ゆるスポ×スポヲチ prsents スペシャルトークライブ「ヤクルトファンなら聞いてみたい! 石井さん、今年のスワローズは正直どうですか?
3月30日(月)、東京・新宿ロフトプラスワンにて行なわれた『ゆるスポ×スポヲチ prsents スペシャルトークライブ「ヤクルトファンなら聞いてみたい! 石井さん、今年のスワローズは正直どうですか?』に、石井一久とトータルテンボスが出演しました。
本イベントは、国内のスポーツを幅広く且つゆる~い切り口で紹介するウェブサイト『ゆるスポ』(http://www.yurusupo.com)と、石井一久が初めてMCに挑戦しているインターネット・スポーツ番組『スポヲチ』のコラボレーションとして行なわれたもの。石井、トータルテンボスのほか、『ゆるスポ』の小島克典編集長、ヤクルトスワローズの昨シーズン全144試合のイラストを収めた『プロ野球画報』(ぴあ・刊)がちまたで話題となっている美術家・ながさわたかひろさん、ヤクルトスワローズファンの声優・松嵜麗さんも出演しました。
『スポヲチ』の生配信より、すでに始まっていた会場に登場した石井とトータルテンボス。同級団施設応援団「ツバメ軍団」によるトランペット演奏と「がんばれ、がんばれ、一久!」のコールで迎えられた石井は、「"がんばれ"と言われましたけど、がんばるところが僕にはないんです」とポツリ。客席から「よしもとでがんばれー!」と声を掛けられると、「がんばりまぁ~~す!」とのんびり返して笑いを誘います。また、優勝回数を訊かれると「5~6回ですかねぇ?」と首を傾げ、トータルテンボス・藤田に「しっかり覚えてないところがすごいなぁ」とツッコまれていました。
トータルテンボス・大村曰く、「ルミネの出番でスベり散らかしてきたので、ここで取り返そうとしています」と言われた藤田は、特技のプロ野球選手の出身校当てを披露。「最近、入れ替わっているから昔のほうが得意」と言いながらも次々と正解を出すと、会場からは歓声が。大村が「ネタは覚えないで、こんなことばっかり覚えてるんです」とボヤくと「ネタ合わせ、大っ嫌い!」と力強く断言。大村に「芸人、辞めちまえ!!」と罵倒されます。
そんな藤田は、千葉ロッテ・マリーズのファン。ファンの方もウェルカムムードで、一緒にスタジアムで応援することもあるそうです。一方の大村は読売巨人軍ファン。「同じ東京で......」と言った瞬間、客席には「あぁ?」とブーイング・ムードが。「まさにその巨人なんですけど、(地元である)静岡県のプロ野球中継って巨人戦ばかりなんで、自ずとそうなっちゃいました」と説明しました。
この間、全く喋らない石井。話を振られると、「僕はですねぇ、フライドポテトを。マヨネーズとケチャップ」と厨房にオーダー。「プロ野球、ほとんど観たことがないんですよね」と言いながら、「今日、ヤクルトファンの方は何人いるんですか? ヤクルトファン、なんで多いんですか?」と飄々と語り、大村に「あなたがいるからでしょ!」とツッコまれます。
「これは、僕調べなんですけどね」とポテトをつまみながら切り出した石井。「ヤクルトファンあるあるなんですけど、大体7年でファンは巣立っていくんです。高校生の頃に足を運びやすいからと来て好きになるんですけど、会社に疲れて来た頃に足を運ばなくなるんですよ」と持論を展開。「僕、2010年からヤクルトを描いてるんです! 今年で7年目です!」と驚くながさわさんに、「今年、我慢できるかどうかです!」とアドバイスを送りました。
小島編集長に「野球に興味のない石井さんが、どうしてドジャーズに?」と訊ねられると、「初めてできた夢だったんです。引き出しが多い欲しかった」返答した石井。」「どうしてヤクルト?」と言う質問には「当時、弱くて立地がよかったから」と答えつつ、「僕、プロに入る時にヤクルト以外は1位指名だったら、大学か社会人野球に行くって決めてたんですよ。あと、ヤクルトは2回出て行った男にもやさしいんです」と笑います。また、ファンからのエールについては「ピンチの時に、がんばれ石井コールをしてくれると、その期待に応えないといけないという使命感は湧きます。(その声援は)僕にしてるんじゃなくて、このピンチを抑えてくれということなんだと思っています。みなさんの声援でホームランを打てたとかはないけど、打つ努力はしようという気持ちが起こりますよ」と丁寧に返答。「いいことを聞いたね!」と笑顔で客席に話しかける、ながさわさんです。
今季のスワローズについて訊かれると、松嵜さんへ「どう思いました?」と突然、質問を投げかける石井。「細かいことはわからないから、精神論です」と丁寧に答える松嵜さんを「馬も一緒ですけどね、今日は艶がいいなとか表情を観ることで、技術を上回ることがありますよ」とフォローしながら、「なんでしたっけ? 質問」とポツリ。
今季については「1位になれるだけの戦力は......ないかなぁ。1位はおこがましいけど、2位か3位まではいけますよね。今は未知数の人が多いので、そこが整ったら上までいけると思いますよ。まぁ、僕は2位までいけると思いますけどね。真中(満)監督も自信を持っていましたから」と、広島での3戦を踏まえて語ります。
3戦目については「野球技術をしゃべりたくないです。あの試合は、黒田投手のストーリーを観ていただきたい。黒田選手がマウンドにいる姿に、広島の選手やメディア、観客も吸い込まれていく。あんなふうに周りを独占できる能力がある選手、いないですよ」と熱弁。「あの空気感だから、ボールもストライクになっちゃう?」と訊ねる大村に大きく頷きながらも、松嵜さんの「あの中で投げた杉浦投手はがんばっていましたよね?」という投げかけには、「あんまり注目してなかったです」とバッサリ。大村から「石井さんがいちばん黒田投手に吸い込まれてるじゃないですか!」とツッコまれると、「そうです。僕(の気持ち)はフェアグラウンドまでいってました」と笑いながら返しました。
「近い将来、監督になりたいか?」と訊かれると、「なりたいとか、なりたくないとかではない。僕みたいな若干、野球に詳しいですって全面的に言わない、ほんわかしている人を監督にしたいと思えるような器のある球団があれば」とコメント。大村に「じゃあ、オファーがあったら受けるんですか?」と訊かれると、「それとは別です」と答えます。ここから、ながさわさんのイラスト談義が続くも、「そんなことより、ポテトがない!」と騒ぎ出す石井のポテト待ちで、第1部の終了が伸びるというハプニングもありました。
第2部は、"褒められたい"という理由で自身が描いたイラストをパネルにして対象者本人に見せて半ば強引に褒めてもらうという「パネルアタック」を行なっているという、ながさわさん。この日、持参した石井の巨大パネルが披露されると、客席からはどよめきが。「かっこいい!」と藤田も感嘆します。
ながさわさんのイラストは「フォームが似ていますよね。野球が好きでも、あんなに似せることはできないし、選手のああいう描写はなかなかできないですよ」と絶賛していた石井は、巨大パネルをじーっと見つめて「ありがとうございます。これ、実物の大きさですか?」と投げかけ。全員が戸惑う中、藤田は「だったら、カズさん(石井)は2メートル60センチくらいあることになるよ?」とやさしく指摘します。この巨大パネルにサインとメッセージを入れた石井。喜ぶながさわさんから、小さなパネルをプレゼントされていました。
ここから残り2つの小さいパネルを賭けて、プレゼント大会が!
石井が「僕のいちばん好きな、ふるポテはなんでしょ~~か!」と出題すると、「奪三振は、とかくるかと思ったら」(藤田)「野球、全然関係なかったですね」(大村)とつぶやくトータルテンボス。もう1問も「昨日、何時に寝たでしょうか?」と、野球とまったく関係ない質問を出していました。
あまりの盛り上がりに「もう1問!」との声がかかると「僕、(プレゼント)あるよ!」と『島ぜんぶでおーきな祭』で沖縄からの航空チケットを取り出した石井。「石井クイズがもうないんだよなぁ」と悩みながらも、『スポヲチ』で話した現役時代、真中監督も遭遇した出来事について出題していました。
その後は質問コーナー。
「皆さんの好きな応援歌は?」という質問に、藤田は「西武の掛け合い、好きですよ。西武の秋山(幸二)さんの応援も好きだった」と返答。際立ったものはないという大村は「ちょっと前の、ジャイアンツの小笠原道大選手のとか?」と答えます。一方、石井が「ロッテの今江(敏晃)選手!」と答えると、藤田も「かっこいいですねぇ」と同調していました。
「いちばん印象に残っているチームの勝利は?」という質問には、「勝った負けたではなんとも思わないですけど」と前置きして「優勝を決める試合は覚えてますね。この日を目標してやってますし、そんなに経験できるものじゃないから、"今日優勝できるかもしれない"と思うと、そわそわする。優勝は、みんなの最大の笑顔が観られる瞬間なんで嬉しいですよね」と語りました。
小島編集長から「野球の話は尽きないですが、石井さんが飽きて来たので(笑)お開きにしましょう」と声がかかり、イベントは終了。
ながさわさんからいただいた小パネルを忘れて楽屋に戻る石井に、客席から「一久〜! 忘れもの〜〜!」との声が。すぐに取りに戻って「これ、もらっていいんですか? ありがとうございます」と大事に持ち帰りました。
『スポヲチ』は、次回放送よりリニューアル。4月16日(木)21時から、スリムクラブ・真栄太とメジャーリーグ解説者・AKI猪瀬さんを招いて、1週間のスポーツニュースを追いかけます。詳細は、公式Twitter(https://twitter.com/spowatch)をチェックしてください!
写真クレジット:ぴあ(撮影:川野結李歌)
【トータルテンボス】