ついに「ヒーハー!」が世界的ギャグに!? 映画『アントマン』ジャパン・プレミア 最小最強プレミアイベント
9月15日(火)、東京・EX THEATER ROPPONGIにて、「映画『アントマン』ジャパン・プレミア 最小最強プレミアイベント」が開催され、主演のポール・ラッドさん、ペイトン・リード監督、内田有紀さん、溝端淳平さん、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)が登壇しました。
映画『アントマン』は、やる気も能力もあるのになぜか仕事も人間関係も空回りのスコットが、驚異のスーツによって身長わずか1.5cmのヒーロー・アントマンになり、最愛の娘と世界平和のために戦うという、最小にして最大のアクション・エンターテイメント作品。
MCの藤田琢巳さんに呼び込まれ最初に登場したのは、約100名の"アント隊"。アントマンの"アリと共闘する"というユニークな戦闘方法にちなんで集められたアント隊の先頭には烏龍パークの2人の姿も。
続いて警備員風の男が登場。レッドカーペットの警備員かと思いきや、突然アクションがスタート。見えない敵(アントマン)と闘い、次々と倒されていきます。実は警備員ではなくアントマンの敵だった彼らが、見えないくらい小さなアントマンに倒される、というパフォーマンスだったのです。
そしていよいよ、『アントマン』日本語吹き替え版で声優を担当したゲストたちの登場です。溝端さん、内田さん、小杉の順に呼び込まれ、客席後方の扉から順番に登場するゲストに、客席から大歓声があがります。
そのままレッドカーペットを歩く3人は移動しながら次々と取材に対応。溝端さんは前日の夜に1人焼肉に行ったそうで、「小杉さんを誘ったんですけど、来てくれなくて......」と不満げに話すと、「当たり前やろ! 急に夜中に電話してきて......。今日朝からこれ(映画のイベント)あんのに、なに考えてんねん」と小杉がツッコみます。また、小杉の声優っぷりについて聞かれた溝端さんは「意外と標準語がうまいんだなぁと思いました」と、同じ関西出身で思うところがあるのか、感心していました。
記者から「ギャグを入れてのPRを」とムチャぶりされた小杉は、若干困りながらも「本当に最小にして最強のエンターテイメントが誕生しました。観てくださいヒーハー」と言ったのですが、「ヒーハー」の声が小さく、その控えめさに観客から失笑がもれます。すかさず「大きい声を出すなって言われてるんで......」と言い訳する小杉。実は取材中、ペイトン・リード監督、ポール・ラッドさんが登壇され、観客にあいさつしたり取材を受けている最中でもあったため、大きな声を出すのは厳禁だったのです。
改めて全員そろって登壇したところで、舞台挨拶がスタート。内田さんは「自分がお仕事をしたからということではなく、本当に心からみんなに観てもらいたい作品です」と映画に対する愛情を語ります。
また、今回が初来日だというリード監督は「初来日なんですけど、こんなに歓迎していただいて嬉しいです」とニッコリ。さらに、「日本のファンの方々に会えたことも嬉しいですが、吹き替えを担当してくださった声優の方々に会えたこともとても嬉しい」と喜び、「自分の映画の吹き替え版の声優と会う機会はめったにないので、貴重な体験になりました。皆さんイメージ通りという感じで、本当に素晴らしいと思います」と太鼓判を押していました。
同じく今回初来日となるポールさんは「コンバンハ!」とあいさつした後、日本で食べたものを挙げていったのですが、「ラーメン、スシ......ヒーハー!」と、突然のヒーハー発言を。これには小杉も思わず「え、ヒーハー!?」とツッコみ、会場は大爆笑。続けて、「皆さんが温かく迎えてくださったこと、感謝しています。映画の方も気に入ってくれると嬉しいな!」と笑顔で語り、そのチャーミングさに観客は魅了されていました。「劇中の見どころシーンは?」という質問には、「見ていて楽しいのはファルコンとのバトルシーン。まさにマーベル作品らしいシーンだったし、撮影の時は『本物のファルコンだ!』と、すっかりファンの気持ちになってしまいました」と振り返ります。
小杉は、「僕、ずっと"ヒーハー"というギャグ1本槍でやってきたんですけど、映画を観たらスコット(ポール・ラッド)が完全に『ヒーハー』と言ってまして、これは完全にパクられたな、と」と物申した後「だから今日は一悶着あるかなと思ってたんですけど、実際にお会いしてポールの人柄を知って、『あ、ヒーハーは僕のものじゃないんだな』と。完全にポールさんのものだと思って、ちょっと悔しくもあったんですけど、快く僕のヒーハーを送り出しました」と語り、会場は爆笑に包まれます。
すると、ポールさんが「僕の"ヒーハー"は小杉さんへのオマージュです」とおちゃめにコメント。これには小杉も「ええっ! こんなサービス精神ある人います? うれしいです」と感激。続いて「では、本家のヒーハーをここで」とうながされ、「アントマン、最高の映画です。ヒーハー!」と言ったあと、「完全に声が裏返りましたが、良い思い出です」と笑顔を見せていました。
最後にポールさんの「レディ!」を合図に、「最小!」→「最強!」→「アントマン!」の掛け声と共に、客席にいるアント隊がパネルを使って人文字を作る演出を披露。これにはリード監督も、「こんなに素晴らしいアリ軍団と遭遇したことがない!」とほめたたえ、「映画にもアリに代わってみなさんに出てもらいたかったです。『アントマン2』ではぜひ!」とオファーし、アント隊を喜ばせます。ラストは特効によって舞い散る金銀のテープが会場を埋めつくし、豪華メンバーを迎えたジャパン・プレミアは華やかに幕を閉じました。
●映画情報
『アントマン』
9月19日(土) 2D/3D全国ロードショー
©Marvel 2015
【ブラックマヨネーズ】【小杉竜一】【烏龍パーク】