椿鬼奴。
「YOU GIVE A BAD NAME」を披露後、「どうもありがとう。......はぁ、はぁ。喉が張り付いちゃって」と息を大きく吐きながらトーク。その後、彼女がヴォーカルを務めるバンド・金星ダイヤモンドの楽曲「塩の歌」を、増谷キートンをコーラスに熱唱します。
キートンとの合同作「YES LOVE」を張り付いた喉を無理矢理開きながら歌うと、最後は、彼女の半生を綴った(?)金星ダイヤモンドの「代官山から日吉へ行く物語」を。振り付けに積極的に参加してくださるお客様に「9割りやってくれているのが嬉しいですね」(キートン)「すごく素直な......中年」(鬼奴)と言葉を選びきれないまま感謝すると、フロアからドッと笑いが起こりました。
いよいよ、Like a Record round! round! round!が登場です!
「まだまだ盛り上がりましょう!」と呼びかけた藤井は、「LOVE SANSATION」を歌い上げます。すでに喉の限界を超えた鬼奴はかすれた声で「創聖のアクエリオン」「SAVING ALL MAY LOVE FOR YOU」を披露。RGは「FREEDOM」「FAINAL COUNTDOWN」を意気揚々と歌います。その間、遠藤とキートンが演奏したり、藤井と鬼奴がダブルドラムスになったりと非常に自由なステージです。
ここで、藤井は新しいアルバムに収録予定の新曲を。初披露とあって出だしを間違えてしまうハプニングもありましたが、サービス精神たっぷりで気遣いな藤井は「今日のことは一生忘れません。すこーんと歌詞が飛んじゃいました。次回はきちんと歌わせていただきます」と笑顔で頭を下げます。
その後、『王様のブランチ』のロケ中に制作したという「DINING TAROT」を披露後、「ナウ ロマンティック」で締めくくりました。
アンコールでは、出演者ほぼ全員で再び「kappo!」を披露します。
「初めてにも関わらず、こんなに来ていただいて嬉しいです。みなさんからはいつも元気をいただいています」(藤井)「みなさんの元気を奪って歌ってます!」(鬼奴)と、集まってくれた多くのお客様へ感謝。「つたない私達に会場を貸してくださった代官山UNITさん、スタッフさん、何より集まってくださったみなさん、ありがとうございます! またみなさんにお会いできるのを楽しみにしています!」(藤井)と呼びかけました。
楽しすぎて名残惜しいのか、その後も西寺さんがミステリーウーマンを「顔がデカい」と言っていた話や紅白歌合戦の話などし続ける面々。予定時間を1時間近くオーバーするなど、充実感たっぷりのリリースパーティとなりました。
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