よしもとニュースセンター

２月28日（土）、東京・ヨシモト∞ホールにて『彩～irodori～Battle』が開催されました。

こちらは若手ランキングシステム「彩～irodori～East」において、いちばん上のカテゴリーである「～Member」の下位５組、その下のカテゴリーである「～Jr.」の上位９組によって行なわれる３ヵ月に一度の入れ替え戦。審査員票で選ばれた３組とお客様票で選ばれた２組、計５組が３月からの「～Member」入りとなるだけではなく、今回は翌日３月１日（日）に行なわれた『彩～irodori～Championship』の準決勝へ進出だけではなく、３月からの20組（TOP３含む）となる「Member」入りが確定するため、若手にとっては非常に重要なバトルとなりました。

そんなバトルに、「～Member」から相席スタート、ザ☆忍者、フレミング、ベイビーギャング、横澤夏子、「～Jr.」からアルドルフ、あわよくば、おかずクラブ、しゃかりき、春夏秋冬、田畑藤本、てのりタイガー、西村ヒロチョ、ランパンプスが参戦しました。

MCを務めるのは、この日で同ランキングシステムを卒業するジャングルポケット。この日も「彩～」ジャケットを羽織って登場した斉藤ですが、おたけに「後輩に渡さないと」と促されます。「非常に大事な一戦です」と今一度、念を押したのは太田。斉藤も「ファンだからとかじゃなく、面白い人に入れてほしい」と呼びかけました。

トップバッターは、春夏秋冬。浜中は「トップバッターなので、最後まで忘れないで」と笑顔で呼びかけてから、ネタを始めます。「ゴミがついているよ」と優しく教える武藤の言葉を、なぜか全く信じない浜中。頑に受け入れないさまに、武藤も段々イライラ。どたばたと激しく動き回りながら掛け合います。続くは、ザ☆忍者。「サプライズの見送りで感動したい」という要望を叶えようとする大久保ですが、相方・山脇に散々邪魔されて......。ベイビーギャングは、モテ期がとまらない北見に対して、りんたろーが「俺もカッコいいと言われたい」と言い出したことから始まる漫才を。
田畑藤本は、田畑が藤本へある種の挑戦を仕掛けるという展開に。緻密且つ理論的な掛け合いに、大きな笑いが。ランパンプスは実演販売をテーマとした漫才を繰り広げました。





２ブロック目のトップを飾ったフレミング。最近、いい感じでキャラが崩壊している印象の宮本ですが、この日も絶妙な壊れっぷりを披露。おかずクラブは彼女たちの代表的ネタと言っても過言ではないコントを。オカリナの化粧が若干濃いめなところに、並々ならぬ気合いを感じます。
それぞれのキャラが際立つ、てのりタイガー。ナルシストキャラ全開の村を、プロレスラーになりたいという渡瀬が茶化しまくります。西村ヒロチョは、一休さんとロマンティックが合体したネタを。最後には絶叫して舞台を去っていき、太田に「怖すぎる！」と指摘されていました。




最後のブロックのトップは、アルドルフ。小野が話したことを松下が実践し、実践したことを非難した小野が乗っかっていくというトリッキーな漫才で湧かせます。あわよくばは「こういう世界にいるからこそ、街中で気付かれたい」という小川を、ファビアンがハーフネタを盛り込みながら茶化していく漫才を。相席スタートは、コントで勝負。「私たちって付き合ってるのかな？」という、その気のない男性はドキッとしそうな発言をある種、逆手に取った巧妙なネタで存在感を見せます。
横澤夏子は、ハイテンションな英語教師を熱演。表情筋を巧みに使って披露する元気いっぱいのコントには、際立つ個性が。トリのしゃかりきは、得意なママさんバレーコントで大いに湧かせました。





お客様票の集計を待つ間、出演者全員でトーク。
太田の「自信がないという人」という呼びかけに、真っ先に挙手したのはフレミング。宮本は「夜中３時につくったくだりを入れ込んだというぶっ込んだんで、不安です」と語ります。ベイビーギャング・北見は「たぶん落ちましたね」と言いながらも、「Jr.でも売れるんで大丈夫です！」と宣言。示し合わせたわけではないのに、２人ともチェックのシャツで現れた相席スタート。山﨑は「ずっと１年間、Memberだったのに、ここに来てバトルに出ることになってしまった」と不安を隠せない様子です。


「（ニューヨークの）屋敷に（出演順を決める抽選を）引かせたら、１番引いた。バカヤロウだ」と言うのは、春夏秋冬・浜中。武藤は「でも、１番を引いたときの屋敷の表情が面白かったんでいい。１番でもよかった」と胸を張ります。おたけに「ちょっと人気あれば、Memberに上がれる実力はあるのに、人気ゼロなんだもん！」と指摘されたのは、田畑藤本。「ボケをつくることができなくて、ストーリーになってしまう」と説明したおかずクラブ・ゆいＰは、斉藤に「（出番後）よかった、よかったって言いながら、バナナ２本食ってた」と漏らされます。さらに、「女子プロレスラーを目指した時期があった」というオカリナと渡瀬による首ブリッジも披露されました。


「コントというかニューシングルというか、かなり迷った」と言うヒロチョ。「僕がやってるのは、テンション芸です」と断言すると、太田は「そう言われなくても、そう思ってた」と困惑気味につぶやきました。

いよいよ結果発表!!
お客様票で選ばれたのは、しゃかりきとフレミング。フレミニング・舟生は「いやぁ、よかった」とホッとした様子。この日が誕生日だった、しゃかりき・おっくんは「明日のチャンピオンシップ、がんばります！」と意気込みます。


審査員票でまず名前が呼ばれたのは、横澤。「よかったー!!　うれしいー!!」と絶叫しながら、「明日、女の子TOPになりたい！」と大きな目標を掲げます。続いて呼ばれたのは、田畑藤本。スーツのジャケットを投げ捨てて喜びを爆発させた藤本が「よかった！　初めてのMemberです」と発すると、会場から大きな大きな祝福の拍手が起こりました。


いよいよ最後のひと枠......。全員が祈る中、斉藤が告げたのは西村ヒロチョ！　うれしさのあまり、その場で倒れ込むヒロチョに駆け寄って診断し、「死んでいる......」と告げて場を湧かせる宮本。会場には「審査員、マジっすかーーー!!!」というヒロチョの絶叫が響きました。



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