「秋の火災予防運動」オープニングイベントで吉本新喜劇座長・辻本茂雄が一日消防局長に!「火災のときは冷静に行動を」と呼びかけ
11月15日(日)まで全国一斉に実施される「秋の火災予防運動」のオープニングイベントが、11月9日(月)、なんばグランド花月ビル1階およびなんばグランド花月前広場にて開催され、吉本新喜劇座長・辻本茂雄が大阪市消防局中央消防署の一日署長を務めました。この運動は、火災が発生しやすい時季を迎えるにあたり、市民の皆さんに「火災予防」を今一度確認してもらい、火災を一件でも減らそうというもの。辻本は署長として、市民の皆さんに広く「火の用心」を呼びかけました。
まずは、なんばグランド花月ビル1階において、「一日消防署長任命式」が行われることに。おなじみハチャメチャ爺さん"茂造"のキャラとは打って変わって、制服をキリリと着こなした辻本が登場すると、会場から歓声が上がります。大阪市消防局消防局長・消防司監の打明茂樹さんから委嘱状を授与され、中央消防署署長・消防正監の二宗伸介さんにタスキをかけてもらうと、辻本は緊張の面持ち。
この後、着席と同時に中央指揮者旗が辻本の後ろへと移動し、"辻本署長"に大きな拍手が送られました。
続いては、中央消防署員が辻本に「火災予防啓発活動」開始を申告。署員たちに敬礼で応える辻本は、早くも"署長"の威厳たっぷり!
挨拶では「初体験でリハーサルもできなかったので...」と戸惑いも明かしつつ、「これからどんどん乾燥しますので、皆さん、火事には気をつけて。ひとりひとりの心持ちが一番大切だと思います」と語りかけました。
大阪市消防局のヒーロー「セイバーミライ」らと横断幕を持っての写真撮影を経て、こんどはなんばグランド花月前広場に移動。本公演の「辻本茂雄スペシャル」で共演中の水玉れっぷう隊・アキ、へびいちご、平山昌雄、伊賀健二も加わり、さまざまな体験で防災の大切さをアピールします。震度7までの地震が体感できる「起震車」での地震体験では、激しい揺れに一同ぼう然。辻本は「今日は『行きますよ』と言われてから揺れたので心の準備ができたが、地震はいつ起るかわからない。どのような動きをすべきか、頭の中に入れておいた方がいいですね」とコメントを。
火災時の煙を再現した煙中避難体験では、小さなテント内にも関わらず、すぐ前も見えない状態で、「まったく見えない!」「署長、どこですか〜!」と叫び声も。ここでは人体に害のない煙を使用していますが、「それでも咳込んでしまった。もし本物の火事の煙なら、今ごろ意識を失っていた」と辻本。小学校3年から中学2年までボーイスカウトで活動していたことから、当時学んだ知識を生かし、「とにかく姿勢を低くして、できれば水で濡らしたタオルなどで口を覆い、煙を吸わないことが大事」と具体的な対処法も紹介しました。
さらに、消火器を使った初期消火にも挑戦。
これらの体験を通じて感じたこととして、「もし火事になったら、やっぱり慌てると思います。でも、難しいけど慌てず冷静になって。なるべく自分を冷静に保てた方が、災害時にはプラスになります」と述べた辻本。最後はミニミニ消防車に乗って、さっそうと会場を後にしました。
イベント終了後の囲み取材で自身の防火対策についてきかれると、「やっぱりキッチンが一番怖い。油は燃え上がっても水をかけたらダメ。ホームセンターでもさまざまな消火グッズが売られているので、準備しておくべき」と回答。今日の体験は、ふたりの子どもたちに伝えて、日々の防火意識向上に生かしたいとのこと。「恥ずかしい」と言いながら乗ったミニミニ消防車については、「子どもの頃、(出身地の)泉州から高島屋に来て、ああいうのに乗ったのを思い出しました」と笑わせていました。
【辻本茂雄】