よしもと春のイベント祭り in 新宿モリエール 『菊地と林のアイドルパンチ!~スルースキルズ編~』
4月16日(木)、東京・新宿シアターモリエールにて、よしもと春のイベント祭り in 新宿モリエール 『菊地と林のアイドルパンチ!~スルースキルズ編~』が行われました(※以下、敬称略)。
ポテト少年団・菊地とかたつむり・林が、アイドルをゲストに迎えてトークを展開するライブ『アイドルパンチ!』は、東京・神保町花月をホームに開催してきましたが、今回はその出張版的な位置づけです。
開演時間を迎えると、温かな拍手に迎えられながらトレードマークのメガホンを持った菊地、ラフなスタイルの林がステージに登場。
ライブの趣旨説明をした後、よしもと芸人のなかでも特にアイドル好きなエリートヤンキー・西島、LLR・伊藤、カナリア・ボンの3名を呼び込みます。
今推してるアイドルとして、ボンがAKB48・大森美優の名前を挙げるも、アイドルに疎い林だけピンと来ず、父親が元・読売ジャイアンツの選手だと聞くと「えー!?」と一人驚愕する林。
そんなアイドリングトークを経て、いよいよゲストのスルースキルズが、お約束の「帰れ!」コールに迎えながら登場すると、メジャーデビューシングル『幕開けセンセーション!』を披露します。
場内のボルテージが高まったところで、当ライブのメインであるトークがスタート。
現メンバーの12名中、今日は大阪在住の三期生・秦あみを除く11名がかけつけたスルースキルズですが、まずはロンドンブーツ1号2号・田村淳のプライベート企画から誕生し、「罵っていいアイドル」がコンセプトといったプロフィールをキャプテンの西尾舞生が紹介します。
LLR・伊藤から「子供いませんよね?」とさっそくいじられた西尾は、「私と(みづき)あかりに関しては、産休はOK」と淳からの了承が出ていると明かすなど、さっそく掛け合い展開。
また年齢の話題では、もう一人の三期生・佐伯るなが16歳で最年少を名乗りますが、佐藤ももこが「14歳です」とイタイ発言を放ち、再び「帰れ!」コールを芸人から浴びることに。
彼女たちが優勝し、メジャーデビュー権を勝ち取った昨年の『めざせトップアイドル あるある甲子園』について話題が移ると、菊地は「いろんなことを言われたと思うけど、あの決勝の時のスルースキルズは優勝にふさわしかった」と改めて称え、それを聞いたスルスキは嬉しそうな表情を見せます。
ちなみに、菊地とともにリハーサルを見ていたボンは、「この子ら、一番いいわ~。絶対優勝や~」と目を輝かせたのが、すでにメジャーデビューしていたゲストのNEO from アイドリング!!!だったとの天然エピソードも。
スルスキと言えば、罵っていいワード「罵りワード」がメンバー一人ずつつけられているのも特徴で、初見の林は「へぇー」と興味津々。
そこで、来場者より事前に募ったアンケートから「正直、自分の罵りワードがしっくりきてない?」との質問が読み上げられ、「下衆」のみづきあかりと「腹黒」の秋本江里奈、「嘘つき」のシュアンの3名が「しっくりきてない」のBの札を挙げます。
最初に、腹黒というキャラは表に出しにくく、「しっくりきてないというかどうしたらいいのかな」といった悩みを打ち明ける秋本。
一同から様々な提案やエピソードが出るも、最終的に「ずっと腹黒でやってますし、そこは自分の努力次第でどうにかしないと」との結論を出す秋本に、「時間返してくれよ!」と菊地から正論のツッコミが飛ぶのでした。
「下衆」を否定するみづきですが、ドアを締めずにトイレで用をたしたり、自室にアダルトグッズを散らかしているといった暴露がメンバーから噴出。
すると、みづきは「うちを秘宝館みたいにしたくて。入場料とりたい」との仰天プランを口にし、「罵りワード、館長だよ!(笑)」(西島)などと総ツッコミの対象となるのでした。
最初に間違えてAの札を挙げていたのは、台湾出身で罵りワードが「嘘つき」のシュアン。
時折、日本語がわからなくなるシュアンに、これまで仕事で2回一緒になったという伊藤が「都合悪くなると日本語わからなくなるんですよ(笑)」と嘘つきぶりを後押しします。
また、当然のように増田みなみのサングラスいじりが始まると、「足かせだと思うんですよ」と西島がアイドルが顔を隠すデメリットについて語り始めるも、増田はヘラヘラしっぱなし。
サングラスを外すタイミングは「(日本)武道館、行く時や」(ボン)との妙案も出ますが、「サングラスかけてると、"あ、スルスキだ"っていう人もいるから」といったサングラスキャラが浸透しているので、増田自身から外す予定はないようです。
続いて、佐伯るなは、罵りワード「世間知らず」通りのエピソードが続出。
ICカードでしか電車に乗ったことがなく、切符を買うことが出来ないとし、一人での外食は「えー、スタバなら...」と答えます。ボンの「いつも朝食、何食べてんの?」との素朴な質問には「プロテイン」と返すなど、佐伯の言動に場内騒然!
一方、佐伯にライバル心を燃やす(?)佐藤は、食べられないものを訊かれ、「うーん、アリとか?」と答え、「おもろいなあ(笑)」と芸人を唸らせる一幕もありました。
来場者からの次の質問は「スルースキルズでなかったら、どっちに入りたい? A:AKB48、B:ももいろクローバーZ」でしたが、奇しくも前列の札が「BABAA」(ババア)になってることに林が気づき、大笑い!
ここではAのAKB48を選んだ辺見は「もともと入りたかったんですけど、公式ライバルを受けて落ちちゃって...」と乃木坂46のオーディションを受けた過去を明かせば、佐伯は「ももクロさん、衣装が重たそう」とまさかの理由を告白。
また、みづきは5年ほど前からモノノフ=ももクロファンだそうで、一緒にライブへ出かけたという根本羽衣は、揃いのパーカーで宣伝活動をするモノノフたちを見て「みんな楽しそうでした」と回想します。
その他、AKBの総選挙に難色を示し、ももクロを選ぶメンバーが多いなか、椎名あつみは「スルースキルズが大人数で、楽屋が戦場みたいで」と大人数ユニットならでは苦難に触れ、「仲悪いじゃないですか!」(西島)、「ピンになるしかないね」(菊地)ともっともな指摘を受けることに。
3つめの質問「彼氏が浮気したとして? A:彼氏を責める、B:浮気相手を責める」では、Aの西尾がカビ洗浄剤を男に吹きかけた過去を明かせば、Bの辺見は「彼女をぶっとばして、謝らせて仲間になって、彼氏をぶっとばします!」と言いのけ、「こわっ!」と芸人陣を怯えさせます。
最後に選ばれた質問は「実はみづきあかりよりエロいメンバーは? A:西尾舞生、B:大森由佳」で、A派が多数を占めるも、みづきからは「シュアンは(男に)だらしない」と選択肢以外の名前が。
すると西尾が、みづき、シュアン、元メンバー・栗山夢衣との4人で海へ出かけた時のエピソードを語り、そこでのシュアンが「一番、男ウケの水着を選んだりとか、ナンパをすごい待ってる」ような雰囲気だったそうです。
そうしたエピソードを受け、「シモネタは嫌いじゃないですよ(笑)」と言いのけるシュアンに一同爆笑!
終演時間が迫ったところで、スルースキルズのテーマソング的な楽曲『ののしって』を披露し、盛り上がる客席にはサイリウムを振るボンの姿もありました。
パフォーマンスが終わり、パラダイステレビの仕事で退席するみづきを見送ったところで、「やっぱり歌はいいよね。パフォーマンスはホントいいと思ってる」としみじみと感想を語る菊地。
しかし菊地は、「るなちゃんはもっとイケる。遠慮してんのよ。周りにビビってるんじゃない?」「とんでもないエアロビみたいなダンスするんだから」と、彼女がかつて所属していたユニットを引き合いに、佐伯の潜在能力に期待をかけます。
スルースキルズは、来る5月3日(日)、東京・渋谷TSUTAYA O-WESTにて開催されるワンマンライブにて、500人動員できないと解散が発表されており、菊地も4月28日(火)生配信のニコ生『ポテ少菊地の会議室(第9回)』(http://live.nicovideo.jp/watch/lv217931164)に、メンバーをゲストに招き、解散回避の後押しを約束。
(※4月24日に、500枚の前売り券が見事完売に至りました)
また、菊地は「この『アイドルパンチ』、結構出世ライブで、菊地亜美ちゃん(当時、アイドリング!!!)とか新川優愛ちゃんとか出てるのよ」と過去の出演者を挙げれば、林が「ブレイクしたら言うんだよ。"私達は『アイドルパンチ』で育ちました"って」と付け加えて笑いを誘います。
最後は西尾が「ぜひ私達の夢に加担してください」との熱いメッセージを残し、拍手を浴びながらステージを後にすると、「解散して欲しくないので、私達も応援しに行けたら行きましょう」と菊地が呼びかけて、終演時間を迎えました。
●スルースキルズ公式サイト:http://surusuki.com/
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