犬の心・いけや×ジューシーズ・松橋『経験ゼロでも家庭で簡単にできる! お笑い芸人から学ぶおもてなし料理』
5月10日(日)、東京・渋谷Connecting The Dotsにて『経験ゼロでも家庭で簡単にできる! お笑い芸人から学ぶおもてなし料理』が開催され、犬の心とジューシーズが出演しました。
こちらは、教えるスキルを持っている個人がウェブを通じて学びたい生徒を募集して自由なレッスンやワークショップが開催できる場を提供しているストリートアカデミー株式会社とよしもとのコラボ企画によるイベント。
さまざまな分野で特技を持つお笑い芸人を講師に迎えて楽しく学べる講座を開くことになり、その第1弾として「お笑い芸人からおもてなしのスキルを学ぶ講座」として、まずは4月に出雲阿国が『3日で一億円を稼がせた風水芸人、ずも姉から学ぶ人付き合い開運風水」を開講。そして、今回は料理が得意な犬の心・いけやとジューシーズ・松橋による料理講座が開かれたというわけです。
2人の手料理が食べられる貴重なイベントとあってか、募集した16席はあっという間に完売。登場したいけやは「今回のテーマは"おもてなし"です。普段のライブでは衛生基準法などの関係で手料理を食べてもらえることはないんですけど、今日は大丈夫ですから。段取り(料理手順)を観ながら覚えていただき、ぜひ手料理も食べていってください」と挨拶。ファッションチェックとして割烹着姿のいけやに対して、松橋はファンの方からいただいたというエプロンを披露します。
本来、参加予定はなかったものの、受講してくださったみなさんにより楽しんでいただくために、アシスタントとして犬の心・押見、ジューシーズ・赤羽&児玉も参加。お茶をついだり、配膳やお皿への取り分けなど積極的にお手伝いしていました。
まずは、いけやが「茶碗蒸し」の作り方をレクチャー。押見も「これ、女性がつくってくれると"料理できるな"っていう感じしますよね」と興味津々です。
いけや曰く、蒸し器で作るとキメが細かくなめらかな茶碗蒸しができるそうですが、「なかなか大変なので、今日は土鍋と電子レンジでつくります。すげぇ簡単なんですよ」と説明。キッチン周辺に集まっていただき、玉子の大きさに対してのだし汁の割合、出汁は粉末でもいいなど細かくアドバイスしながら、手際良く作っていきます。
スタッフが用意した土鍋が電子レンジで使用できないというハプニングはあったものの、自宅から持参した土鍋で対応。過熱時にできやすい表面の穴をつくらないために、細かく泡立った部分はライターなどの火であぶるとなくなるとか。また、爪楊枝などを指して、表面に水分が出て来ないとできあがっていることが確認できるそうです。
「見た目が気になるという人は、できあがった茶碗蒸しに片栗粉でつくったあんをかけると綺麗に見えますよ」などの繊細なアドバイスに、受講者からは「すごい!」との声が。「こんなんでいいのかなぁ。でも(喜んでもらえて)気分がいいね」とまんざらでもない表情を浮かべるいけやです。
担当の料理の準備を進めながら、「いけやさんの料理は勉強になる」と感心する松橋。また、包丁の使い方として「慣れていない人は、先をまな板から離さないことを意識するといい」とアドバイス。実践した赤羽は「本当だ! うまくキレる!」と感動しながら、「いけやさんがバイト先にいてくれたら、やめなかっただろうなぁ」としみじみ語っていました。
温かいうちに食べて欲しいということで、早速、全員で試食。「いい匂い!」「上手い!」などアシスタントの3人はすぐさま平らげました。
続いては、松橋が「赤いトマトソースの冷や奴」を。
ホールトマトと白だしを合わせてソースを作る松橋に、「トマトと白だしは本当に相性がいいよね」と声をかけるいけや。トマト缶はミキサーにかけるとさらになめらかになるそうで、「オリーブオイルはあとで加えてほしい。じゃないと、ミキサーを洗うのが大変になる」と"掃除芸人"でもある松橋らしい発言も。受講者からの「ソースはつくり置きできますか?」との質問には、「2日は保ちます」と返事します。
薬味としてシソと天かすを取り出すと、「こいつの料理には天かすがよく入ってるんですよ」と児玉。最後にコーヒーフレッシュをかけて、見た目も美しい一品が完成!
天かすとシソがない場合は「ミョウガとかアボカドとかをかけてもいい」と返した松橋に、「ナッツでもいいんじゃない?」と補足するいけや。「発想さすがですね! 絶対合いますよ」と力強くうなづきます。
試食したいけやは「白だしとトマトの相性はやっぱりいいね。麺も合いそうだな」とポツリ。この日は、まさに"料理人"そのものです。
3品目は、いけやによる「ちらし寿司」。「これに関しては教えることは特にない。すし酢も市販のものを使えば、おいしくできます」と言いつつも、"おもてなし"ということをふまえて実際、お寿司屋さんが入れているという練り梅を炊きあがった白米の中に投入。「食中毒対策にもなりますよ」とアドバイスします。
炊きあがったばかりのご飯にすし酢、練り梅をまぜて、お皿に盛りつけ。醤油とみりん1対1で浸けたマグロ、新ショウガ、湯通ししたレンコンとにんじん、スナックエンドウ、茹でた海老、アボカドなどをちらして完成。「キレイ!」と声をあげた児玉は「新ショウガがいいっすわ! うまい!」と完食。松橋も「いけやさんの料理は優しい味。バランスがすごくいい。うまいです」としみじみ語ります。
も、突然「やっちゃった!」と言い出すいけや。冷蔵庫に入れておいたイクラを乗せ忘れたようで、赤羽や児玉が受講者1人ひとりにスプーンで取り分けます。赤羽は食べきれなかったグループからいただいたちらし寿司を、おいしそうにほおばっていました。
最後に、松橋が『アメトーーク!』でも披露した「つけカルボナーラ」のレシピが配られると、受講者からは歓声が!
いけやがちらし寿司を調理している間に、ベーコンを炒めたりと準備を進めていた松橋。豆乳を使うヘルシーなレシピは「生クリームだと、僕はちょっと重いなと感じたので豆乳で。牛乳は甘みが出るけど、その辺はお好みです」と補足。チーズについても「モッツァレラチーズとか、ちょっといいヤツを試してみたこともあるんですけど、濃くなりすぎる。つけカルボナーラには粉チーズがいいと思います」と自らの経験を踏まえたアドバイスに、受講者も感心しながらメモを取っていました。
「38歳のお腹いっぱいな俺に、カルボナーラはピンと来ない」と正直に言い出す押見ですが、ひとくち食べて「うまいわ」と満足そう。試食したいけやは「トマトの酸味が合う」とコメントします。おいしそうに試食する受講者に、松橋は「ラー油を入れると味が変わっておいしいですよ」とアドバイスしました。
すべての料理をふるまって、「不慣れながらもできたかな」と安堵の表情を浮かべるいけや。ボーッと佇む姿を観た押見が「テンションが......(さっきと違う)」と笑うと、「オフっちゃった」と笑いながら返します。一方、松橋は「作った料理を食べてもらうという機会はなかなかないので、今日は食べてもらえてよかった。いけやさんの技は、僕も勉強になりました」と語りました。
得意な料理がかぶっていないため、一緒に料理するのが楽しいという2人。「食い倒れツアーとかやりたいね」と楽しそうに話していました。
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