さまざまな視点からスポーツマネジメントを学ぶ インターンプログラム「スポーツコース」
去る10月初旬、学生を対象にしたインターシップ「スポーツコース」が大阪本社にて開催されました。
同インターンシップでは弊社「よしもとスポーツセクション」の業務について、当セクションの担当者や所属タレントからのレクチャーのほかイベント運営の実務、プレゼンの発表などを4日間に渡って行います。今回は実務担当者からのセクション紹介、たむらけんじ・ミサイルマン 西代の座談会、永島昭浩の元アスリートならではのトーク、エド・はるみのマナー講座を学んだ初日の模様をお届けします。
最初に「スポーツセクション」所属のスタッフが同セクションを紹介。スポーツセクションの仕事について、マネジメントのほかお笑いとアスリートを融合させたイベントの企画・運営など具体例を交えながら、現場スタッフならではのリアルな声を学生に届けました。また、まだ発足したばかりのセクションだからこそ多くの柔軟な発想とアイディアが必要なことを伝えると「これから伸びそうな若い才能を見つけるには?」といった積極的な質問が受講生から聞かれました。
たむらけんじ、ミサイルマン 西代の座談会では、笑いの絶えない和やかな雰囲気のなか「スポーツ企業がたくさんあるけれど、なぜよしもとを志望したか」と問いかけると、「よしもとが持つコネクションに加えて、お笑いとスポーツが合わされば、年齢性別関係なくみんなが楽しめる」という学生の意見に二人は深く賛同。「よしもとは何でもアリが強み。スポーツイベントはゲストだけでなく芸人も楽しめる現場を作りやすい」「スポーツのマネジメントやイベント企画は、まだよしもとも手探り状態。若い人の発想はすごく大事。だから好きなことをやってほしいし、(スポーツセクションは)走り始めたところだし企画が形になりやすいよ」などと意見を交わしました。
現在はスポーツキャスターとして活躍中の元プロサッカー選手・永島昭浩は、スポーツマネジメントの重要性について語りました。アスリート時代の自分自身を振り返りながら「一流のスポーツ選手は技術や素質だけでなく、一流の立場や言動、行動が伴う。だからマスコミや大衆がその選手の人となりを見てどう思うかがすごく大事。世間から何を求められているかを察知してアドバイスし、選手とともに一流の選手を目指すことがマネジメントの面白さ」と熱弁。
「日本のスポーツ選手に不足しているのは世界を目指すためのマネジメント。スポーツとは異なる視点が大切だから、皆さんも選手の力になれるんです」という言葉に、参加学生はマネジメントの大きな可能性を感じていました。学生からの「感動した取材は?」との問いかけには「2002年か2003年の松井秀喜元選手への取材。何よりメディアに対する心配りが素晴らしかった。その時の僕はキャスターとしては駆け出しの頃で、自分をアピールすることが大事だったから、自分自身よりも周囲を大切にする松井さんに衝撃を受けた。なぜ彼らが松井さんのネタがなくても時間の枠を作って取り上げるのか、その理由を理解できたと思う」と語ると、学生たちはマネジメントの大切さに納得した様子でした。
最後の座学はエド・はるみのマナー講習。以前にマナー講師を勤めていたエドだけあり、明解なデモンストレーションで学生の心を掴んでいました。特に芸能事務所としても欠かせない時間に対する心得や挨拶、マナーなどは徹底して指導。限られた時間ではあったものの、実践を加えることで理解しやすく、身体で覚えることができた貴重な1時間でした。
全ての座学終了後は「テレビで見ていた方たちの貴重な意見が聞けて有意義な時間を過ごせた」「芸人さんの熱い気持ちが伝わってきた」といった前向きな学生の声が挙がるなか、最終日のプレゼンの課題が発表されました。翌日はイベントの運営スタッフとして、また一般参加者と共にイベントに参加します。