近畿住みます芸人ライブ〜ふるさとアスリートも来るよ〜
6月28日(日)、道頓堀ZAZA HOUSEにて「近畿住みます芸人ライブ〜ふるさとアスリートも来るよ〜」が開催されました。近畿圏の住みます芸人たちが一堂に会し、ご当地感あふれるネタを披露するこのライブ。8回目となる今回は、ふるさとアスリートで元バスケットボール日本代表の石橋貴俊をゲストに迎え、さらにひと味違う笑いを届けました。
MCを務めるのは大阪府住みます芸人のspan!。オープニングトークは出演メンバーの名前を読み上げ、「彼らを見に来た!」というお客さんに拍手してもらっての人気調査(?)からスタート。すると多少の差異はあるものの、全体的に均等な人気ぶりが明らかになり、「住みます芸人ライブ」の定着ぶりがうかがえる結果に。続いてspan!のふたりと客席が一体となっての「住みます!」「ライ!」「ブ!」、さらに一部のお客さんを指名して「楽しみ!」「ワシも!」という超ロングバージョンのコール&レスポンスで、お待ちかねのネタコーナーに突入です。
トップバッターの和歌山県住みます芸人・わんだーらんどは、誰もが知る民話『鶴の恩返し』を、「ざ行が言えない」などの和歌山あるあるや名物を盛り込んだ"和歌山スタイル"にアレンジ。パンダたちによるトンデモ恩返しを演じます。
初登場となる兵庫県住みます芸人・月亭八斗は、自称「(淡路島の)洲本では大スター」。「洲本のいいとこ発信大使」を務めた際の体験談を皮切りに、師匠・月亭八方に弟子入りした当初のエピソードなど、軽やかなしゃべりで笑わせました。
「大阪は地元だけにご当地ネタは難しい」とこぼすspan!は、夜の街を賑わすストリートミュージシャンに着目。ひと癖もふた癖もあるミュージシャンと客のやりとりを演じて笑いを誘いました。
兵庫県住みます芸人の山田スタジアムは、もちろん阪神タイガースネタで勝負! 「もう二度と言うなよ」と題したフリップネタで、「お前が行ったら阪神負ける」など、ファンなら一度や二度は遭遇したことのあるフレーズを次々とぶった切っていきます。
ネタはまだまだ続きます。奈良県住みます芸人の十手リンジンも初登場コンビ。奈良在住の十田と大阪在住の西手がそれぞれの子供時代を比較しながら、「奈良の魅力」をアピールをするはずが...!? 勢いのある漫才で、フレッシュな魅力を振りまきました。
京都府住みます芸人の月亭太遊は、京都の"イヤなところ"として鴨川べりに等間隔で座るカップルをピックアップ。自作の歌に乗せて綴るフリップネタで、何度も笑いを起こします。
こちらも京都府住みます芸人・タナからイケダ。「無人島に何かひとつ持っていくなら」を発端に過酷な無人島ライフを妄想する漫才は、ご当地ネタに関係ないと見せかけて、実は京都にまつわるさまざまなキーワードやアイテムをちりばめているという変化球スタイルです。
トリを飾ったのは、滋賀県住みます芸人のファミリーレストラン。ギャグ合戦で沸かせた後、ふたりは滋賀をアピールするためのヒーロー戦隊ものを考案することに。下林の見事すぎる怪人演技と、ハラダが繰り出す「滋賀愛」ゆえの珍妙すぎるヒーロー像で、爆笑をさらっていました。
後半は、再びステージに全組が集合。住みます芸人"初心者"十手リンジンが語る「不思議な仕事」エピソードに"ベテラン"下林が「住みますやなあ」としみじみ聞き入るなど、ココでしか聞けない「住みますトーク」でしばし盛り上がります。
と、ここでお待ちかねのゲストを紹介。石橋が登場すると、「身長210cm・体重150kg」というビッグサイズに客席からどよめきが! なんと『北斗の拳』のラオウと全く同じサイズだそうで、それを知ったメンバーは興奮を隠し切れません。しかもこの日は「住みます芸人 VS. 石橋さん」と題したゲームコーナーで対決するとのこと。果たしてラオウ・石橋に勝てるメンバーなど存在するのか!? 不安を抱えながらも決戦の火ぶたが切って落とされました。
初戦は「相撲対決」。普通の相撲では勝ち目がないため手押し相撲が採用されましたが、「落語家いち強い」と豪語する太遊が果敢にもガチ相撲で挑戦。当然のことながら瞬殺されてしまうという波乱の幕開けに一同は戦慄。マコト、ハラダもあえなく撃沈...。一方で下林はギャグで出鼻をくじくという作戦に出て、掟破りの勝利を得ていました。
「肺活量対決」では、ティッシュペーパーを息で下から吹き上げ、長くキープできたほうが勝利というルールで対戦。現役時代に「測定器で測り切れなかった」という武勇伝を披露した石橋が有利と思われるも、吹き上げる方向を誤ってしまいあえなく自滅。住みます芸人チーム代表の十田にラッキーな勝利が転がり込みました。
石橋にとっては負けられない「フリースロー対決」も、ミニサイズのボールとゴールを使用するため大混乱に。両者ともなかなか勝利ポイントの「3本」が決まらないうえ、住みます芸人チームのスロー時には太遊が邪魔しまくるという謎の展開を見せ、まさかの引き分けに終わってしまいます。
アスリートにも大切な"ラッキー"を競う「運対決」では、石橋と西出が大量わさび入りの寿司で運試しに挑みます。口に入れた瞬間は無反応なふたりでしたが、やがて西出が悶絶し始め、結果は石橋の勝利! さすが元日本代表、持ってます。
最後は「反射神経対決」で決着を。競技は「叩いてかぶってジャンケンポン」。住みます芸人チームひとりめの代表・八斗と石橋の対戦は、見事八斗が勝利を収めます。続いて山田スタジアムは「勝ったらモノマネをする」と宣言して挑みましたが、何度やっても負けてしまい、ついには見かねた石橋から「モノマネが見たい」とリクエストしてもらう始末。無事にオマリーのモノマネを披露して、白熱のゲームコーナーは爆笑とともに終了となりました。
エンディングで石橋は「楽しかった!」と笑顔いっぱい。芸人たちのステージでの姿にも感銘を受けたそうで、「スポーツと一緒だなと思いました」と感想を述べていました。
次回は8月8日(土)、祇園花月に舞台を移して「関ズミ∞ライブ〜近畿住みます芸人大集合〜ユニットコントと物産展もあるよ!」を開催予定です。どうぞお楽しみに!
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