すっちー演じる成安道頓ら町人パワーが炸裂!本格殺陣にも注目の「大坂の陣新喜劇」完結編が開幕
「大坂冬の陣」から400年を記念し、昨年10月、今年4月と上演され、大きな反響を呼んできた吉本新喜劇特別公演「大坂の陣新喜劇」シリーズ。その第3弾であり完結編となる「『成安道頓』夢を掘った男」が、10月2日(金)、なんばグランド花月にて初日を迎えました。
これまで淀殿、猿飛佐助を演じてきたすっちーが、道頓堀開削の道筋をつけその名を残した成安道頓に扮する今作。道頓の従兄弟である安井道卜役の清水けんじ、真田幸村役の吉田裕らイキのいい若手が中心となり、島田一の介(豊臣秀吉)、烏川耕一(徳川家康)といった面々が脇を固めます。従来の吉本新喜劇とはひと味もふた味も違い、笑いはもちろんシリアスな演技や本格的なアクションも盛り込んだ内容が「大坂の陣新喜劇」の魅力。過去2作は豊臣家や真田家といった武士の世界がメインとなっていましたが、今回は町人たちにスポットを当て、また新たなストーリーが繰り広げられました。
すっちー扮する道頓は、おなじみ"すち子"さながらの人を食ったキャラで冒頭から周囲を翻弄。さっそく清水扮する道卜と息の合ったやりとりで笑わせます。
と、道頓宅に、あの秀吉(一の介)、幸村(吉田)、そしてなんと家康(烏川)までがやってきて、大坂の街づくりについてある話し合いが持たれることに...。道頓のほかにも街の有力者たち(中川貴志、今別府直之、松浦真也)が集められ、そこから壮大な計画が立ち上あがっていきます。
その後、物語は関ヶ原の戦いから大坂冬の陣、夏の陣へ...。迫力満点の合戦シーンと、戦をものともせず持ち前のパワーと明るさで街づくりを遂行しようとする道頓たちの奮闘が、テンポよく交互に描かれていきます。果たして道頓が夢見た水路は完成するのでしょうか?
吉田をはじめ座員たちが稽古に"本気"で挑む殺陣が、今作の大きな見どころのひとつ。中でもクライマックス、幸村たちが見せる大立ち回りは迫力満点で、観客の視線をクギヅケにしました。
一方で、新たなキャラクターが登場するたび飛び出すおなじみのギャグの数々や、金原早苗と酒井藍によるまさかのダブルキャストなど、笑いどころも満載! すっちー&吉田の「ドリルすんのかい、せんのかい」ももちろん飛び出し、息つく暇もない展開で魅了しました。
夢を追い続けた道頓と道卜、町人たちの絆、そして彼らが語り合った未来予想図が明かされるエンディングで、舞台はしみじみとした余韻を残しつつ幕。カーテンコールで全出演者が再び登場すると、客席から再び大きな拍手が送られていました。
歴史に興味がある人も、歴史をまったく知らない人も、楽しめること間違いなし! ここでしか見られないスペシャルな舞台「大坂の陣新喜劇〜『成安道頓』夢を掘った男〜」は、10月11日(日)まで上演中です。ぜひ劇場に足を運んでご覧ください!
●公演概要
吉本新喜劇特別公演「大坂の陣新喜劇〜『成安道頓』夢を掘った男〜」
日時:10月2日(金)〜11日(日)全10公演
平日19:00開演/土・日曜19:30開演
会場:なんばグランド花月
出演:すっちー、島田一の介、烏川耕一、清水けんじ、吉田裕、青野敏行、西川忠志、高井俊彦、中川貴志、平山昌雄、今別府直之、太田芳伸、佐藤太一郎、松浦真也、安井まさじ、タックルながい。、信濃岳夫、辰己智之、諸見里大介、前園健太、高橋靖子、金原早苗、酒井藍 ほか/カートヤング、犬の心
料金:前売・当日とも1階席4000円 2階席3500円(全席指定/未就学児入場不可)
★ チケット好評発売中!
お問い合わせ:チケットよしもと予約問合せダイヤル☎0570−550−100(10:00〜19:00)
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