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2015年7月15日 (水)

大平サブロー 芸能生活40周年&還暦 Talk&Live Tour2015~16

7月12日、大阪・ビルボードライブ大阪にて大平サブローの歌あり笑いありのトーク&ライブツアー『大平サブロー 芸能生活40周年&還暦 Talk&Live Tour2015~16』がスタートしました。

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1975年のデビュー以来、テレビ・ラジオ、舞台にと幅広い分野で活躍し続け、今年は芸能生活40周年。そして来年2月の誕生日で還暦を迎えるサブロー。これを機に計画されたトーク&ライブツアーの初日の模様をレポートします!

オープニングアクトに登場したのは、阪神ファンとヤクルトファンの方々が結成されたバンド虎燕、ビートルズなどのコピーで会場を盛り上げてくれました。続いて大阪出身で在住の歌手、佑花さんが登場。オリジナル曲『居場所』を披露されました。

そしてここで3組目の"前座"が登場。なんと宇崎竜童さんです! このスペシャルサプライズには会場も大歓声、「この辺を散歩していたらサブローさんがライブするっていうものだから、楽屋を訪ねてみたんです。そしたらやってくれって...」と粋なジョークで笑わせてくれました。「YOKOHAMA HONKY TONK BLUES」「ロックンロール・ウィドウ」の2曲をギター弾き語りで聴かせてくれました。

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会場の興奮が冷めやらない中、ついにサブローのステージが始まりました。まずはバンド仲間が登場、「とんぼ」のイントロ中にサブローが現れると、大きな拍手に包まれました。「とんぼ」の1番は歌のみ、2番からギター弾き語りで歌ったサブロー。約3年前から始めたというギターですが、弾き語る姿も様になっていました。

「めっちゃうれしい!アドレナリン全開です!」と歌い終えて開口一番。「デビュー40周年、ありがとうございます! 19歳でデビューして、シローさんと漫才コンビを組んで、36歳で一人になりました。それから23年、もうあかん、もう消える、もう終わると思ってきましたが、40歳過ぎから"いけるんちゃうか?"と思い始めて、"それやったらしがみついたろ"って思ったのが55歳。それから4年、来年には60歳になります。こうなったらこの世界に引っ付いていこうと思ってるので、覚悟しておいてください!」とファンの方々に感謝の気持ちを語りました。そして、宇崎さんがスペシャルゲストに来られた経緯や、バンドメンバーの紹介などをして、「遠くで汽笛を聞きながら」を熱唱。歌い終わりに「9箇所くらいコード間違えた!」と告白しつつ、「愛嬌で許してください」と笑わせました。

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ビルボードライブ大阪でのライブは、バンドリーダーの河内さんと「ビルボードでライブできたらええなぁ」とお酒の席で語っていたことが発端となったようで、まさか本当にできるとはと感無量の様子でした。

続いてもゲストが登場、河島あみるさんです。お父さんの河島英五さんとも交流のあったサブロー。あみるさんとは幼い頃からのおつきあいかつ、現在はNHK大阪「ぐるかん(ぐるっと関西おひるまえ)」でも共演されています。番組の合間もギターを練習していたというサブロー。「せっせと練習されていて、めきめきと上達されてい...。親目線で見ていました(笑)」とあみるさん。ここでは、あみるさんのピアノも交えて「酒と泪と男と女」を歌いました。

しっとりとした雰囲気をガラッと変えたのは、ゲストのぼんちおさむ。いつもの「おさむちゃんです!!」で爆笑を起こしました。タイヘイトリオに師事していたぼんちおさむと、おさむの兄弟子、レツゴー三匹に師事していたサブローはいわば"はとこ同士"。その交流も長く、若い頃の話で盛り上がりました。今回ゲストに迎えたのは、「抜群の歌唱力をお持ちだから」とサブロー。サブローは一旦ステージを下り、バンドの演奏をバックにおさむは「アンチェインマイハート」を迫力たっぷりに、ソウルフルに歌いあげました。

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お次もゲストが登場、オール巨人です。巨人もまた、よしもとで1、2位を争う歌唱力の持ち主、CDもリリースしている本格派です。サブローと同じくデビュー40周年の巨人ですが、サブローのモノマネレパートリーをを見てモノマネネタをやめたのだとか。同じく若かりし頃の思い出話で盛り上がり、巨人のまじめっぷりが際立つエピソードで沸かせました。そして巨人は自身の持ち歌「天国への手紙」をしっとり歌い上げ、聴かせました。

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衣裳チェンジしたサブローが再びステージに登場、おさむも交えて巨人と3人でのトークコーナーが始まりました。この3人でのトークはあまりないようですが、ぼんちが一言「俺、しゃべりアウトやねん」と放ち、会場を沸かせました。サブローと巨人は互いの40年を漫才風に即興で語り、40年間の一番の思い出などもありました。サブローは、テレビのネタ番組『THE MANZAI』の出演したことを挙げ、放送時間中に牛丼屋に入ると、ちょうどその模様が店内のテレビから流れていたそうです。時は折りしも漫才ブーム真っ只中、錚々たる顔ぶれの漫才師が登場し、最後にサブロー・シローのネタがオンエアされました。テレビを見ていた店員のお兄さんは、サブロー・シローの番になるとほとんど笑わなかったそうですが、カウンターにいる人物がサブローと分かるとテレビとサブローを交互に見合わせ驚いた様子で「めちゃオモロイやん! 売れるで!!」と励ましてくれたそう。サブローはその日のことを鮮明に覚えているのか、臨場感たっぷりに語りました。そして3人によるブルースセッションを。こちらもすべてアドリブ、即興で会場を盛り上げました。

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ここからは再び、サブローとバンドメンバーによるステージです。「若い頃、好きな女の子にこの歌を歌いたくて、ギターが弾けたらと思うようになりました。今やっと、夢が叶いました」と、「わかってください」を歌い、最後には"ネタ"も仕込んで、しっとり聞かせつつも笑わせました。桑名正博さんの「夜の海」を歌う前には、桑名さんとのエピソードも披露。すると会場から「月のあかり」を歌ってほしいというリクエストが沸き起こり、急遽、弾き語りで歌うサービスも。「夜の海」は大人っぽく聴かせ、お客様も大満足のご様子でした。サブローにとっては最後のコーラスが難しかったようで、歌い終えるとほっと胸をなでおろしていました。

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本編最後は「たどりついたらいつも雨ふり」を。「止まない雨はない。まだまだ人生、いろいろあると思うけど、どこかで繋がって、何かあってもみんなでクリアして、乗り越えていきましょう」とお客様に語りかけると大きな拍手が沸き起こりました。歌唱中は立ち上がるお客様も多く、盛り上がりました。そして本編最後まで歌い上げると「声ががさがさになってすみません。いいライブをやらせてもらって今でも夢心地です。これから21ヶ所のツアーに出ますが、ぜひ遊びにきてください。終わってから美味しいお酒を飲みましょう!」と意気込み、「ありがとうございました!」と力を込めて挨拶しました。

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ステージ袖に引っ込む隙もなく、会場からはアンコールの声が。その声を受け「元気で生きていきましょうね。平均寿命関係なく、生きていきましょうね。生きて、楽しいことさせてもらって、美味しいお酒飲んで...。いい妻と楽しい家庭があったら、それでいいです!」と話して、「生きてるうちが花なんだぜ」と、お客様とのコール&レスポンスも交えて盛り上げ、会場は総立ちに。アンコールに相応しい盛り上がりを見せました。

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アンコールも終えると、お客様からの「おめでとう!」の声が次々に飛び交いました。そのいくつもの声にサブローも感無量。涙を浮かべながら「来年のNGK公演まで泣かんとこって思ってて。ここで泣いたらネタがない...」と泣き笑い、お客様からハンカチが手渡される場面もありました。そして「幸せですわ~。NGKでも泣くと思いますけど、頑張って最後まで歌います!」と力強く宣誓しました。それでも止まないアンコールを求める声。最後は「モノマネして!」のリクエストに応え、人生幸朗さんのモノマネで締めましたが、サブローも「こんなエンディングある!?」を笑いをこらえきれない様子でした。

初日公演を終えて、ライブの感想を。まず、ゲスト出演した巨人は「自分がこうと決めたらやる男」とサブローを称え、おさむも「有言実行の人ですね」と同意。サブローは「言霊ってあるんですね。40周年をビルボードで出来たらええなぁって酒の席で話してたことが実現して」としみじみ。多くの方々の協力を得て実現したこのライブ。実はおさむはこの日、沖縄花月の出番があったそうですが、それをキャンセルしての出演だったそうです。また、終始盛り上げてくださったお客様にも「いいお客様に恵まれて」と感謝していました。そして終えてみての達成感を「100キロマラソンを走ったときに似ている」とたとえました。

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ビルボードライブ大阪というライブハウスの持つ力にも圧倒されたとサブロー。本番前は緊張したそうですが、実は巨人も出番を待つ間、緊張していたそうです。また、マイクの性能にも感嘆、「プロってすごいところで歌ってはるねんやなぁと思いました」とサブロー、音程を外したり、ギターのコードを間違えたりすることもあったようですが、今の気持ちは?と聞かれると「120%で出し切りました!」と満足げでした。巨人とおさむも楽しかったようで、「地方のライブも呼んでや」と巨人。巨人は無償で行くと言っていましたが、おさむは「ちょっとだけ色つけてや(笑)」と笑わせました。

また、スペシャルサプライズゲストに出てくださった宇崎さんへは「すごく嬉しかった」とサブロー。若い頃、東京に住んでいたときにたまたま、家の近所のコンビニで宇崎さんとばったり会ったことがあったそうです。その日のことを後年、「覚えている」と話してくださったこともとても嬉しかったと語っていました。

ツアーは今後、21ヶ所を巡り、来年の3月6日(日)のなんばグランド花月まで続きます。長期公演になるため「のどがダメになっても声の出し方があると思うから。気力は大丈夫です! カスカスになってもライブをやります!」とサブロー、気合充分でした。そんなサブローに「ハートが強い!」と巨人。多くの方々の声援を受けて、『大平サブロー 芸能生活40周年&還暦 Talk&Live Tour2015~16』は全国各地をめぐります。お次は8月1日(土)徳島での公演です。サブローがギター1本でお近くに来た際には、ぜひ遊びにきてくださいね! 

ツアーの詳細など、詳しくは大平サブロー 40周年 オフィシャルサイト(http://saburo40th.com/)をご覧ください!

【大平サブロー】【ぼんちおさむ】【オール巨人】