銀シャリ10周年記念ライブ「10周年もギンギラ銀にシャリげなく」
7月10日(金)、なんばグランド花月にて銀シャリ10周年記念ライブ「10周年もギンギラ銀にシャリげなく」が開催されました。2005年の結成以来さまざまな賞レースで結果を残し、舞台・テレビ・ラジオで活躍を続けてきたふたりが、初となる"笑いの殿堂"での単独ライブに挑戦。客席は立ち見も出る大入満員で、記念すべき一夜は大いに盛り上がりました。
幕開けは、「こめ・ひろし」と「こしひかり・てつこ」の男女コンビが司会を務める、往年の人気番組『ザ・ベストテン』風の演出から。
第10位にランクインしたのは鰻和弘の「ギンギラ銀にシャリげなく」! 80年代アイドルを思わせる衣装に身を包み、『ギンギラギンにさりげなく』に乗せて銀シャリにまつわるあれこれを歌い上げ、10周年にふさわしい華やかなステージで沸かせました。
オープニングVTRに続いては、さっそく漫才に突入。料理にハマっているという鰻が特製カレーの作り方を橋本に指南する1本目、鰻が特技の編み物で橋本のズボンを編もうと奮闘する2本目、マンションのご近所付き合いにまつわる3本目と、立て続けに披露していきます。しゃべればしゃべるほど謎が深まる鰻の言動に、橋本の"うまいこと言い"なツッコミが炸裂するネタは、これぞ銀シャリイズム。ふたりの絶妙なやりとりが、何度も大きな笑いを起こしていきます。
ネタの合間のブリッジVTRでは、これまでの単独ライブで上映したVTRにまつわるクイズを。重箱の隅をつつくような質問を前に、必死で記憶をたどるふたり。とくに鰻の記憶力は素晴らしく、次々と正解を出していました。
4本目のネタでは、この日の目玉企画のひとつ、新衣装のお披露目が行われました。お客さんの期待が高まるなか、ふたりがスタイリッシュなグレーのスーツで現れると、どういう意味なのか「えー!」という声が...!?
橋本曰く「青ジャケットを捨てるわけではない」とのことですが、今後はこの衣装で舞台に立つ機会も作っていくそう。この後、客席に降りて通路をぐるり一周しながらの写真撮影に応じ、「どんどんツイッターなんかにアップして」と呼びかけました。「青ジャケットとグレースーツ、どちらがいいか」を客席に聞いた際には、圧倒的に青ジャケットが勝利してしまうなど、まだまだ定着には時間がかかりそうですが、銀シャリの新たな魅力をアピールすることはできた様子。もちろん、ある演歌の名曲をテーマにした漫才で、しっかり笑いもとりました。
と、ここで「今週のスポットライト」として登場したのは、スペシャルゲストであるナイツのおふたり。時事ネタてんこもりの爆笑漫才を、たっぷりと聴かせてくれました。
さらに「銀ギラ芸人シャミット2015」と題したトークコーナーでは、4人でのぶっちゃけトークも。舞台に並んでみると、奇しくも全員がグレースーツという地味ないでたちで思わず爆笑!
「相方のこういうとこ、いい!」「相方の目をつぶっていること」というふたつのテーマに沿って、激論を展開していきます。土屋さんが思う塙さんの「いいとこ」は、ズバリ顔。そこから「土屋さんと橋本は顔が似ている!?」「ナイツと銀シャリをサッカーにたとえると」など話は予想外の方向へと転がり始め...気付けば塙さんが言い出した「残尿」の悩みについて白熱のトークを繰り広げるなど、漫才とはまた違う魅力をそれぞれに振りまきました。
最後は再び、銀シャリの漫才で締めくくり。お互い「最後の晩餐」に食べたいものを挙げていくというネタで、メニューやスタイル、食べる時の状況などルールが定まらないまま答えは二転三転。ボケとツッコミが入り乱れる王道の「しゃべくり」で、ひときわ大きな爆笑をさらっていました。
エンディングには、もうひとつの目玉企画、鰻からの重大発表が! 「私、鰻和弘は、結婚します!」という仰天宣言に、客席、そして相方の橋本から大きな拍手が送られます。気になるお相手の顔は、まさかの"貼り絵"で紹介!?
また「橋本が女やったら、橋本と結婚してました」と発言するなど、ここでも期待通りのボケっぷりを見せた鰻。入籍は土用丑の日である7月24日に予定しており、この日の来場者数も「888人」とめでたい数字を記録。縁起のいい門出に、大喜びのふたりでした。さらなる飛躍を目指す、銀シャリの「10周年のその次」に、皆さん、どうぞご期待ください!
【銀シャリ】