矢野・兵動 矢野勝也が今年も尼崎ボディビル選手権大会に出場!
8月16日(日)、尼崎市記念公園総合体育館で開かれた第41回尼崎ボディビル選手権大会に矢野・兵働 矢野勝也が出場しました。
昨年5月から"パパ友"の勧めで始めたボディビル。本大会に出場は昨年に続いて2回目となりました。初出場だった昨年は、たった一人の新人だったゆえの"新人賞"と、シニア部門での優勝と2冠を果たしました。
今年はライト級での出場で、6名のボディビルダーとともに鍛え抜いた筋肉美を披露。矢野は全員での4ポーズの他、比較審査でも様々なポーズをとり、力いっぱい5名の審査員にアピールしました。また、一人60秒以内で魅せるフリーポーズの部では、お馴染みの『タイガー&ドラゴン』をBGMに、次々とポーズを決め、会場を沸かせました。そして、階級の枠を超えて全18名の選手で競う総合部門にも出場しましたが、惜しくも予選敗退となりました。
ボディビルを始めて1年強の矢野に、まずはその変化を聞いてみました。「自分で言うのもおかしいですが、体作りって強い意志が必要で、追い込まないとできないんです。僕がボディビルを始めて一番変わったのは、周りの人からの信頼、信用ですね。昔やったら"パイセンやで"のノリで、うわ~っていじって遊ぶだけやったんですけど、体を鍛え出してから、何を話しても人が深く聞いてくるようになったんです。多分、"この人はストイックに鍛えてはる、(物事に)真剣に向き合う人やから、何か一生懸命に答えてくれるやろう"みたいな、今までの"パイセンやぞ"のノリとは変わって、信用がついたのかなと思います」。
普段は漫才師としてステージに立っている矢野。ボディビルダーとしての心構えはどのようなものなのでしょうか。「ボディビルダーってステージで喋ったら失格なんです。体だけで表現するので。去年、"パイセン!"って声かけられて、思わず"パイセンやで!"って言ってもうたんですよね。ほんだらお静かにって言われて、あわや失格ってなったんです。声を出したらあかんのです。無言で、パンツ1枚で人前に立って、これほど恥ずかしいことはない。ネクタイ締めてスーツ着な失礼やっていう、喋りまくるステージとは正反対で、パンツ1枚しかまとってなくて一言もしゃべらん。あんだけやかましいパイセンが。今日の開会式でもちょっとツッコみたいこともあって、"しゃべったらあかん!"って自制することもありました(笑)」。
今年はライト級で出場し、6人中5位という結果に。「去年始めて、たった3ヶ月で体重13キロ落ちまして。だからもう結果にコミットですよね(笑)。自分でもハマってしまって。それから1年間は楽しくて、維持してきました。去年はシニア部門と新人賞で優勝させてもらったので、励みなりました。今年は5位でしたけど、結果よりも"毎年出よう"と。毎年出ることに意義があると。44歳で始めて、今年45歳で。こうやって記録にも残りますし、毎年変わっていく自分の姿を......。本来は老いていくところを毎年仕上げていって、50歳になったらヌード写真を出そうかなと考えてます(笑)」と将来の"野望"も明かしました。
ボディビルは健康法としてこれからもやっていきたいと矢野。「ストイックに突き詰めていくと、研ぎ澄まされてくるというか、しゃきっとしていい緊張感を得られるんです。今年は、去年より体重も絞れて、筋肉量が増えました。自分の中で成果はあったと思うので、この調子で来年もさらに(極めたい)。いつか、総合優勝とクラス別で賞を取りたいです」と意気込みました。
本大会は多くのお客様が詰め掛けて盛り上がりました。「おかげさまで、ありがたいことに去年から観客が増えたそうで。"パイセン出てんのか"と観に来てくれたり、普段は県大会に出るような人もこの尼崎大会に出たり。そういう人らが来てくれて、嬉しいですね」と思わぬ"パイセン効果"もあったようです。
【矢野勝也】