ピース・又吉、『第28回 日本 メガネ ベストドレッサー賞』で初めてのメガネとの物悲しいエピソードを披露!
10月6日(火)、東京ビッグサイトにて『第28回 日本 メガネ ベストドレッサー賞』の表彰式が行なわれ、ピース・又吉直樹が出席しました。
日本メガネベストドレッサー賞とは、日本初の国内メガネ展IOFT(International Optical Fair Tokyo)の開催を機に、1988年より毎年、過去1年を通じて"最も輝いた人"そして"眼鏡の最も似合う人"を各界から選考して表彰するもの。
又吉は芸能界部門(男性)での受賞で、お笑い芸人では史上初めての選出。月刊誌『マンスリーよしもとPLUS』の人気企画「オシャレ芸人ランキング」では三年連続1位となって殿堂入りしており、メガネを取り入れたコーディネイトが多いこと、多彩な個性がメガネによって引き出されていることなどが選考理由となり、圧倒的な指示を得ての受賞となったようです。
なお、経済界部門は岸田文雄外務大臣、経済界部門は幻冬舎の見城徹代表取締役、文化界部門は歌舞伎俳優の片岡愛之助さん、芸能界部門(女性)は女優の桐谷美玲さん、サングラス部門はモデルの中村アンさん、今後メガネをかけて活躍して欲しい人に贈られる特別賞は乃木坂46 メガネ選抜が受賞しました。
スピーチでは「お前、メガネかけてるか?と思われるかもしれませんが」と切り出した又吉。「子供の頃から眉間を指でこする癖がありまして、前世でもメガネをかけてたんやろうなとも思っています」と語ると、会場から笑い声が。
最初にメガネをかけたのは、中学1年生のこと。「年配の方がかけるようなメガネをかけていたんですけど、駅前のデパートの地下でご飯を食べていたときに、8人くらいのヤンキーに絡まれてボコボコにされまして。病院に行って帰りに(そのお店に)寄ったら、メガネがなくなってました。最初のメガネとはそういう悲しいお別れをしたんですけど」と切ないエピソードで笑わせます。
「テレビに出させてもらったのは、ジョン・レノンのネタで丸メガネをかけていたり」とメガネとの縁を語りつつ、「メガネ ベストドレッサー賞の舞台に立たせてもらえて、別れたメガネを思い返すことができたのは、メガネを"外され"はしたけど(自ら)"外し"はしなかったのだなと熱い気持ちでいっぱいです」と、独特な表現でメガネ愛を露に。
「2008年くらい、仕事がなかった頃に後輩から(誕生日の)プレゼントで何が欲しいですか?と聞かれて、ロイドメガネが欲しいねんと言ったら買ってくれたんですけど、みんなに『全然かけてない』と言われて『ここ一番大事なときにかける』と言ってたんですけど......それ、今日でしたね」と呟くと、ドッと笑いが起こりました。
「メガネは機能と美しさを兼ね備えている部分が好き。いろんな縁もあるので、これからも付き合っていって、いろんなメガネをかけたいと思います」と締めくくりました。
授賞式後の囲み取材では、「メガネは好きで。今年1年、本を出したり、いろいろと話題にしていただいたのもあってのことだと思いますけど、嬉しいです」と改めて喜びを。「メガネは何個か持っていて、そのときの洋服で変えたりしてます」と語りつつ、本日いただいたメガネについては「軽くて使いやすいですね」とコメント。古いかたちのものが好きだそうで、「(自分で選ぶのは)ロイドメガネだったり、べっ甲のメガネだったり、銀フレームが多いですね」と答えます。
本日、11月11日(水)に、『火花』の4枚組朗読CDが発売されることが発表。又吉の希望を快諾して、今回の朗読に挑戦してくださった俳優の堤真一さんについては「『火花』は男の、先輩と後輩2人の話なので、説得力というか強さというか、僕が怒られそうやなと思える先輩にお願いしたいなと思って(希望を出させてもらって)。お忙しいので無理やろうなと思っていたら引き受けてくださったので、嬉しかったですね」としみじみ喜びを。初めてお会いした印象として「優しい方でした」と語りました。
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