空手団体『新極真会』が吉田沙保里選手と合同トレーニングを実施
10月9日(金)、愛知県大府市にある至学館大学にて、空手団体『新極真会』が栄和人監督率いる至学館大学女子レスリング部と吉田沙保里選手と合同トレーニングを行いました。
新極真会からは4人の男子選手と3人の女子選手がトレーニングに参加。レスリング場にビシッと決めた道着姿で現れました。
まずは栄和人監督と新極真会の緑健児代表による挨拶があり、2人が同郷(奄美大島)であり、知り合う前からお互いの存在を知っていたこと、知り合ってからはずっとこの日を待ち望んでいたため、実現できたことを大変喜んでいることが告げられました。
体操で身体をほぐしたあと、早速、新極真会の選手がミット練習を披露。選手たちが繰り出す蹴り、突きの音がレスリング場に響き渡り、その迫力に女子レスリング選手たちから歓声があがりました。栄監督から声をかけられた吉田沙保里選手もこれを体験。見事な廻し蹴りをきめていきます。
新極真会の空手はフルコンタクト空手、つまり"当てる空手"で防具を着用せず、相手に直接打撃します。
続いて披露したスパーリングは大事な試合前で軽くとはいえ、"当てる空手"を目の当たりにし、女子レスリング選手たちからはまたも大きな歓声があがりました。
次は女子レスリングの練習に新極真会の選手たちが参加しました。道着を脱いで、トレーニングウエアに着替えた男子選手たちが体験したのですが、彼女たちにとっては毎日行っているメニューのため、すごいスピードでこなしていき、普段とは違う状況に屈強な男子選手たちも息があがっていました。
合同トレーニングの最後は道着に着替えた緑代表による模範演技。バッド2本をくくりつけたものを見事な上段廻し蹴りで真っ二つにし、大きな拍手が沸き起こりました。
合同トレーニングを終え、新極真会から感謝の気持ちが伝えられ、吉田沙保里選手にはネーム入りの道着がプレセントされました。
先日、世界大会16連覇を成し遂げた吉田沙保里選手。同じように世界を相手に戦う新極真会の選手と合同トレーニングを行ったことで、刺激されたと感想を述べました。
また緑代表も新極真会の選手たちにとってもいい刺激になったこと、この機会にフルコンタクト空手をより多くの人に知ってもらえればと改めて合同トレーニングが行えたことの喜びを伝えてくれました。
新極真会の選手が活躍する全世界空手道選手権大会は10月31日(土)、11月1日(日)に東京体育館にて行われます。