よしもとニュースセンター : 今年は妖艶な姿に変身も!?　新喜劇の超人気キャラが笑って泣かせる「茂造の美しき謎」GWに上演

吉本新喜劇・辻本茂雄が演じる超人気キャラクター・茂造の、謎に満ちたルーツが明かされる特別公演が、今年も4月28日（火）から2週間にわたって、よしもと祇園花月にて上演されることが決定しました。毎年、関西はもとより全国から茂造ファンの皆さんが集まり、大好評を博している同シリーズ。「茂造の美しき謎」と題した今回は、茂造が妖艶に"変身"するという仰天情報も飛び交うなか、2月24日（火）に行われた記者会見には辻本と常連俳優である子役の玉山詩くんが出席。見どころや意気込みを語りました。

辻本は、「今回で7回目ということで、少し見た目も変えたい、と。オープニングにダンスやショーなどを入れて、これまでの6作とは全然違うものに仕上がっています」と見どころを紹介。もちろん、「笑って泣ける」という同シリーズの魅力は健在。爆笑新喜劇と本格芝居の両方が楽しめる二部構成も、例年通りです。昨年は6千人超を動員、過去6回で4万人以上のお客さんが観劇したという人気ぶりですが、「今年は全公演満席で7千人を目指したい」と、さらに気合を入れていました。

詩くんは、7年前になんばグランド花月の夏休み企画として行われたオーディションを見事勝ち抜き、茂造と新喜劇の舞台で共演。これをきっかけに、同シリーズにも3回目から出演しています。辻本曰く、「（初共演の舞台）当時、詩くんは5歳だったんですが、同じくオーディションで選ばれたお姉ちゃん役の子が、雰囲気にのまれてセリフを全部忘れてしまったんです。その時、5歳の彼がフォローしてくれたんですよ。『この子すごいな』と思いました」。現在は、舞台はもちろんテレビドラマにも出演するなど、プロの俳優として活動しています。7年のつきあいになるふたりは、すっかり家族のような関係だそうで、「俳優になったきっかけは茂造オーディション。つまり全部私のおかげですよね」（辻本）、「あ...はい」（詩くん）と絶妙なやりとり（？）も。「5歳の時に出会ったのは縁だったなと思う。茂造シリーズに毎年出させてもらい、本当にうれしい。辻本さんが教えてくれたことがほかの仕事につながっている。尊敬しています」という言葉には、「泣くで！」と笑わせつつ、思わず笑顔が弾ける辻本でした。

今回、舞台となるのは、とあるショーハウス。そこで働く人々が、それぞれいろんな人生を背負っているという設定です。ポスタービジュアルは、なんとカラフルなメイクを施された茂造で、辻本は「詳しくはまだ明かせませんが...」とにごしつつ、最後は「もういいです。女装してます！」と堂々宣言!?　ショーハウスで働きながら、ひとりの女性を育てた男の物語が中心に据えられるようです。また、キャストでは水玉れっぷう隊・アキが初出演。「彼はダンスもできるので、オープニングは任せようかな、と。アキくんと島田珠代さんと私がチームで笑いを取れれば、面白い感じになるのでは」と辻本。ダンスのかっこよさはもちろん、笑いもしっかり盛り込む予定で、稽古場面やダンスバトルなどを通じ、今までなかった形の笑いを組み入れているそうです。

辻本の娘役オーディションも行う予定で、「芯が強くて明るい、はきはきとした娘さん、いらっしゃい！」と呼びかけを。詳細は吉本新喜劇の公式サイトにて発表されるので、我こそはという方は、ぜひチェックしてみてください。

「ダンスシーンでの笑いとは？」との質問には、「真剣なダンスバトルに、（珠代らが）コミカルに入ってきたり。緊張と緩和で笑わせたい」。辻本自身も「激しくはないと思いますが、身体にむち打って少しは踊るかも」とのことなので、こちらもご期待を。同シリーズは稽古の厳しさでも知られており、今回も28日間にわたりみっちり行う予定だとか。「細かいところまでアドバイスしてくれる。役ごとにどういう風にやったらいいか教えてもらえます」と詩くん。辻本はそんな詩くんに、今回、同シリーズでおなじみの"天丼"シーンで、5ページ近くあるフリのセリフを演じてもらおうと考えている、とも。「今回の役も難しいが、期待しています」とエールを送ると、詩くんも表情を引き締めていました。

今年のGWも、茂造と一緒に笑って泣いて、楽しいひとときを！　チケットは明日2月25日（水）から発売開始。ぜひ家族揃って劇場に足を運んでくださいね。

● イベント概要