いよいよ9/21(月)、ルミネtheよしもとでツアーファイナル! 2丁拳銃『百式2015』インタビュー
2003年にスタートし、この夏3年ぶりの復活を遂げた2丁拳銃の単独ライブ『百式』。8月9日(日)、幕張イオンモール劇場を皮切りに全国10カ所で開催される今回の『百式2015』ライブツアーも、あと数カ所を残すのみとなっています。そんな2丁拳銃のおふたりに、今現在の心境やツアー中のエピソード、最終日に向けての意気込みなどをタップリ語ってもらいました!
2丁拳銃(左:小堀裕之、右:川谷修士)
――ツアーもあと数カ所を残すのみとなっていますが、現在の率直な心境をお聞かせください。
小堀 そうですねぇ......。今まででいちばん、汗が出てます。
――それはなぜですか?
小堀 まぁ、「老い」と言われてます(笑)。
修士 完全に「老い」でしょうね。体力的な、「しんど!」っていう汗やと思います。
――3年前と比べても体力的に衰えたなって実感はありますか?
修士 体力的にはそこまででもないんですけど、昔はその日『百式』だけやったんですよ、他には出番がなくて。年とった今の方が『百式』前にも劇場で出番があって、その後に百分やるんで、それかもしれないですね。体がボーッとしてるというか。朝からずーっと劇場にいるんで、そういうのもあるかもしれないです。
小堀 時期もあるかもしれないですね。あんまり夏はやってなかったんで。
――現在の手応えはいかがですか?
小堀 内容的には手応えというか、日に日に長くなってるのが嬉しい悲鳴というか。楽しくなってしまって、つい長くなっちゃうんですよね。
――前回のインタビューでは、できるだけ百分にこだわりたいって話されてましたよね。
小堀 今まではわりと好き勝手言うて伸びていってるんで、このあとはもうちょっと引き締めていかなあかんなとは思ってます。「これやっぱ言いたいけど、ちょっと時間ないからガマンしよか」とか。
――ネタって少しずつ変わっていくものなんですか?
小堀 毎回わりと違いますね。
修士 同じ言葉でも、言い方が変わってきたりするんですよ。それで間とかリズムも変わってきますし。ただ、僕は次に挑戦したいと思ってることがあって。聞いた話によると、三谷幸喜さんが台本を書いていて長くなってしまってカットしようか悩んだときに、「いや、役者が早くしゃべればいいんだ!」って思ったそうなんですよ。だから僕も次は早くしゃべることに挑戦しようかなと思ってます(笑)。
――斬新な解決法ですね(笑)。ところで、ツアー中の印象深かったできごとはありましたか?
修士 すごく懐かしい、昔からのファンが来てくれたのは嬉しかったですね。「あ、覚えてるわこの子!」みたいな。その子らもすごく立派な大人の女性になられてて。そういう再会があったことも「やってよかったな」って思えたことのひとつかな。もちろん、新しく来ていただける方にも感謝はしてるんですけど。
小堀 今回、お客さんからお題をいただくネタがあるんですけど、九州やったかなぁ......、「スタンドマイク」って言われたときはどうしようかなと思いましたね(笑)。
――難しそうですね(笑)。他に印象深いお客さんはいましたか?
小堀 大阪で、ジッタリンジンのギターの破矢ジンタさんが来てくれはったんです。酔った勢いで前日に電話してしまったんですよ。「よかったら明日来てください」って。そしたら「じゃあ、行けたら」って言うてはったんですけど、ホンマに来てくれはって、それは嬉しかったですね。
修士 僕は、マネージャーのお母さんが大阪に見に来てくれてて、紹介されたときに「(僕と)年変わらへんねんな」って(笑)。マネージャー、22歳なんで。「ウチのオカンなんですよ~」って言われたときに、「いや、オレらに(年が)近いやん!」って。ライブ後に紹介されたんで、それ知ってドッと疲れましたけど(笑)。
――前回、『百式』ツアー直前のインビューでは、ツアー中、おいしいものを食べたいと小堀さんがおっしゃってましたが、おいしいものは食べられましたか?
小堀 そうですね。たとえば沖縄やったらソーキそばとか。安くておいしいんでずっと食べてました。
修士 沖縄は僕、『沖縄食堂じまんや』っていう、よく行く居酒屋さんがあるんですけど、そこの「つけもずく」っていう、もずくをつけ麺みたいにつけダレにつけて食べるのがメチャメチャうまかったです。それと、パイナップルポークのステーキもめっちゃやわらかくて美味しかったですね。あのお店はオススメです。
――最終日のルミネはどんな感じになりそうですか?
修士 別にそこまで内容は変えないとは思いますけど......、百分に近づければ。まだ百分ピッタリはできてないんで、最後は近づけたいです。
――時間って、どんな感じで確認してるんですか?
修士 ここは時間を出してくれっていうてるタイミングがあって、ライブ中はそのタイミングで「◯◯分たってます」っていうのをスタッフさんに出してもらって、そこで調整する感じですね。体感でいくしかないんで、なかなか難しくて......、百分何秒みたいなのは過去にあったんですけど、どうせならピッタリをめざしたいかな。
――相手の気持ちとか、なんとなくわかるんですか? ちょっと焦ってるな、とか。
修士 それはわかりますね。なんなら丸々1本、ネタを飛ばすこともあるんで。「このままじゃ絶対(時間的に)ムリや」ってなって、パン!って。「あ、今次のネタに入った」みたいな。
――ツアーを回ってて、お互い改めて相方に対して感じることってありますか?
修士 いやホンマ「各地方に仲のいい女の人がいるんやな」って思いましたね(笑) 。
小堀 来てはるだけですって。
修士 来てはるだけ(笑)? ファンなんですか?
小堀 そそそそ。それが沖縄まで来てただけの話。
修士 なるほど。各地方に熱烈なファンがいてるんですね。
小堀 クククク......(苦笑い)。
――小堀さんは、修士さんに対して改めて思ったことはありますか?
小堀 結構言うてほしくないことまで言うんやな、って(笑)。舞台でもそういうシーンがあるんですよ。プライベートのことを言われるっていう。
修士 彼が「そこはオレのファンタジーや」って言うんですけど、よくわからなくて。僕からしたら「ファンタジーな部分をつつかせてもらうよ」ってとこですかね。熱烈なファン=ファンタジーファンというか、小堀くんのファンタジーファンが各地方にいて......「ファン」ではなくて「ファンタジー」ですね(笑)。
――うまい(笑)!
小堀 (苦笑い)。
――では最後に、ツアーファイナルのルミネtheよしもとに来るお客さんに一言ずつお願いします。
修士 百式を経験したことのある方にとっては「あの百式が帰ってくる」と思っていただきたいですし、未体験の方には「こんな漫才があるのか」というのを楽しんでいただきたい。そして、クセになっていただけたら、また来年もまたお会いしましょう!
――じゃあ、来年も『百式2016』がある?
修士 そうですね。そこに向けてがんばっていきたいです。彼は彼で、ファンタジーを増やさなあかんと思うので。
――えっ、増やしていかないとダメなんですか(笑)?
修士 (爆笑)。そうなんですよ。各地方、旧ファンタジーから新ファンタジーまで欲しいでしょうからね、彼は。
――そうなんですね~。じゃあ、そこもちょっと色々がんばっていかないといけないですね。
小堀 そうですね~......じゃないわ(笑)! それはまぁまぁ、適当にがんばりますから。
――じゃあ、小堀さんも最後に一言。
小堀 最高の百分をめざしてがんばりますので、見に来てください!
●公演情報
『百式2015』
料金:前売2200円/当日2500円(全国一律)
9/18(金) 北海道 パトス
開場:1900 開演:19:30
■チケットよしもと(Y:102199)
■ローソンチケット(L:15004)
■チケットぴあ(P:444-053)
9/20(日)広島 紙屋町劇場
開場:16:40 開演:17:00
■チケットよしもと(Y:501-923)
■ローソンチケット(L:69500)
■チケットぴあ(P:445-267)
9/21(月) 東京 ルミネtheよしもと
開場:18:30 開演:19:00
■チケットよしもと(Y:999050)
【2丁拳銃】