よしもと衹園花月と京の職人さんのコラボ企画第一弾!京うちわ・塩見団扇×新喜劇の「思い出の団扇!?」を上演
「京都国際映画祭」を通じてさまざまな京都の皆さんと出会い、数々の連携企画が生まれているなか、よしもと衹園花月では、「京の職人さん」とのコラボレーションを展開することが決定。その第一弾として、1944年以来、京うちわを作り続けている塩見団扇と衹園吉本新喜劇がタッグを組んだ公演「思い出の団扇!?」を、本日10月6日(月)から12日(月・祝)まで上演しています。
京都の花街のひとつ・花月町にある旅館を舞台に、跡取り娘と結婚を前提に付き合っている男(川畑泰史)が、この町にだけ伝わるトンデモ風習に翻弄される爆笑ストーリー。京うちわは旅館内の装飾に使われているほか、物語のクライマックスには旅館の女将夫婦(若井みどり、青野敏行)を再び取り持つ重要なキーアイテムとして大きな役割を担っています。
6日(月)の初日には、塩見団扇代表取締役の秋田悦克さんも本人役で登場! 納品にやって来たという設定で、京うちわについて「豊かな風土と文化と歴史に育まれながら、技と心で常に新しいデザインを模索して作っている」と語り、飾られているうちわについて説明するなど、その魅力を存分にアピール。うちわの由来にまつわるボケも披露する大活躍を見せ、最後は「百貨店やお土産もの屋さんでも買えますので、京うちわをぜひご愛顧ください」と呼びかけました。川畑からは「ネタはいまいちやったけど、宣伝はしっかりしはった」とツッコミが入り、お客さんは大爆笑。さらに、エンディングでは抽選で2名の方に「吉本新喜劇」の名入り京うちわがプレゼントされました。
その後の囲み会見には、京都伝統産業センター専務理事の八田誠治さん、秋田さん、川畑、みどり、烏川耕一、諸見里大介、松浦真也、福本愛菜が出席。八田さんは「京都にある74品目の伝統的な工芸品を、新喜劇を通じてもっと知っていただきたい」と期待を寄せます。秋田さんは「京扇子は有名だが京うちわもあるということを紹介したいと思っていたところ、こういうお話をいただいてありがたかった」とコメント。自身も小さな頃から新喜劇を見て育ったそうで、「ご一緒できてうれしい」と笑顔で話しました。
京都出身で昔から京うちわは目にしていたものの「お金持ちしかもらえないものだと思っていたので、今日は少しお金持ちになった気分」というのは川畑。その他の伝的な工芸品についても、「極力、私の(出演)週でコラボしていきたい。この仕事は他の人に回したくない」と下心をのぞかせます。みどりも「せっかく衹園に花月があるんですから、お互いに利用し合って、幅広く知られたら素晴らしいこと。座長、これからもよろしくお願いします」と出演志願!? 川畑から「『うちわドリル』とかどうですか」とリクエストされると、「ハダカはちょっと...」と二の足を踏み、笑わせていました。
烏川は今回、松浦がギターではなく三味線に挑戦したことに触れ、「毎回、何かに挑戦するのもいいのでは」と提案を。諸見里は「扇子よりうちわの方が言いやすいので、これからも京うちわでいきたい」と自らの滑舌の都合を優先させ、松浦は前出の三味線を「バチは無理でピックで弾いていた」ことを告白。舞妓役の福本は「いい経験になりました」とうれしそうに話していました。
初日だけあってハプニングの連続の舞台となりましたが、川畑が「福本だけ完璧でした」と褒めると、何故かそこから「セクハラ疑惑」へと話が発展。「プライベートで飲みに行ったこともない」と身の潔白を主張する川畑に対し、福本が「ドン引きした」というエピソードを暴露するなど、会見は最後まで爆笑の連続となりました。
なお、10月15日(木)〜18日(日)に開催される「京都国際映画祭2015」においても、京都が誇る"技"に触れるチャンスが。17日(土)・18日(日)の両日は元・立誠小学校にて「京の職人さん ワークショップ」(京こま、京提灯、京組紐、金箔押し)が行われますので、皆さん、ぜひご参加くださいね!
【川畑泰史】【若井みどり】【烏川耕一】【諸見里大介】【松浦真也】【福本愛菜】