よしもとニュースセンター

10月4日（日）、よしもと沖縄花月にて「応答せよ！こちら芸人秘密基地」が開催されました。出演は、初恋クロマニヨン、プロパン7さん（エンターサポート）、すぱるたいんづさん（FEC）の3組。今回、プロパン7さんからの呼びかけで一同が集まったとのことですが、初恋クロマニヨンと、すぱるたいんづさんは久しぶりの共演のようです。すぱるたいんづの２人も久しぶりのコンビ復活で、すぱるたいんづのまさきさんは、久しぶりの舞台とのこと。
初恋クロマニヨンの松田は、お客さんから「きょうの出演メンバー、最強！」と会場前に声をかけられたそうです。



さっそく1stステージの「ネタ対決」がはじまりました。最初の登場はプロパン7さん。

「ネコもらわんか～？　いっぱい余ってるけど、もらわない？」という上原さんの問いかけに、「突然いわれても...」と困る長嶺さん。「アメリカンショートヘアだし、2匹つけるから！」などとさまざまな手で売ってくる上原さんに、長嶺さんは「自分で飼えば？」と提案。しかし「ネコアレルギーだのに。でも、拾ってしまう」という上原さんと一緒に、ネコを見ても拾わない練習をすることに。

練習をしても最後にはまた拾ってしまう上原に、客席も爆笑でした。



次の登場は、初恋クロマニヨン。新本が飲み会での酔っ払いの話題を出してくると、「酔っぱらって絡んでくる」「ゲロ吐く」「駄々こねて帰らせてくれない」とひとしきり盛り上がったところで、酔っ払いとまわりの人間の様子を再現しました。

酔っ払いを無視して勝手に帰る同僚。村の皆をさらってしまった怪物が酔っ払いに化けていると勘違いし、本気で捕獲しようとする村の人。酔っ払いが乗り込むタクシーの運転手にエチケット袋を要求したら「あなたの心の中にある」と言われたネタなどを披露しました。どのネタも客席から大笑いの渦で、会場が盛り上がりました。


次のすぱるたいんづさんは、「エイサーの小さい大鼓は必要？」という話題。まさきさんが「俺のいとこに小学校6年生女の子がいる。今年最後の運動会で大太鼓役に立候補したが、落とされた。次はちょんだらーに立候補したが、そこでも落とされた・・。その話を聞いても小さい大太鼓はいらないっていえる？」というと、知念さんは「いや、何かその話と俺の話は違うからね。じゃ、話かえるよ」と、次々と他の話に切りかえるが、最後は必ずいとこの話で反論してくるまさきさん。知念さんが「お前の話はみんな、いとこの話だな」というと、「いとこ基準が世界基準。人類みんないとこ。お前もな」とまさきさんが返します。すかさず知念さんが「じゃ、俺とお前は、きいやま商店やし(じゃないか)」とツッコむと、会場は爆笑に。知念さんは「もう、いとこだけ集めたライブやって、いとこだけの国をつくったらいいじゃないか」と切りかえし、ネタが終了しました。



1stステージの「ネタ対決」が終了し、そのまま客席は投票タイムに突入します。お客さんに、3組の中でどのグループが楽しかったか投票してもらっている間、出演者はステージトークを繰り広げます。

司会の知念が1stステージを振り返り「ある意味緊張感があった」というと、初恋クロマニヨン・松田の「負けたら、まさきさんみたいに、洋服にバッチを付ける？」という言葉がきっかけで、出演者イジリが次々と飛び出してきます。初恋クロマニヨン・新本にも触れ、「こいつ、足短いのに裾直ししないから、ロールアップがデカくてドーナツみたい」と暴露しはじめ、初恋クロマニヨン・比嘉も「新本は足が細いから、レディースのジーパンを履いていることもあるし、なんならお姉ちゃんのレギンス履いていることもある」と便乗しました。しまいには舞台裏に新本を連れて行き、パンツの色やサイズを確認する場面も。会場は、この日一番の爆笑が起こりました。

ほかにも、プロパン7・長嶺さんは細かいステージ打ち合わせをしたがる割には打ち合わせでしゃべらない話や、初恋クロマニヨンがお笑いのチャンピオン大会に出たあとの受賞インタビューを再現したりと、話に花が咲きました。


1stステージの結果は、1位「初恋クロマニヨン」、2位「プロパン7」、3位「すぱるたいんづ」でした。

次はネタ対決「2ndステージ」です。



最初に登場したのはすぱるたいんづさん。沖縄・辺野古海上での海上保安官(沖縄県出身)と基地反対派(本土出身)の様子を描きました。言い争いを繰り広げるも、「命どぅ宝」との言葉で締めました。



次に登場したのはプロパン7さん。コードネーム「コルゲート」のスパイとボスに扮したステージを繰り広げました。



ボスからのミッションは、「嘉手納ロータリー近くの５８号線沿いで、シャリシャリのアイスクリームを売ること」。しかし「トイレに行きたくなっても当局は関知しない」という条件や、仕事が終わる時は金城さんという人がワゴン車で迎えにくるというネタ話でした。そのほか、リアルな沖縄ネタに会場は大笑いでした。

最後に登場したのは初恋クロマニヨン。お兄さん（新本）の家に３歳のいとこのりゅうた（比嘉）とその父親（松田）が遊びに来るという設定でネタがはじまりました。さっそく相撲遊びをするも、りゅうたが本気を出してお兄さんが痛い思いをします。ステージを見て客席のこどもが大笑いをして止まらなくなったため、父親が「タイムオーバーしそうだけど、あの子が笑っている間、ずっとネタやるよ」といったら会場は爆笑する場面がありました。

2ndステージの「投票タイム」がはじまり、再度出演者全員がステージに登場しました。

1stステージを振り返り、出演者それぞれがお笑いに入ったきっかけを話しはじめました。プロパン７さんは大学からの友達、すぱるたいんづさんは幼稚園からの友達、初恋クロマニヨンは小学校から中学校の同級生と先輩の仲だそうです。

さらに新本の中学校野球部の時代をふりかえり、松田が「野球部は昔から、先輩が後輩を指導する役目だったんですが、それを新本のお父さんが『俺の息子が学校で暴力とか嫌な目にあったらしい』と受け取ってしまい、野球部の試合中のグラウンドに乗り込んできたんです。でもお父さんが『おい、許さんぞ！』と胸ぐらを掴んだ監督は、相手チームの監督だった」と暴露し、さらに新本が野球部時代の父母会で歌ったという「もののけ姫」を新本自身に歌披露させると、新本は歌いながらそのまま会場から去っていきました。



2ndステージの結果は、1位初恋クロマニヨン、2位プロパン7、3位すぱるたいんずでした。

そして最終結果は、1位初恋クロマニヨン、2位プロパン７、3位大平スタイル。



司会の知念は「誰だ、この票入れたのは？　途中で飽きはじめた結果だな？」とツッコミを入れつつも、ほかの出演者が「第2回に大平スタイルを呼ばないといけないな」と拾う様子が見られました。



エンディングが終わり、出演者がステージから下りると、新本が１人再登場しました。本日の公演タイトル「応答せよ！こちら芸人秘密基地」を叫んで舞台を締めたところ、舞台後方より松田が「面白くない」とツッコミを入れたため、新本は踊りながら「急に興奮してきたらノリノリ～」と歌いながらギャグを披露し、幕が降りました。