笑って、楽しんで学べる学校"笑楽校"in イオンモール幕張新都心(4/5)
4月1日(水)~5日(日)、『笑って、楽しんで学べる学校"笑楽校"in イオンモール幕張新都心』が行われました。
普通の学校にはいない面白い先生たちが、笑って、楽しめて、学べる授業を開き、子供の新たな才能を育てる吉本興業と東京学芸大学によるプロジェクト『笑楽校』。
今回は、家族連れで賑わう春休みの千葉県・イオンモール幕張新都心において、品川庄司・庄司、フルーツポンチ、ダイノジ、ロバート・山本、パンサー・尾形が日替わりで先生となり、授業を開いた他、期間中は『東大芸人 田畑藤本・藤本からの挑戦状』と題されたクイズラリーも実施しました。
ここでは最終日の5日(日)、パンサー・尾形貴弘を国語の先生に迎えた「メンタルが元気になるギャグを考えよう!」の様子をレポートします。
授業には約30名の子供が生徒として参加。
まずは、田畑藤本の2人が「こんにちわ」と登場すると、「こんにちわー!」と元気よく挨拶が返されます。
2人から授業内容の説明があったところで、チャイムが鳴り、いよいよ先生の尾形が登壇するや否や、「どうもみなさん、サンキュー!」と「サンキュー!」をさっそく連発。
歓迎ムードながら、笑いは薄く、「面白いとかじゃないですね。メンタルが元気になるギャグですから。面白いギャグとは言ってないですから」と早くも汗だくで弁明に追われます。
尾形は続けざまに「男はメンタル! メンタル! メンタル! メンタル! メンタル! メンソレータム、すぅー!」と全力で吠え、「こういう勢いだけでギャグって出来るのよ。なんでもいいのよ。どんどん書いてもらおう」と、生徒に配布された"メンタル!シート"へギャグの記入を促します。
とは言うものの、いきなりのことでなかなか筆が進まない生徒たち。
見かねた尾形が「元気になる言葉、好きな言葉、好きな食べ物...元気になればいいんだから」「面白いとかじゃないから」と声をかけてまわると、「NSCで習ったのはちょっと違うんですけど(笑)」と藤本が思わず異議を唱えるシーンもありました。
また、「好きな車種とか、エスティマ! とかなんでもいい」と大人ウケを狙った発言をする尾形は、田畑から「ワゴンRとか?」と合いの手がはいると、反射的に「ワゴンR!」と頭の上に腕で"R"を表現。
そうこうするうちに、ギャグを書き進める生徒が増え始め、尾形は「いいね」「面白かったら、俺パクるからな」「これ『イロモネア』でやろう」と子供のギャグに熱視線を送ります。
そして、尾形に背中を押された男の子が先陣を切ることに。
両膝をつきながら、頭上で栗の実を表す「ガックリ!」なるギャグを放ち、「すごいでしょ! すごいでしょ、うちの生徒!」と担任気取りで絶賛する尾形でした。
続いての女の子は、以前からクラスで披露しているという言わば"持ちギャグ"を抜群のキレで繰り出せば、次の男の子は8.6秒バズーカー・田中シングルのコピーでそれぞれわかせました。
また、パンツ一丁になっての「東京スカイツリー!」と言い放った男の子は、準備する様子も含めて爆笑を誘い、最後の男の子は、ポーズはスカイツリーとかぶりながらも「マルちゃん正麺!」と麺を全身で表現。
こうしして一度ギャグを発表した子供は、再度ギャグを発表したくて挙手しますが、尾形によれば「(ギャグを)やった人は何回もやりたくなっちゃう」「たまに俺もウケる時があるのよ。それが忘れなくてずっとやってるから」とギャグの中毒性を説くのでした。
但し、「スベる時あるからな、気をつけろ。調子に乗ってると、とんでもないスベリ方するから」と忠告し、「ギャグは人生だから。スベってもスベっても立ち上がって、どんどんどんどん...(笑)スベっても立ち上がって、人生生きていこう。そうだな、おー!」と自分で自分の論理に苦笑しながらも、必死に熱いメッセージを伝えようとします。
記念撮影を挟み、尾形は言い足りなかったのか、「スベってもいいんだから。死ぬわけじゃないんだし。楽しく生きよう! ポジティブに。イヤなことがあっても寝たら忘れる。お兄さんもいろいろありましたから」と熱弁。
授業の終わりを告げるチャイムが鳴ると、「それではみなさん、全員でサンキューで終わろう。お母さん、お父さん、育ててくれる人たちに向けて、せーの、サンキュー!」と声を揃えて、締めくくりました。
その後は、子どもたちからサインを求められ、初めて出来た教え子との別れを惜しんだ様子の尾形でした。
今後とも『笑楽校』の活動にご注目ください。
笑楽校:http://yoshimotoshogakko.com/
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