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2015年6月13日 (土)

役者×芸人による珠玉のコントをお届け! 川谷修士・諸岡立身演出のコントユニット『トーキョーハイライトメンソール』、旗揚げ公演迫る!

6月12日、東京・よしもと本社にて、6月18日(木)~21(日)に下北沢シアター711で上演される『トーキョーハイライトメンソール vol.1』の舞台稽古が行われ、稽古後に川谷修士(2丁拳銃)と諸岡立身さんに、舞台についてのお話を伺いました。

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トーキョーハイライトメンソールとは、修士(2丁拳銃)と、諸岡さん率いる"役者が演じる上質なコント"をテーマにコント公演を行っているトーキョーハイライトがタッグを組み、立ち上げた新たなコントユニット。修士をはじめとするよしもと芸人と、小劇場で活躍する役者達が共演し"作り込んだ良質なコント"を上演予定。お笑いファンや演劇ファンの垣根を超え、舞台を愛する全ての人に珠玉のコントの数々をお贈りするユニットなのです。

この日の稽古は、修士と諸岡さんの漫才のパートから。オムニバスコントで構成される今回の舞台ですが、コントから派生する漫才のパートがあるとのこと。諸岡さんいわく「ふだんはガッチガチのコント練習をやってる」そうですが、この日の稽古はコントの練習というよりは漫才のネタ合わせに近く、あまり舞台稽古という雰囲気はしなかった(笑)のですが、貴重なものをみることができました。

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1回の漫才を通しで数回やるのですが、毎回驚くほど変わっていくので、稽古をみているこちらも飽きません。試行錯誤を繰り返し、だんだん構成が固まっていったところでこの日の漫才のパートの稽古は終了。

若干の休憩をはさみ、続いては平田敦子さん、井本英志(インポッシブル)、足立信彦(順風男女)さんも加わってのコント稽古。真剣な表情で稽古に臨むみなさんですが、こちらもやるたびに変わる部分があって、演出している諸岡さんが思わず吹き出す一幕も。

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稽古後、修士と諸岡さんのふたりにお話を伺いました。

――『トーキョーハイライトメンソール』の旗揚げのきっかけは?

修士「諸岡くんは元芸人で、僕の後輩なんですけど、今は作家と役者をやっていて。彼がトーキョーハイライトっていうコントユニットを立ち上げて、もう10年ぐらいになるんです」

諸岡「僕が基本的にコントを書いて、それを芸人ではなく、小劇場で活躍されている役者さんに演じてもらうというコンセプトのユニットで」

修士「それを知っていて、で、一緒にできないかな?というところからですね」

――じゃあ、修士さんが"メンソール"?

修士「(笑)そうですね。いわば僕がメンソール......ハッカの方ですね」

――スパイス的な。

諸岡「あ、いいこと言う」

修士「そうですね! 今度からそう言いますわ(笑)」

――諸岡さんは、これまでの舞台との違いは感じますか?

諸岡「そうですね。やっぱり役者さんて積み上げていく作業をする職種やと思うんですけど、芸人さんは感覚でやるので、台本を読んだ時点で『ああ、これはウケるな』という判断がムチャクチャ早い。役者さんにはない瞬発力というか、笑いへの持っていき方がすごいなと思いますね。その部分と、役者さんの積み重ねていく部分とがうまく融合されて、今まで僕がやってきたものとは全然違うカンジのものができあがってきてるなと思います」

――先ほど稽古されていたのは漫才ですが、コントの中の一部とはいえ、諸岡さんは先輩の修士さんと漫才をされるのは初めてですよね。

諸岡「初めてです。なので、かなり緊張もしますし、プレッシャーですね」

修士「噛みまくってんなぁ(笑)」

諸岡「(笑)。あれも緊張からですね。すごく楽しみではあるんですけど......。でも修士さんがリードしてくださるんで、気持ち的には僕は遊んでいこかな、みたいには思ってます」

修士「ここの部分がいちばん、本番でもその場で変わっていきそうやなと思いますし」

――修士さんは、小堀さん以外の方と漫才をやるっていうのはどんな感じですか?

修士「ふだんの小堀よりはちょっとていねいにツッコんでますね(笑)。『ちゃんとしてあげよう』という気持ちでやってます」

諸岡「ホントそれはね、肌で感じます」

修士「彼は2丁拳銃のイベントで作家としても入ってくれてるんで、昔から僕らのことを知ってくれてて、ネタも書いてくれたこともあるんで、相方との打ち合わせとは全然違うってわかってると思います」

――優しいな、みたいな(笑)?

諸岡「そうですね。やっぱり僕が不安なので『やってください』ってお願いしてるんですけど、たぶんふだんこんなに稽古しないと思うんです。僕がやっぱり自信ない分、いろいろ仕掛けていくんですけど、絶対やってくれはるんで、そこはもう2丁拳銃とは全然違うところやと思います」

修士「小堀が仕掛けてきたら、だんだん腹立ってくるしな(笑)。なんじゃおまえ、もうええやろ! できるやろ、って」

諸岡「ありがたい限りです」

――修士さんは、俳優さんとのコントをやってみていかがですか?

修士「言い方とか間ってあるじゃないですか。役者さんは"この人が言うと面白い"というものをお持ちになってるというか、『いい間で言うな』とか『いい言い方するな』とか、それは漫才師にも大事なもので、そこが目指すところでもあるので、そういうのが勉強になるというか。『あ、この言い方取りたいな』みたいな(笑)。僕も芸人20年以上やらせてもらってるんですけど、まだ勉強になるというか。僕がやっても笑いにならへんやろうなっていう言い方をされるんですよ、役者さんって。それはすごいなと思いますね。僕も本番で笑ってしまうんじゃないかなと思うくらい」

――いつもの芸人さんとのコントとは違いますか?

修士「そうですね。"ここで笑わせたい"というのが芸人同士やとわかりやすいじゃないですか。"ああ、こういうことね"みたいな。それが"あ!......おう"みたいな感じになるというか。ドラマの面白さというか、そういうのがあるんだな、という。そういうのが芸人の持ち味とうまく交わればいいかなと思いますね」

諸岡「いいところといいところがうまいこと、ね」

――公演まで1週間を切りましたが、現段階での仕上がり具合は?

修士「僕はもう全然大丈夫やと思うんですけど......、意外と細かく言うんやな、って(笑)」

諸岡「僕ですか? そうなんですよね~」

修士「漫才の場合、ネタを作っていったん舞台にかけて、お客さんの反応を見て、そこからまた練り直していったりするのが僕のスタイルなんですね。だから固まってきたらあんまり練習しないんですよ。それに比べたらめっちゃ練習するなぁ、コントやからかなぁ?って」

諸岡「でも一応、そんなに練習しなくていいものと、時間が許す限り最後の最後までやった方がいいと思うものと、結構差はあるんです。その分、いろんなバリエーションのコントがあるってことなんですけど。時間をかけてじっくりやっていきたいと思うコントについては、もしかしたら芸人さんにしたら『何回すんねん、めんどくさい』って思うかもしれないんですけど(笑)、そこはもう泣いてもらって」

修士「役者さんの対応力がすごいですよね。『ちょっとそれ、さっき言うてたこととちゃうやんけ!』ってこともあるのに、対応が素早い。さっきと違うことを言ってたりするのに......あ、僕は怒ってないけどね(笑)。小堀が言うてきたら怒りますけど(笑)」

諸岡「演出家って、いろんなタイプの方がいらっしゃいますけど、やっぱり中には日によって全然違うことを言う方もいらっしゃるんで。だから役者さんは慣れてらっしゃるというか、とりあえず言われたとおりやってみて、自分の中で納得いくかどうか。それで納得できなかったら言う、みたいな、とりあえずやってくれるんですよね」

修士「そうやって稽古で固めていったものを本番では6回やらせてもらうんで、やってるうちにまた変わってくるんじゃないかと思うんです。だから観にきてくださる方にはぜひリピーターになって観てほしいなと思いますね」

諸岡「ホントに生っぽいコントもあったりするんで」

修士「諸岡さんにはこれでがんばってもらって、ぜひ内村さんの『LIFE!~人生に捧げるコント~』(NHK)に作家として入っていただけるようになってもらいたいですね(笑)」

諸岡「マジでお願いします(笑)」

修士「目指せ『LIFE!』ですね。『LIFE!』も役者さんと芸人のコント番組ですもんね」

――ミュージシャンの方もいらっしゃいますよね。

修士「あ、そうですね。そうか、ミュージシャンの人が入るのもええなぁ......」

――今回、「vol.1」となっていますが、今後も続いていくのでしょうか?

修士「vol.1しだいですね」

諸岡「そうですね。本番中、役者と芸人同士が胸ぐらつかみあってケンカにつぐケンカ......みたいになったらもうないでしょうけど(笑)」

修士「来年にはvol.2をやれたらいいですね」

諸岡「1年に1回のお祭りみたいな感じで」

修士「さっきいいアイデアをいただきましたんで、ミュージシャンの方が入るとかもいいですしね」

諸岡「どんどん色んな人が出てもいいと思います。アイドルとか。ただ今回もほんと、僕にとってはかなりお祭りみたいなもので。日替わりゲストもすごい豪華な方が出演してくださるんですよ。アホなふりして声かけたら『いいよ』って言ってくれて、僕もビックリしてるんですけど(笑)」

修士「よう出てくれたよな」

諸岡「今後、パッと座組を見たときに『何すんのコレ?』って思ってワクワクするような、そんな舞台にしていけたらいいなと思いますね」

修士「ただもし、来年ミュージシャンも入れるってことになったら、またウチの相方がしゃしゃりでてくる可能性ありますけどね」

諸岡「(爆笑)。丁寧にお断りします。芸人さんとしては出てほしいんで、『ハーモニカは家に置いてきてください』って(笑)」

『トーキョーハイライトメンソール vol.1』は、ただいまチケット絶賛発売中! 役者と芸人の貴重なコラボコントを、ぜひ舞台で体験してみてください!

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●公演情報

『トーキョーハイライトメンソール vol.1』

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会場:下北沢シアター711

日程:6月18日(木)19:00

   6月19日(金)15:00

   6月19日(金)19:00

   6月20日(土)14:00

   6月20日(土)18:00

   6月21日(日)13:00

チケット料金:前売り:3500円 当日:3900円

【脚本】 諸岡立身(トーキョーハイライト)

【演出】トーキョーハイライトメンソール(川谷修士・諸岡立身)

【キャスト】川谷修士(2丁拳銃)、高木稟(マサ子の間男)、平田敦子、新谷真弓(ナイロン100℃)、かたつむり、インポッシブル、伊藤真奈美、足立信彦(順風男女)、諸岡立身

※ゲスト出演者決定!!

6月18日(木)伊藤修子(拙者ムニエル)

6月19日(金)小堀裕之(2丁拳銃)

6月20日(土)水野美紀(プロペラ犬)

6月21日(日)竹井亮介(親族代表)

<チケット>

6月18日(木)19:00 Yコード:102040

6月19日(金)15:00 Yコード:102041

6月19日(金)19:00 Yコード:102042

6月20日(土)14:00 Yコード:102043

6月20日(土)18:00 Yコード:102044

6月21日(日)13:00 Yコード:102045

【全公演共通】チケットぴあ:Pコード444-201 ローソンチケット:Lコード33254

<お問い合わせ>

チケットよしもと予約問合わせダイヤルTEL: 0570-550-100

音声自動応答24時間受付(※お問合せは10:00~19:00)



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