よしもとニュースセンター : バンビーノ＆8.6秒バズーカーも参戦表明！MC小籔千豊が『歌ネタ王決定戦2015』開催発表会見

「歌と笑いを融合させた歌ネタ」の頂点を決める『歌ネタ王決定戦』（MBS）が、今年も開催されることになりました。歌ネタ・リズムネタが巷を席巻するなか、3回目となる今大会で激戦を勝ち抜くのは誰か!?　エントリー受付が始まる4月24日（金）に行われた開催発表会見には、MCを務める小籔千豊が出席。途中からスペシャルゲストも加わり、賑やかに大会をPRしました。

まずはMBSの長富剛プロデューサーから概要説明が。今年も引き続き、応募資格はプロ・アマ・キャリア・所属事務所不問で、コンビ、即席ユニットでの出場もOK。エントリーサイトから2分間の動画を送信すればエントリー完了となります。9月に開催される決勝戦は、MBSにてゴールデンタイムに生放送。優勝賞金は300万円となっています。長富プロデューサーは「（歌ネタ・リズムネタブームの）この勢いに乗り、さらに大会を大きなものにしていただきたい」と期待を込めました。

小籔は「唯一と言っていい関西ローカルの賞レース。何とか全国ネットにしたいとMBSの皆さんは思っておられるでしょうが...僕はぶっちゃけどうでもいいです」とボケつつ、「でも優勝した子たちを見ていると、全国ネットでした方がいいのではと思う。今年はまだ関西ローカルの予定ですが、僕やMBSのためではなく、彼らのキャリアのステップアップにつながるよう、頑張っていけたらいいなと思います」と挨拶。また、生放送中にアクシデントが起こった昨年を振り返り、「今年も（アクシデントを）期待していただくのもアリ。MBSが威信にかけてミスをしないようにするかもしれませんが、毎回ミスがあるかもしれない賞レースはこれだけでは」と笑わせました。

さらに、既に出場を表明している芸人を代表し、8.6秒バズーカーがVTRで登場。田中シングルは「一発屋とささやかれているので、賞レースで結果を残すと世間の目が変わるはず。だから（今大会に）賭けてます！　『ラッスンゴレライ』はやりません！」と鉄板ネタの封印を決意。はまやねんの「僕はいやです。やりたいです」という反対も意に介さず、「新ネタで勝負を賭けたい」と話しました。優勝賞金300万円の使い道は、「サングラスが1個しかないので、50個ぐらい買おうかな」（はまやねん）、「全部貯金します。貯金しておけばサングラスも買えます」（田中）。最後は『歌ネタ王決定戦』の説明を「ラッスンゴレライ」に乗せて披露し、「絶対優勝します！」と気勢を上げました。これを見ていた小籔は、「ああいうブームになっている子は本当にかわいそう。あんなに忙しいのに新ネタなんて...僕は売れている時の（レイザーラモン）HGを隣で見ていたので、大変やろうな、と。身体だけは気をつけて頑張って」と先輩らしい気遣いを見せます。

続いては仕事で東京にいるというバンビーノが、生電話で意気込みを。「出ます！」と元気いっぱい宣言したふたりですが、小籔から「歌ネタふたつぐらいある？」ときかれると、「今のところないので、新ネタを作って、試してウケないなと思ったら『ダンソン』（ダンシングフィッソン族）に切り替えようと思います」（石山）。2年連続、準決勝で涙をのんでいるだけに、今年に賭ける思いはひとしお。優勝賞金300万円が手に入ったら、「海外のどこかに武者修行に行きたい」とのことで、これには小籔も「いい答え。一気に応援する気になったわ」と感心していました。もちろん、8.6秒バズーカーに負けじと、電話口で「ダンソン」も熱演。これから始まる闘いに勝ち「ニーブラ」できるよう気合を入れていました。

と、ここで佐野元春さんに扮したレイザーラモンRGが会見場に乱入！　「新ネタを皆さんにだけお聞かせします。あるあるじゃありません！」と言い出し、「佐野元春さんが『ラッスンゴレライ』を朗読する」ネタで爆笑をさらいます。小籔からは「8.6秒バズーカーのつぶしやないか！」と厳しくツッコミを入れられましたが、さらに「ダンソン」まで朗読しようとするなど、全くブレないRG。昨年は椿鬼奴とのユニットで決勝に進出したため、「今年もさまざまなユニットを駆使して出場し、どれかひとつでも決勝に残りたい」と燃えています。優勝賞金300万円は、あるあるのCD化に向け、権利関係をクリアするために使いたいそう。『歌ネタ王決定戦』あるあるも「ひとつだけあります」とのことで、カルチャークラブの『カーマは気まぐれ』に乗せ「決勝に残ったら『明石家電視台』出れる」と歌い上げました。

この後の質疑応答ではRGに質問が集中。「8.6秒バズーカーやバンビーノなどの後輩に負けられないという気持ちがあるか」ときかれると、「彼らのおかげで吉本の劇場が盛り上がっている。幕張や沼津の劇場も満員になっている。ありがとうしか言えない」「お笑いブームはもうないかもしれないと思っていた。でもすぐ来た。ありがとうしか言えない」と佐野さんになりきって回答。「大会でも朗読スタイルのネタをやるのか」との質問には、以前やったことがあるという「KARAの『ミスター』はぜひやりたい」と答え、これ以外にもしあつ野郎とのユニットや「ぜひオファーしたい」という鬼奴との再タッグも構想にあるようでした。

● 大会概要