7月1日(水)、Blu-ray&DVD『花火が2倍楽しくなる 笑い飯 哲夫のおもしろ花火講座』を発売する笑い名・哲夫へインタビュー!!
7月1日(水)、よしもとアール・アンド・シーより『花火が2倍楽しくなる 笑い飯 哲夫のおもしろ花火講座』のBlu-ray&DVDが発売されることになりました。
こちらは、毎年、全国の花火大会へ足繁く通い、「漫才師にならなかったら花火師になりたかった」と語るほど花火通の笑い飯・哲夫が花火のいろはを教えたり、著名な花火大会へのロケなどを行なっているDVDです。日本の夏を彩る花火は、誰しも好きなはず。今作を観れば、より花火を楽しめることは間違いなし! というわけで、笑い飯・哲夫にDVDの見どころや花火の魅力について大いに語ってもらいました。
――本DVDは大阪観光大学で今年開催した講義の様子を収めたものだそうですが、その講義自体はどういった経緯でやることになったんですか?
「僕は今まで仏教講座をちょいちょいやっていまして。おかげさまで評判がいいんですよ。で、"こいつ、講義慣れしとるから、好きな花火のことも喋りよるやろう"とよしもとのスタッフさんが思いついて、講義をさせていただくことになったんです。で、講義の合間には昨年、実際に行った花火大会2ヵ所のロケも入っています」
――三重県・熊野大花火大会と新潟県・浅原神社秋季例大祭奉納大煙火(片貝まつり)という2ヵ所をセレクトした理由は?
「いい花火大会を挙げ出したらキリがないんですけど......今回は10ヵ所くらい選んだうちの2ヵ所に行かせてもらったという感じですかね。どちらも珍しいパフォーマンスがあって、僕が好きな花火大会です。新潟のほうは『M-1グランプリ2010』で優勝した時から二度目の奉納花火の打ち上げで。撮影許可をいただいて(花火を)上げさせてもらったので『在庫があるものでいいですよ』ってお願いして、上げさせてもらったんです。その僕が上げた花火がYouTubeにアップされてたんですけど、3発上がったあとに撮影した人が"まだまだだなぁ"って言うてて、やかましいわっ!と(笑)。在庫を減らすために貢献したのに花火のことをわかってないヤツ扱いされていて、ちょっとげんなりしました。......実は2日連続で上げさせてもらってるんですよ。YouTubeにアップされた花火は笑い飯の名前で、2日目は本名で上げさせていただいたんですけど、Blu-rayにはその2日目の花火が特典映像として入ってます」
――それは、どんな花火なんですか?
「今語ると問題が起こるかもしれないので......ぜひBlu-rayを買って観ていただきたいですね。あと、花火は好きやけど、花火大会は混むから嫌だという人って多いでしょう? この講義は"花火大会=混むっていう概念を今からなくします"と約束したところから始まるんです。花火大会が終わってから帰りの電車が混むのは邪魔くさいなぁと思っている人にオススメなのは、その地元の居酒屋に入ること。大体、1つ裏の通りに入ると空いてるんです。で、そういうところにあるお店に入って2時間くらいお酒を呑んで時間を潰せば、電車も空いているからスムーズに帰れるんです。ロケでは、そういった回避術も実践していて、美味しいものやホテルでの様子なども紹介してます」
――花火って皆、好きなだと思うんですけど、漠然と"好き"だと思うんですね。哲夫さんは花火のどういうところに魅力を感じていますか?
「一瞬で散る美学ですよね。花なんかもそうじゃないですか。万年花は年に1回パッと花を咲かせる。桜もパッと割いて散る。そういう一瞬の美しさがすごく好きなんです。だから、写メールで(花火を)撮っているヤツは許せないんですけど(笑)」
――(笑)しっかり目に焼き付けて欲しい、と。
「そうです、そうです。一瞬の美学っていうのは武士道であったり、人の儚さという点では仏教の概念にも通ずるところがあるので、日本人が好きなのは当たり前やと思うんです。昔の人も今の人も好きで、古くから続いている文化というところもいいなと思います。で、僕は花火はもちろん、日本の良さを若い世代のもっと伝えていきたくて。知らんで観てるより知って観るほうが楽しいと思うんで仏像のDVDではランクを紹介しましたけど、今回は花火の種類を紹介してます。日本っていちばん技術が進んでいる国なんで、いろんな種類があるんですよね。"これは菊、これは牡丹"って思いながら観たほうが楽しめると思うんで、そんなことも紹介してます」
――そういう知識って、どうやって身に付けたんですか?
「花火大会の情報って、いろんな情報誌に出てるじゃないですか。皆さんは日付とか時間をチェックするだけなんでしょうけど、実はその隣りに花火の種類とか説明も載ってるんです。僕はそういうところをじっくり読んでいて。テレビで花火大会の中継をやっているときも、休憩中に花火のつくり方を説明していたりする。そこに見入ってインプットしているうちに、知識は段々と増えていきました。......今回、DVDとBlu-rayを編集してくれた女性スタッフがいるんですけど、僕の言っていることがほんまに正しいんかチェックするために(花火について)勉強したらしくて。この前喋ったら、僕の10倍くらい詳しくなってました(笑)。火薬の種類もいろいろとあるみたいですし、僕ももっと勉強していきたいですね」
――小さい頃から花火は好きだったんですよね。
「子供の頃からずっと好きです。毎年7月31日地元で花火大会があって。小中学生の頃は、その花火大会が終わると"1年、観られへんのか"と名残惜しい気持ちになってたんですけど、そこから車の免許を取りまして。"車があるから、よその花火も観に行けるやん"と思ってから、各地の花火大会にも出向くようになりました。そういった経験で、渋滞回避術も得たんです」
――花火師への憧れもあったとか。
「花火師になれなかったから漫才師になったと言っても、過言ではないというか。花火師になりたいと思って本を買いに行ったんですけど、火薬を覚えるのが難しすぎて。それなら、同じくらいなりたかった漫才師を目指そうと思ったんです。学生時代は地学を選択してたんですけど、もし化学を選択してたら花火師を目指していたのかもしれないです」
――仏教もそうですけど、哲夫さんは古き良き日本文化や伝統あるものがお好きなのかなと。
「好きですねぇ。昔から続いているものって、いいですよね。例えば、国道1号線って東海道やないですか。それを聞いたとき、"うわっ、すごい。東海道にアスファルト敷いたんか"と感動しました。神社仏閣も好きです」
――お寺だけじゃなく、神社も好きなんですね。
「花火って、特に神社へ奉納するものが多いですしね。片貝まつりも熊野大花火大会も奉納ですし、僕の地元の近くにあるおんぱら祭もそう。神社と花火って切れない縁がありますよね。片貝まつりはすごくて、雨が降っても神様が観ているから花火を上げるんです」
――興行ではなく、神様への儀式だと。
「そうなんです。ロマンを感じますよね」
――今年4月には、奈良国立博物館の文化大使にも就任しました。
「ダウンタウン・浜田(雅功)さんが関西でやってる『ごぶごぶ』っていう番組に出たのがきっかけで。浜田さんが鳥居の前で屁をこかはったのを、僕が"バチ当たりますよ!"言いながら屁を(鼻で)吸うっていうボケをしたんです。それを観ていた博物館の偉いさんが"なんて賢い子や! 文化財を大事にしている!"と思ってくれて、僕を文化大使に選んでくれたんです。ボケやったんですけど......ありがたいですよねぇ」
――ですね。仏教や仏像、花火......ほかにオススメしたい日本の文化はありますか?
「惹きはないかもしれないんですけど......次は古墳しかないでしょうね。あれって権力の象徴なんですけど、昔に建てられたものが未だに存在している訳やないですか。"日本の王様はこんなにすごかったんや"と惚れ惚れしますし、どんな武将も崩すことはなかったというところには畏敬の念を感じます。実家の近所に日本一古い古墳があって、僕はその周りを自転車でぐるぐる回るのが好きやったんです。前方後円墳のくぼみを走ってると、スピードが速くなって......"あれ、背中押されてんのかな"と思いながら、僕はそれを"古墳パワー"って言うてたんです。大人になってから、そのパワーを検証しに行くロケがあって。"やっぱり速くなる。大人になってからも速い!"と感動しながら、地元の人に"あそこのくぼみって、古墳パワーありますよね"って聞いたら、"なだらかな下りになっとんのや。逆から走ったことないんか?"って言われました(笑)」
――(笑)お話を訊いていると、伝統的な文化がお好きなのは奈良県出身ということも大きく影響してるんですね。
「確かに影響は大きいですね。あと、大きい木も好きなんですよ。神社には大きい木って必ずと言っていいほどありますけど、人生の先輩やなと。"なんやったら、応仁の乱もくぐっとるんかもしれん!"と思ったりすると、すごく感動するんですよね。......やから、若い人にももっと伝統的な文化に興味を持ってもらえたら。古墳ももっと知ってもらえたら奈良県の観光客が増えるでしょうし、地元に貢献していることにもなるんで、ますますありがたいというか。文化大使としての仕事を全うできるんじゃないと思うんですよ。なので、これからも多くの若い世代に日本の伝統美を伝えていきたいですね」
――では、最後によしもとニュースセンターをご覧の皆様に、DVD&Blu-rayのPRをお願いします!
「Blu-rayは2000円高いんですけど、映像がきれいなので是非観ていただければ。特典映像も盛りだくさんで、僕が一世一代を懸けた奉納花火の映像も収められているので、楽しんでください。もちろん、DVDでも映像はキレイなので是非。あとねぇ、ロケに行ったのは2014年で、講義をしたのは今年なんですけど、その間に何があったのかと思わせるくらい変わった髪型にも注目してもらえたらなと」
――(笑)......何があったんですか?
「40歳になったんですよ。40歳を越えたんでいつまでもショートベッカムヘアにしていられないなと思いまして、ちょいワルヘアに。ベッカムからジローラモへと変えました。その辺も楽しんでいただきたいなと思います」
●DVD情報
花火が2倍楽しくなる 笑い飯 哲夫のおもしろ花火講座
<Blu-ray>
商品番号:YRXN-90099
本体価格:4500円(税別)
【本編】
笑い飯哲夫のおもしろ花火講座
1:花火の基礎知識
2:三重県・熊野大花火大会
3:新潟県・浅原神社秋季例大祭奉納大煙火(片貝まつり)
【ブルーレイ二大特典】
・片貝奉納花火 哲夫版ドキュメント
・鑑賞用花火映像(哲夫解説付き)
<DVD>
商品番号:YRBN-90958
本体価格:2500円
【本編】
笑い飯哲夫のおもしろ花火講座
1:花火の基礎知識
2:三重県・熊野大花火大会
3:新潟県・浅原神社秋季例大祭奉納大煙火(片貝まつり)
【特典映像】
お楽しみ花火映像
よしもとアール・アンド・シーより、7月1日(水)発売!
●ツアー情報
第89回大曲全国花火競技大会(大曲の花火)鑑賞チケット付バスツアー
日程:8月22日(土)~23日(日)
代金:1名=28664円、2名1組=28332円、3名1組=28088円
花火が2倍楽しくなる 笑い飯哲夫が解説!東京湾大華火祭 屋形船ツアー
日程:8月8日(土)
旅行代金:32800円
申込期間:6月19日(金)14時~7月30日(木)18時まで
花火が2倍楽しくなる 笑い飯哲夫が解説!新潟片貝まつり花火ツアー
日程:9月10日(木)~11日(金)
代金:ツイン2名1室利用=46600円、シングル1名利用=48600円
申込期間:6月19日(金)14時~7月30日(木)18時まで
※詳しくはホームページ(http://www.jtbbwt.com/entertainmenttour/)をご確認ください
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