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2015年8月17日 (月)

よしもとおもろ怖い話~最後はおばけ屋敷でキモ試し~

8月13日(木)、よしもと沖縄花月にて『よしもとおもろ怖い話~最後はおばけ屋敷でキモ試し~』が開催され、小原猛さん、プラスマイナス、2700、どさんこ室田、魁バーバリアンが出演しました。
沖縄で初開催となる本イベントは、3F劇場にて出演者によるおもろ怖い話を聞いた後、6F沖縄おもろおばけ屋敷内で肝試しを体験するという新感覚のホラーイベント。

トークイベントは会場全体が暗闇に覆われており、照明は舞台を照らすスポットライトのみ。
幕が開くと同時に、MCのプラスマイナスが「どうも~みなさま~!」と、客席へ元気よく挨拶をしながら登場しました。大きな拍手で迎えられた2人は、軽快なオープニングトークでお客さんを盛り上げます。
「最初と最後はガチで怖い話をします」との岩橋からの呼びかけに対して場内から「えーっ!」との声が漏れると、兼光が「"えーっ!"て、それ見にきたわけでしょ!」と容赦ないツッコミを入れて、笑いが起きる一幕もありました。


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続いて「お願いしまーす!」との掛け声とともに、小原猛さん、2700、どさんこ室田が登場。
スペシャルゲストの小原さんは著書『沖縄の怖い話』で知られており、本イベントでは身の毛もよだつ怖い話を披露するとのこと。プラスマイナスの岩橋が「今日の話と言うのは、けっこう自信のある怖さですか?責任はとらないぞ、と言う怖さですか?」と小原さんに質問すると、「そうですね」との回答。それを受けた岩橋は「僕たちがなんとかします」と、少し不安そうに返事をしていました。
続いて、2700、どさんこ室田が挨拶を終えると、舞台袖から運ばれた一脚の赤い椅子が中央に置かれ、いよいよ怖い話が始まります。

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トップバッターは小原さん。岩橋からの「それでは、怖い話スタートです」との呼びかけとともに、会場に不気味なBGMが流れ出しました。
紹介するのは、沖縄県中部に現存する某・高層住宅が舞台の『霊道(霊の通る道)』にまつわる怖い話。知り合いのYさんからの体験談を元に、飛び降り自殺が多発した高層住宅で起きる不可思議な現象を、滑らかな語り口で披露しました。
トークが終了すると、本格的な怪談に緊張してか、客席は静まり返ったまま。ですが、2700の八十島がドラゴンボールのフリーザの物まねで場を盛り上げると、続けて他の出演者たちもボケの混じったコメントで笑いを取り、会場の雰囲気を和らげていきました。

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2話目は、よしもと沖縄の芸人で幽霊が見えるという、どさんこ室田が担当。
中学・高校生の頃に体験した怖い話を披露しました。真剣な面持ちでトークを展開しますが、途中、お客さんが笑うやいなや「なんの笑いですか?」と、客席へするどいツッコミを入れて会場を湧かせます。
ボケを交えたオチには拍手と笑いが起こり、すかさず岩橋から「なんやこれ!」とのダメだし。それに対してどさんこ室田は手持ちのマイクをいじりながら「(いつの間にか)ちょっと緩んでます・・・?」と、なおも"心霊ボケ"で笑いをとります。

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明るい雰囲気を残しつつ、3話目は『ある意味怖い話』を魁バーバリアンの砂川が担当。
相方の与儀と幽霊スポットへ肝試しに行ったエピソードを話します。途中、お客さんが怖がりすぎないように「大丈夫ですか!?大丈夫ですか!?」と気遣う砂川の優しさに、お客さんからは笑みがこぼれます。

続けて、ツネから披露された『ある意味怖い話』は、3年前に起きた勘違いから始まるとある珍事件。「勘違いって怖いな~」と、終始マイペースな様子で語るツネに、客席からは笑い声が絶えません。

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トリを飾るのは、再び登場の小原さんが務めます。
アパートの隣に引っ越してきた隣人との奇妙なエピソードを紹介。問いかけるように話される"恐怖の一夜"の物語に、ほのぼのとしていた会場はまたも緊張で静まり返ります。時折、客席からは恐怖で小さな悲鳴が漏れることも。
続けて、最後にもう1話。サトウキビ畑で起きた奇妙な話を披露します。先ほどとはうって変わり、おもろ怖い話がテーマの本イベントに沿った、少しユーモアの混じる内容になりました。

最後に「ありがとうございました」と話し終えた小原さん。緊張が解けた客席からは、ひと際大きな拍手が起こりました。
恐怖と緊張、そして笑いに包まれたトークイベントは、和やかに終演を迎えました。

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トークイベント終了後は、忘れてはなりません。おばけ屋敷で肝試しが待っています!
肝試しは5名1組(最大約8名)のチームで行われ、ガイドマジムンから「ヒントの書かれた封筒」と「ペンライト1本」を受け取り、謎を解きながらデパート売り場から脱出する・・・と言うホラーミッション。スタート地点のエレベーターから出ると、そこは真っ暗闇。かすかな明かりとヒントを頼りに、先へ進まなければなりません。

初めは不安を隠せないお客さんも、同伴者のマジムンやメンバーと助け合って、ふざけ合いながら楽しそうに進んで行きました。道中、出口へのヒントを見つけた際は、声をかけあって大盛り上がりです。
長い暗闇を抜けて5Fへ続く出口に辿り着くと、フロアの明かりに思わず安著の声が。
無事ミッションを終えたお客さんたちは、終始笑顔の絶えたない様子で会場を後にしていました。