3年ぶりの『百式』で全国ツアーも決定!! 2丁拳銃インタビュー
2003年にスタートし、2012年まで毎年行われていた2丁拳銃の単独ライブ『百式』。"百分のノンストップ漫才"がコンセプトの『百式』が、この夏3年ぶりに帰ってきます! 8月9日(日)、幕張イオンモール劇場を皮切りに全国10カ所で開催される今回の『百式2015』ライブツアーは、今までの中でも最大規模のツアーだそう。3年ぶりの『百式』に気合いもバッチリの2丁拳銃のおふたりに、意気込みや見どころをたっぷり語ってもらいました!
2丁拳銃(左:小堀裕之、右:川谷修士)
――現在の仕上がり具合はいかがですか?
修士 どれぐらいですかねぇ......。半分以上ぐらいかな。まだ着手してないやつが1本あるんで、その1本ができたらあとはポポポンといく感じですかね。
――そもそも、この"百分間のノンストップ漫才"をやってみようと思ったきっかけはなんなんですか?
修士 それまでやってた自分たちの単独ライブって、コントが数本、漫才1~2本とかをやって、いろんなコーナーも入れて1時間半~2時間やってたんですけど、そういうのではなく、漫才だけのイベントやりたいなって思って。そこから、「じゃあ、最初っから漫才で出て来て『もうええわ!』で終わろうや。続けてまえ!」ってなって。
――細かくいうと、10本ぐらいのネタに分かれてるんですよね。
修士 そうです。で、1本1本の最後の「もうええわ!」を次のネタにくっつけないといけないじゃないですか、いったんはけるわけではないから。だからそこをつなげていって。
――でも、つなげずに10本のネタをやったとしても、それはそれで"漫才だけのライブ"といえますよね。そこをあえてつなげるというのは、大変だけどやりがいがあるから?
修士 そうですね。あと、製作費も大幅カットできるんですよ。間のVTRとかも製作しないでいいし、はけたりしないから衣装も変える必要ないし。コストパフォーマンスがいいんじゃないかって(笑)。
――百分ノンストップで漫才をするって、素人考えだと「途中で忘れてしまいそう」って思ってしまうんですが......(笑)。
修士 忘れてもいいんですよ、もう。漫才なんて(笑)。でも、ネタが飛んだりしたことは今までないですね。ただ、「このままじゃ、百分を結構越えるな」って途中で思ったときは「どうしよう」ってなります。巻いたときはいいんですよ、スピード変えたりアドリブを入れていけばいいんやから、それはそれで楽しいんですけど、その場で(ネタを)間引く方が難しい。2人の間で連携をとるというか、「ああ、ここゴッソリ(ネタを)抜くんやな」っていうのをその場で感じないといけないので、そっちの方が難しいですね。
――初めて『百式』をやったときはどんな気持ちだったんですか?
小堀 初めてのマラソンに挑戦!みたいな気持ちやったから、「走れるんかな?」っていう不安も多少あったんですけど、やってみたらできたし、お客さんにも楽しんでもらえたしでクセになった感じですかね。また百分っていうのがいいですよね。
修士 「ちょうどええ」(笑)。
小堀 リズムもいいんですよね。他の方も長い漫才をやろうとしはるときもあるんですけど、百分は避けてくれはるんですよ、遠慮して(笑)。
――今回10カ所のツアーと長めですけど、ツアー中の楽しみって?
小堀 打ち上げのおいしいごはんですね。各地のおいしいものとか、食べたいです!
修士 どこも楽しみなんですけど、やったことのない劇場でやるのは楽しみですね。今回でいうと、大阪、栃木、名古屋の3つの劇場は初めてなので、どんなところなのか楽しみです。
――これまで『百式』をやってこられた中で、印象深かったできごとはありますか?
小堀 何年前やったか忘れましたけど、経費節減やって言われて、北海道で作家とコンビと、もうひとりぐらいで民宿みたいなところに泊まったことがあって。朝起きて、歯を磨くのに順番待ってるみたいな(笑)。なんか、たまにはこういうのもええなぁ、みたいなことを思いましたね。
修士 なんか、最初の方の『百式』で、「百にまつわる何かを集めへんか?」ってなったんですけど、いっこも集まらへんかったんで、すぐやめましたね(笑)。
小堀 1回はやってみたんですよ。お客さんに聞いたんですよね。 該当する人は割引かタダにするかで、「百歳の人」とか「今、現金で百万円持ってる人」とか「百キロの人」とか......。
修士 該当者がいなくて、まったく響かなかった(笑)。結果、そんなんいらんかったっていう。
――今回の『百式』での新たなチャレンジはありますか? 言える範囲でいいのですが......。
小堀 ネタの仕掛けでちょっと考えてることはありますね。百分もあるんでいろんなネタをやりたいんです。たとえば、思いっきりテレビを意識したネタとか、これはもうごめん、好きなこと尺も考えんとやらせてっていうネタとか。そんな感じの使い分けをしないといけないなと思ってて、それはなんとなくできてるかなっていう。
修士 経験してきたことを入れたいなっていうのがあるので、去年『セカンドシティ』(昨年行われた「The Second City Japan Demonstration Live」) っていうライブでアドリブを勉強させてもらったんで、即興的なことを入れてやろうかな、っていうのはありますね。お客さんからお題をもらうのが『セカンドシティ』なんですよ。なので、お客さんからお題をもらってする漫才っていうのを今回入れようかな、と思ってます。
――じゃあ、毎回変わる部分があるということですね。
修士 そうですね。だからそういうところは新しい試みかな、と思います。
――では最後に、『百式』への意気込みと、見に来られるお客さんへのメッセージをお願いします。
小堀 3年ぶりの『百式』なんですけど、充分充電はできたと思うんで、思いっきり放電したいと思います。安心して来てください!
修士 百分間存分に漫才を楽しんでいただきたいです。いろんな漫才を入れこんでいるので楽しんでいただきたいですし、僕らは「これが最後だ!」という、それぐらいの気持ちでがんばってますんで、来ていただきたいです。来年、『百式2016』の時にも同じこと言うてるかもしれませんけど(笑)。でもそのぐらいの気持ちでがんばらないと、と思っていて。
小堀 まぁそうですねぇ。いつ死ぬかわからんし。
料金:前売2200円/当日2500円(全国一律)
8/9(日) 幕張イオンモール劇場
開場:18:00 開演:18:30
■チケットよしもと(Y:999-090)
8/14(金) 大丸心斎橋劇場@大阪
開場:18:30 開演:19:00
■チケットよしもと(Y:102-275)
8/16(日) FMベリースタジオ@栃木県
開場13:30 開演:14:00
■チケットよしもと(Y:102-276)
8/21(金) あるあるYY劇場@福岡
開場:18:45 開演:19:00
■チケットよしもと(Y:999-040)
■ローソンチケット(L:86799)
■チケットぴあ(P:597-581)
8/29(土) 沖縄花月
開場:18:45 開演:19:00
■チケットよしもと(Y:999-130)
9/4(金) 伏見JAMMIN@名古屋
開場:18:45 開演:19:00
■チケットよしもと(Y:501-834)
9/12(土) ラクーン沼津劇場
開場:18:30 開演:19:00
■チケットよしもと(Y:999-120)
■ローソンチケット(L:48225)
■チケットぴあ(P:597-989)
9/18(金) 北海道 パトス
開場:1900 開演:19:30
■チケットよしもと(Y:102199)
■ローソンチケット(L:15004)
■チケットぴあ(P:444-053)
9/20(日)広島 紙屋町劇場
開場:16:40 開演:17:00
■チケットよしもと(Y:501-923)
■ローソンチケット(L:69500)
■チケットぴあ(P:445-267)
9/21(月) 東京 ルミネtheよしもと
開場:18:30 開演:19:00
■チケットよしもと(Y:999050)
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