貫録のステージ!「大平サブロー芸能生活40周年&還暦 Talk&Live Tour 2015‐16」
10月10日、よしもと沖縄花月で「大平サブロー芸能生活40周年&還暦 Talk&Live Tour 2015‐16」が開催されました。ギターを片手に、全国22ヵ所のライブハウスを巡る今回のツアー。40年という長い芸能生活の中、テレビや舞台で活躍し続ける人気芸人とあって、大阪から駆けつけたファンの姿も見られました。会場が暗転すると拍手の中、大平サブローがミュージックサポートの岡嶋直樹さんと共に登場。客席には知人もいたようで「ビックリした!結構知り合い多いわー!」と驚いた表情を見せていました。
ギターを本格的に習い始めたのが3ヵ月前で、本人は「全然上手くならない」と嘆いていましたが、1曲目の「Want you」をソウルフルな歌声で歌い上げると会場からは盛大な拍手が響きました。
曲の合間には、横山やすしのモノマネで笑いを誘うと、そこからやすしとのエピソードトークへ。若いころにやすしのモノマネでお茶の間を笑わせていただけに、感慨深そうに語っていました。2曲目では、「わかって」との曲終わりの歌詞から、「わかってくれへんのですよね~嫁はんというのは」とため息交じりにポツリ。自身の妻の話題に移り、愛犬と自分への態度が違いすぎると自虐風漫談。芸歴40年とあって、小気味良いテンポのある喋りで会場を沸かせた後は、しっかりと奥様への感謝も伝えていました。
イベント後半になると会場も温まり、6曲目では客席に手拍子を求めるなど、すっかりライブらしい雰囲気に。ますます熱のこもった歌声が響く会場全体に一体感が生まれました。ラストの曲は「生きてるうちが花なんだぜ」。ここでは観客のコールも交え、盛り上がりはピークに。
興奮冷めやらぬ中、7曲を歌い終え幕引きとなりましたが、客席からは拍手が鳴り止まず、アンコールへ。拍手の中、再び登場したサブローに観客から花束が手渡される場面もありました。アンコール1曲目は「月のあかり」。サポートの岡嶋さんはギターからサックスに持ち替え、熱い歌声と笑いのあるライブからは一転、会場はゆったりとした大人の雰囲気に酔いしれました。アンコール2曲目では、観客にスローバラードかノリのいい曲かを拍手で求め、スローバラードの曲に決まると大阪のテーマ曲という「悲しい色やね」を熱唱しました。
アンコールでは客席から自然と手拍子が起こり、節目のライブとして相応しい盛り上がりを見せました。終演後、会場の外ではグッズにサインを求めるファンの列ができ、芸能生活40周年という記念すべきツアーは大盛況に終わりました。