ニューヨークが無料レンタル投票バトル優勝! チームワークが光る展開の数々に、観客は抱腹絶倒!!「渋ー1グランプリ」スペシャル・イベント
10月15日(木)、東京・ヨシモト∞ホールにて『SHIBUYA TSUTAYA×ヨシモト∞ホール presents 「渋ー1グランプリ」スペシャル・イベント』が開催されました。
『渋ー1グランプリ』は、渋谷を次世代のお笑い発信地にしようとの試みから、SHIBUYA TSUTAYAとヨシモト∞ホールがコラボレーションしたもの。8月1日(土)から9月30日(水)までの2ヵ月間に渡って行なわれた「無料レンタル投票バトル」では、8月1日時点で東京よしもとの若手ランキングシステム「彩~irodori~East」のTOP3を含めた「~Member」20組がそれぞれ自慢のネタを収録したDVDを無料で貸し出し。期間中の貸し出し数を競いました。
中間発表では、言動や行動から"悪魔の双子"と称される漫才師・ダイタクが1位に。「まさかダイタクが!」と参加芸人達は驚愕。まだまだまくれるぞ!とばかりに熾烈なアピール合戦が行なわれるなど、後半戦はさらなる盛り上がりを見せました。
本イベントのMCを務めるのは、ブロードキャスト!!。房野によって「ネタ時間はランキングの順位によって変動します。最下位は5秒、1位は190秒!」との説明がなされると、裏で待機している参加芸人からはさまざまな感情が入り交じった声が上がります。
まずは、10位から発表。名前を呼ばれたゆにばーす・川瀬は「そこそこや!」と悔しそうに吐き捨てながら、100秒の漫才を披露。「最初に呼ばれるなんてイヤでしょ。我々がこれからできることは、1回も笑わないことだけ!」と対抗心を露にして、ブロードキャスト!!の2人になだめられます。
11位は、しゃかりき。「しゃー! しゃー! しゃーかりき! しゃかーりき!」と言いながら登場した2人。観客からのレスポンスを求めるも、声の小ささを指摘して「もう1回」とオーダー。このやりとりを何度も繰り返して、90秒を使い切りました。
9位はジェラードン。楽屋中継で、かみちぃは「西本はトイレに行ってますけど向かいます!」と宣言したのですが、西本はネタの終わりにスティービー・ワンダーに扮して登場。彼ららしい突飛さで、客席をざわつかせます。
12位はテゴネハンバーグ。「自分でも借りたのに、12位は恥ずかしい!」(松村)「いや、中途半端やわぁ~」(弓場)と感想を述べ、コントを披露。そんな様子を、客席後方に座る川瀬が殺気に満ちた表情で見つめていました。
8位のやさしいズは「60秒でいいですぅ~」(たい)と謙遜しながら、コントを披露。彼ららしい、抜け感のある世界を見せます。
12位に名前の呼ばれた田畑藤本は、「おっしゃー!」「良かった! 努力が実りました!」とガッツポーズ。ブロードキャスト!!に「え? 喜んでいいの?」と驚かれながらも、藤本は「もちろんです!」とキッパリ。漫才後には「世界大学ランキングで東大は17位、それを超えたわけですから!」と興奮気味に語っていました。
7位で呼ばれたサンシャイン・信清は「嬉しいです。ワッショイ!」と自らのギャグを盛り込んで喜びを表現。相方・坂田に「ワッショイじゃねーよ! 1位取りたかったのにさぁ」とチクリと言われるも動じず、自らのTwitterで発表している「今日の動き」を披露。ポジティブな彼の行動に、坂田も思わず「地元の友達です!」と静かに微笑みます。また、コントで信清は客席に座っているジェラードン・海野に絡みまくるというアドリブも。これには坂田も「ウケたんで、成長したなと思った」と賛辞をおくりました。
13位・ボーイフレンドは、漫才にて宮川がおなじみのツッコミを披露し、大いに湧かせました。
6位は、∞ホールの女帝・横澤夏子。「良かったー!」と笑顔を見せながら、某大型会員制チェーンへ行って来た女を熱演。コント披露後は「1位になって、ガストでバカ食いしたかったですぅー」と悔しがります。
15位は春夏秋冬。ネタ時間が50秒しかないということで、武藤による「バスケットボールマン」推しでネタを展開。も、やはり時間が短過ぎたのか、残念ながら途中で強制暗転してしまいました。
5位は、中間発表で1位だったダイタク。「ふざけんなよ! 中間は1位だったんだぞ!」(拓)「おかしいよ! 『ダイタクさんのDVD、TSUTAYAになかった』って言われたけど、どこかに隠されてたんだな!」(大)とイチャもんを付けまくる双子。漫才というよりもフリートークっぽく大騒ぎした2人ですが、オチになった途端、なぜかしどろもどろに。そんな様子に、客席で見守っていた芸人からは大きな笑いが起こります。
ネタ後も「中間発表してなかったらいけた」といいかがりを付ける大はTカードをなくしてしまったそうで、ザ☆忍者・大久保がバイトする店舗まで作りにいったことを告白。「ふりがなに、よしもとたくって書いてしまった」と語り、拓に「それ、どっちのカード?」と聞かれて「二人で使えるカードだよ!」と言い切ります(もちろん、2人では使えません!)
16位はダンビラムーチョ。「40秒で何ができるって言うんだ!」とおじさんキャラで文句をぶつける大原。ネタ時間は40秒しかないため、ショートコントで時間終了。「僕らも中間では、中くらいだったのに......悲しいよ!」(大原)と客席に訴えかけていました。
4位はラフレクラン。160秒のネタ時間を十分に使って、きっちり漫才を披露。「悔しい」と顔をゆがめる西村に、きょんは「何言ってんの? まだ上に3位があるってことは成長できるってことじゃん!」とカッコ良く言い切ると、会場が沸きます。
17位はネルソンズ。「やっちゃった! ちょっとでも上位に選ばれるんじゃないかと思ってた自分を殴りたい」と悔しがる岸。コントでは、和田がアイドルになりたい女の子"ともこちゃん"に扮装するという非常に面白そうな展開ながらも、序盤の展開のみで暗転。和田の女装に会場が騒然となる中、異様な食いつきを見せたのはスティービー・ワンダー扮した西本。通訳を買って出た宮川は「ともこちゃんのLINE ID教えてください、だそうです」と告げると、ドカンと大きな笑いが。
確実に爪痕を残したネルソンズ。「バビロンより上ならいい」と自らを納得させる青山に乗っかった房野が「バビロンは下です!」と告げると、3人は「おっしゃー!」とガッツポーズします。
上位と下位それぞれ1組ずつが紹介され、ネタを披露する間、舞台後方画面のモニタには、楽屋で待機する芸人の様子を映し出していたのですが、この中継が非常に面白い展開に。
ブロードキャスト!!に振られるたびに、白い全身タイツ&顔まで白塗りのいぬ・太田をフィーチャーして、さまざまなミニコントを見せていく面々。例えば、画面に切り替わった瞬間、映し出されたのは太田のみ。ブロードキャスト!!2人が困惑する中、バラエティ番組などでカメラの存在に気付いたスタッフが腰をががめて画面の外へはけていくように、カメラに気付いた太田が驚きの表情を見せて画面外へ。帰ってきた芸人たちは、房野に「今、白いのいたよね?」と振られても首を傾げます。
また、4位でラフレクランの名前が呼ばれた際には、太田のドアップが。会場が騒然とする中、何事もないように「ありがとうございます」とお礼を言うきょん。「悔しい!」と言う西村は、房野に「え? 悔しがってるの?」と言われると「この顔観たらわかるでしょうが!」とキッパリ。も、映っているのは、これまた太田のアップです。この後、きょんが「今日のギャグ観てください!」と披露するも、もちろん会場でそのギャグは観られず、太田の笑顔のみが不気味に映し出されます。また、ある時は全員、TEAM BANANA・藤本のお面をつけて現れるなど、チームワークの素晴らしい遊び心いっぱいやりとりは、実に見応えありました。
いよいよ上位3位&下位3位の発表!
3位の相席スタートは、170秒を使って先の単独で披露した漫才を。山﨑の甘い言葉に翻弄され、どんどん心を許してしまう山添。「......え?」と食いついた瞬間、客席に座っている芸人達から「山添、騙されんな!」「頑張れよ、山添!」との声が飛び交います。その声はネタが進むにつれて大きくなり、結局オチまで辿り着けず。相席スタートのネタと言えば、山﨑に完膚なきまでにやりこめられる山添という縮図が常にありますが、このガヤによる新しい展開に客席も大いに湧きます。
17位のバビロンが呼ばれた瞬間、客席のネルソンズは両手を上げてガッツポーズ。「ネルソンズに負けた! 悔しい!」とネタ中にやる予定だった千葉のTシャツ破りをその場でやってしまうノリ。20秒しかない中でショートコントをやろうと「ショートコント!」と叫ぶも、青山らが「え? 何?」「早くやれよ!」などと野次を。結局、「ショートコント! マトリョーシカ!」と宣言した時点で強制暗転。爆笑に包まれつつも、「ふっざけんなよ! 練習したんですよ?」と納得いかない様子のノリでした。
ここで、先に下位2位を発表することに。
19位の鬼越トマホークは、坂井が「右耳をしまって自分のタイミングで出せる」という特技を披露して、ネタ時間は終了。金野は「待ち時間が長かったです」とうなだれます。
最下位となったいぬは、中継で太田が見せたキャラを活かしたコントを。房野に「ただのホラーじゃねーか!」とツッコまれます。順位はふるわなかったものの、大活躍だった太田。感想を求められた際にはよくわからない言葉でしゃべるなど、最後まで白塗りの不気味なキャラクターを見事に演じ切りました。
というわけで、1位はニューヨークとランパンプスに決定! 2組のネタ中にもガヤが飛び、ニューヨークの漫才中にはアンコールが、ランパンプスの漫才中には「何それ? 何それ?」「知らなーい!」などのワイワイとしたやりとりが行なわれました。
優勝芸人には、Tーポイント・5万ポイントとレンタル1年間無料券が贈呈されることになっていたのですが、協議の結果、TSUTAYAクイズで勝者1組を決めることに。
「TSUTAYAの一号店がオープンしたのは西暦何年でしょう?」という問題より、西暦が正解に最も近かったニューヨークが優勝となりました。
「バリ嬉しい!」と喜ぶ屋敷。コンビとしては初のDVDリリースが発表されている彼らは、SHIBUYA TSUTAYAの店長さんに「1階にDVD置いてもらえませんか? Mr.Childrenさんより大きい場所で!」(嶋佐)と直訴します。
また、この日来場したお客様全員に、TSUTAYAのレンタル割引券500円分を配布。「僕らはもらえませんか?」と言う坂井の言葉に店長さんが「もちろん!」と大きく頷くと、芸人達からは大きな歓声が挙がりました。
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