アメリカ•シカゴのコメディ帝国『The Second City』による書籍『なぜ一流の経営者は即興コメディを学ぶのか?』発売。
よしもと芸人出演の新しいスタイルの即興コントショーとして、『The Second City Japan Show』や、『THE EMPTY STAGE』など、新型エンタメショーが昨年から実施され、大好評を博しています。
その即興(インプロヴィゼーション)劇のノウハウの源となった、アメリカ•シカゴを本拠地とするコメディ帝国『The Second City(セカンドシティ)』を題材とした書籍『なぜ一流の経営者は即興コメディを学ぶのか?』が、
4月17日発売されました!
発売を記念して、この書籍の編集をご担当されているディスカヴァー・トゥエンティワン取締役編集局長の藤田浩芳さんにお話を伺いました。
――今こうして「即興コメディ」や「セカンドシティ」に関しまして、(よしもと芸人による新しい即興ショーの開催などで話題になっているのもそうですが)良く話に出るようになってきていると思うのですが、もともと藤田さんがこの「セカンドシティ」や「即興コメディ」を知るきっかけ、触れるきっかけになったのはどういったことからでしょう。
昨年、フランクフルトで開催されたブックフェアで、エージェントから、弊社社長と私に原書が紹介されました。非常に面白いと思い、弊社で出版することを決めました。その際によしもとの芸人さんの中でもセカンドシティが話題になっていると伺いまして、とても興味を持ちました。実際、完成した翻訳原稿を読んでみましたら、たいへん内容が濃く、ビジネス書として優れた本だと思いました。
――発売されて何か反響はありましたか。
全国各地、どの書店さんでも売れています。お読みいただいた方からは「あらゆる局面で仕事をうまくいかせる方法を教えてくれる本」といった好評をいただいております。息長く売れる本になると思います。
――藤田さんはご自身としても部下をまとめる立場にいらっしゃると思いますが、この書籍から藤田さんご自身が取り入れたこと、意識するようになったことなどありましたら教えてください。
この本の原書のタイトルにもなっている「Yes,and」という手法は役に立っています。まず始めから「No」と言ってしまったら、そこで話は終わりになってしまいますが、一度言葉を飲み込んででも部下の意見を聞くようにすることで、いい方向に話が発展することがありますね。
――この書籍をどういった方に読んでほしいと思われていますか。
大企業の経営者から、小規模なチームのリーダーまで、見ていただければきっと何かヒントになる本だと思います。セカンドシティの舞台で活躍する俳優も何十人という方たちがステージに立つのではなく、少人数の掛け合いでも舞台が盛り上がるように構成されているわけなので、経営者だけではなく、3人くらいのチームのリーダーの方が見ても生かせることが書いてあると思います。
――表紙がとても手に取りやすいデザインで、興味を持ちました。
ビジネス書ではありますが、コメディ劇団を題材にしていて非常に読みやすい本なので、デザインも堅くならないようにしました。内容的にも、むずかしい表現など全然なく、すんなり頭に入って来ると思います。やはり実際にあった舞台の話ですとか、具体的なやり取りなどの例が豊富に出てくるのでわかりやすく面白いですよね。ボリュームはありますが、読み始めたら、あっというまに読んでいただけると思います。
――藤田さんは日頃からバラエティ番組などをご覧になったりしますか?
今はあまり見ないのですが、30年くらい前は吉本新喜劇を観に大阪まで行ったこともありますよ。チームを重視して(この本の中では「アンサンブル」と言っていますが)、皆が面白いものを作り上げようとしている点は吉本新喜劇もこのセカンドシティの舞台と通ずることがあるように思います。
よしもとの芸人さんがこのセカンドシティの要素を取り入れていらっしゃるという「THE EMPTY STAGE」も是非拝見したいと思います。
――最後にこの書籍の見どころなどをお願いします。
結構分厚い本ではありますが、どこかページを開けていただければ、そのページに必ず目からうろこが落ちるようなことがあると思います。一人でも部下のいらっしゃる方から大企業の経営者まで、また、業種も小売からメーカーまで、どんな仕事をしていらっしゃる方でも、コミュニケーションの心構えや組織力の伸ばし方が学べる、非常に役立つ本になっていますので、是非店頭で一度お手に取っていただければと思います。
■書籍の詳細
発売日:2015年4月17日
書籍タイトル「なぜ一流の経営者は即興コメディを学ぶのか?」
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
全国書店で好評発売中