チーモンチョーチュウの漫才ツアー2015(6/12)
6月12日(金)、東京・ルミネtheよしもとにて、『チーモンチョーチュウの漫才ツアー2015』の初日を迎え、2時間近く、漫才のみのステージを繰り広げました。
開演時刻を迎え、最初にセンターマイクの前に登場したのは、もちろんチーモンチョーチュウの2人(立ち位置左:白井鉄也/右:菊地浩輔)。
まず、満員に膨れ上がった客席の来場者に感謝を述べた菊地は、「今年もあの季節がやってきました。毎年恒例でね」とツアーの初日らしい挨拶をのべます。
「顔と名前だけでも覚えてもらってね」とトボけた口調の白井でしたが「今日は照明がまぶしいような...あ、違う。お客さんがキラキラしてるからだ」と、らしからぬ発言に菊地だけでなく会場全体を驚かせることに。
そうした枕部分から、上半期を振り返る時事ネタなどを盛り込んだ漫才で、さっそく爆笑の渦に包まれます。
直後の菊地が「見て一番驚いたのは我々ですからね」と唸るほどスタイリッシュなオープニング映像に続いては、やはりチーモンチョーチュウが登場。
この日、数分の漫才を計11本披露したチーモンでしたが、菊地がボケとも受け取れるネタだったり、どこからがアドリブかわからない自由度の高いネタ、舞台を広く使った漫才コントなど、様々な手法で見る者を飽きさせません。
また1組目のゲストのエレファントジョン(プロダクション人力舎所属)は、冒頭に「毛色が違いますけど、大丈夫でしょうか。せめて高い声で不思議なこと言いましょうか?」(森枝)と問いかけ、観客のハートを鷲掴みにすると、その後はキッチリとした漫才を披露。
2組目のゲスト・2丁拳銃は、慣れているルミネのステージではありますが、「後輩に呼んでもらえるのはうれしいです。きっと好きなんでしょうね、僕らのことが」(小堀)、「自分で言うて悲しいない?」(川谷)といった導入でゴキゲンを伺います。
さらに「9月21日に、ここで『百式』という僕らのイベントがね...」と序盤に告知をねじ込むといったしたたかさも覗かせながらも、その後は実力者の手腕を存分に見せつけました。
エンディングでは、3組が勢揃い。
チーモンの漫才を舞台袖から「ほぼ見てたよ」と切り出したエレファントジョン・森枝さんは、さらに「一番好きだったのは"○○○○○!"」と白井が爆笑を呼んだフレーズをマネします。
一方の加藤さんは「相方(森枝)が超笑ってるから、一緒に笑ったら恥ずかしいなと思って」と笑うのを我慢していたと告白。
対照的に2丁拳銃は、チーモンのネタを「ほぼ見てない」(川谷)そうですが、それもそのはず、披露した漫才の前半部分は新ネタで、今日が初おろしのためにソワソワしていたと打ち明けます。
菊地デザインのTシャツを紹介する件では、プリントされた白井のポーズが、ネタ中の白井と同じだと森枝さんが指摘し、「予言Tじゃない!(笑)」と菊地がツッコむ一幕も。
小堀と白井の髪型かぶり問題が再燃しかけたところで、終演時刻が迫り、菊地から各案内がされたところで閉幕となりました。
その後のチーモンは、希望者全員をハイタッチで見送り、さらにグッズ付きチケット購入者にグッズを手渡しするというサービスで、ファンとの交流を最後まで楽しみました。
終演直後、楽屋の2人に話を伺いました。
* *
――今のお気持ちをお聞かせください。
菊地 過去最高ネタ本数をやったと、体に感じてますね(笑)。
白井 NSCで、もっとちゃんと発声練習やっておけばよかったなと思いました。喉から声出してるから、喉が痛いんだろうなって。
――お疲れのところと恐縮です。漫才は11本披露されましたね。
菊地 実際は12本なんです。
白井 最初のネタは、2つをくっつけたからね。
菊地 ツアーの一発目だからいろいろ不安な点もありましたけど、でもお客さんすごく笑っていただけてたんで、初日にしては良かったんじゃないかなと思います。
白井 思った以上にウケたね。初日は好きなこと入れまくるから、全然ウケなかったりするからね。
菊地 ツアーとしての作り方を掴めてきてるのかなと思いますね。
――アドリブのように見えるネタもありましたが?
菊地 ほぼアドリブのネタがありましたね。やることは点で決めてたんですけど、ネタ合わせでやってたのは全く違いました(笑)。
白井 30分くらいやろうと思ってたんですけど、菊地に捕まっちゃって(笑)。
――9月まで残り、全国7箇所8公演のツアーが続きますが、ネタや構成は変化していくのでしょうか?
菊地 そうなるでしょうね。このままのネタも何本かあるでしょうけど、お客さんの反応をいただいて、ツアーとツアーの間で練ったりですね。
――今回、11、12本という本数をツアーに詰め込もうとしたのは、理由はありますか?
菊地 毎年、漫才ツアーは、年末の賞レースに向けてやってたんですけど、今回は動き出しが早く、数も多く作れたので、じゃあやってみよう、一気にやらせていただこうと。喉と腰に多大なダメージを受けましたが、お客さんの笑顔を見れたら、それも飛びますね(笑)。
――そういえば、白井さんが冒頭「お客さんがキラキラしてる」ともおっしゃってましたね。
菊地 あんなにお客さんにゴマすったこいつは、初めて見ました。
白井 この後の打ち上げ代とかも徴収してるかと思うと、「すいません、ご馳走様です」という気持ちをどうにか返せないかなと思って...。
菊地 とんでもない理由だった! よかった、これが舞台上じゃなくて(笑)。
――ゲストのキャスティングは希望を出してるんですか?
菊地 基本的にはおまかせなんですけども、漫才師の方で、漫才と向き合ってる方を呼ばせていていただいて、刺激をもらおうというのはツアー1年目から変わらないですね。
――今日で言えば、2丁拳銃さんが新ネタをおろしてきましたね。
菊地 さすがだなと思いました。後輩が言うのもおこがましいですけども、ああいうテクニックもあるんだっていう小堀さんのスキルを見ましたね。
白井 すげーっす。
――一方のエレファントジョンさんもウケてましたね。
菊地 変わらない品質でしたね。僕の加藤さんのツッコみが大好きで、語気は強いけど心が全然こもってないような「やめろって言ってんだろ!」っていうのがね。
――では最後に、これからのツアーを楽しみにしている方や読者へのメッセージをお願いします。
菊地 今回はいろんなネタの種類があるので、すごい楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。新しいスタイルにも挑戦してるので、是非とも足を運んでください。
白井 みなさん...、楽しんでください...。
菊地 疲れが出過ぎでしょ(笑)。でも、ホント来て欲しいよね。グッズもいろいろあるし。
白井 あ、グッズも過去最多の数ですよー。
●『チーモンチョーチュウの漫才ツアー2015』
料金:前売2500円 当日3000円
各会場枚数限定のチーモンチョーチュウオリジナルデザイングッズ付チケット(5000円)は、チケットよしもとのみの取り扱い。
■沖縄・よしもと沖縄花月
6/26(金)開演20:00【Yコード:999130】
※オリジナルデザイングッズ付チケット完売
■大阪・なんばグランド花月
7/26(日)開演19:00【Yコード:999010】
※オリジナルデザイングッズ付チケット完売
■札幌・ターミナルプラザことにパトス
8/1(土)開演16:00【Yコード:102038】
※オリジナルデザイングッズ付チケット完売
■仙台・戦災復興記念館記念ホール
8/8(土)開演17:30【Yコード:102084】
■名古屋・伏見JAMIN
8/29(土)①開演14:00※オリジナルデザイングッズ付チケット完売
8/29(土)②開演16:30※完売しました
【Yコード:①501698 ②501699】
■福岡・イムズホール
9/5(土)開演14:30【Yコード:501700】
※オリジナルデザイングッズ付チケット完売
■千葉・よしもと幕張イオンモール劇場
9/12(土)開演19:00【Yコード:999090】
※オリジナルデザイングッズ付チケット完売
■チケットよしもと
0570-550-100(Yコード必須)
ファミリーマート(Famiポート)
■チケットぴあ
■ローソンチケット
※沖縄・千葉公演はチケットよしもとのみ
※名古屋公演はローソンチケットでの発売なし
公式ブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/chimon_tour)もご参照ください。
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