盛下工業との対決に逆転勝利! 『ヨイショマンのヒーローショー 盛上学園物語』レポート
10月28日(水)、埼玉県・大宮ラクーンよしもと劇場にて、『ヨイショマンのヒーローショー 盛上学園物語』が上演されました。
3回目となる『ヨイショマンのヒーローショー』ですが、今回はもりあげヒーローを育成する盛上(もりあげ)学園を舞台に、ヨイショマンとガリガリ大魔神率いる盛下(もりさげ)工業高校との攻防を軸としたストーリーで、エグスプロージョンも出演。
アクション、ダンスや歌などが盛り込まれたヒーローショーで大いに盛り上がりました。
今回も大入り満員となった客席に現れたのは、GAG少年楽団・宮戸とタモンズ・大波の2人。
最前列の一番下手に座ると「僕らただのお客さんなんです」(宮戸)と挨拶し、さらにヨイショマンよりエグスプロージョン目当ての来場者が多いことなどを確認し、ライブ中は要所要所で絶妙なツッコミを入れ、笑いを増幅させます。
まず、「おはよー!」の声とともに、ステージに最初に登場したのは、セーラー服姿のスパイク・松浦。
続いてマヂカルラブリー・村上とGAG少年楽団・福井が、同じ盛上学園の生徒という設定で登場し、村上がウルトラマンや渡辺徹さんといったものまねでもりあげる一方、福井はちっとももりあげられません。
そこにえんにち・望月扮する3Dペン先生が加わり、得意の3Dペンで作ったメガネなどを自慢しているさなか、「ホゥホゥホゥ!」といういかつい声とともに乱入してきたのが、もりさげ怪人を輩出しているという隣町の盛下工業高校の生徒たち。
高校生ながらすでにもりさげ怪人となった怪人チンピラ伯爵(えんにち・アイパー)が「♪組長さん組長さん」で始まる替え歌を歌えば、ヤジックスバファローズ(タモンズ・安部)もオリックスの不甲斐なさをぼやき、「オリックスになんも興味ないのにー!」と村上を追い詰めます。
ここで、盛上学園と盛下工業が近々、体育祭を合同で行い、その体育祭で負けた学校は吸収合併される事実が判明。
すでに勝ったつもりの盛下工業陣は、村上を「もりさがる豚」呼ばわりすると、おとなしかった福井が怒りを露わにし、「村上くんに謝ってください」と謝罪を要求します。
そして「君たちにはわからないようだね。ウォー!」という叫び声とともに、舞台は暗幕の登場とともに時が止まり、数十秒後、聞き慣れたテーマ曲とともにヨイショマンが見参!
「今年のオリックスは、40億円使って結局5位!」と愚痴るヤジックスには「お金持ちの球団ということじゃないかヨイショ~!」、「♪ムショムショ帰りのチンピラさん」と歌うチンピラ伯爵には「歌唱力があるよねヨイショ~!」とヨイショマンの攻撃が炸裂します。
そこへ登場したのは、盛下工業の番長・ガリガリ大魔神(GAG少年楽団・坂本)とガリガリ大魔神の女を名乗るカラス(スパイク・小川)。
いよいよヨイショマンとガリガリ大魔神との戦闘へと突入すると、ガリガリ大魔神は戦闘モードへと変身(御茶ノ水男子・佐藤)を遂げ、ヨイショマンをいとも簡単にダウンさせます。
そして、ガリガリ大魔神が立ち去った後、「こうなったのも全部あなたのせいよ」という意味深な言葉を残すカラス...。
実はカラスの正体は、ヨイショマンの妹で、盛上学園に入学したかったものの、様々な事情が絡み合い、グレて盛下工業へと進学したことが明らかになります。
妹を改心させるためにも、体育祭で盛下工業を打ちのめしたいヨイショマン。
そこでもりあげヒーローを増やすべく、村上を裸の大将マンへと変身させたところで、第一部の幕が閉じます。
第二部は盛上学園の屋上からスタート。
屋上に現れしは、「ロマンティックヒーロー・ロマンティックマンさ」と名乗る学ラン姿の西村ヒロチョで、ロマンティック漫談に加え、サックスで『ヨイショマンのテーマ』も演奏してみせます。
もりあげヒーローが1人増員されたところで、「放課後になるといつも暴れてる人たちがいるんだ」というヨイショマンの言葉通り、踊りながら登場したのは、学ラン姿のエグスプロージョンマン(エグスプロージョン)。
「こんな普通の学生に何ができるんだい?」という裸の大将マンの疑問の声に、『本能寺の変』を披露して、会場から歓声と手拍子を浴びるのでした。
「ありがとう、裸の大将マン!」と言い寄るまちゃあきに対して、大波からは「キャラ入れすぎてるね(笑)」との指摘も。
もりあげヒーローが4名出揃ったところで、3Dペン先生が再登場し、ヨイショヘル、ヨイショショルダー、ヨイショクロー、ビッグヨイショ、ビッグモミアゲといった3Dペンでこしらえた装備をヨイショマンへと渡します。
さらに3Dペン先生は、「強くなりたいという思いを乗せて、"ウォー!"と叫んでみるんだ」とヨイショマンへ助言。
さっそくヨイショマンが叫ぶと、例の暗幕とともに戦闘モードへ変身(御茶ノ水男子・しいはし)を遂げるではありませんか。
キレキレのヨイショマンを見て、「僕もやってみたいんだな。ウォーなんだな」と変身を試みる裸の大将マン。
すると、そこには筋肉ムキムキに変貌を遂げた裸の大将マン戦闘モードの姿が出現しました(マヂカルラブリー・野田)。
これで盛上学園側も準備が整い、いよいよ運命を決する合同体育祭の日が訪れます。
体育祭は、3Dペン先生がMCを務め、両校による3番勝負が行われることに。
第一戦は、ヘルメット上に固定したカゴへ客席から投げ込まれたボールを入れたら得点という『玉入れ対決』ですが、ヤジックスとエグスプロージョンマンのおばらが挑戦するも、いずれも失敗でドローに終わります。
第二戦『客席間違い探しリレー』は、出場者が目隠している間、3Dペン先生が会場内で間違いを5つ仕込み、それを早く見つけた学校の勝利というルール。
ドラキュラ風の付け歯を宮戸につけたり、無関係の少年が舞台上に居るといった間違いが仕込まれるなか、盛下工業が僅差で勝利し、一歩リードします。
結果的にまちゃあきの出番を阻んでしまったマジックスへは、「ホントにもりさげんなよ!」といった容赦ない本気の野次が飛ぶ一幕も。
ラストの勝負は『綱引き対決』の予定でしたが、「戦闘で勝負だ」というガリガリ大魔神の申し出をヨイショマンが受け入れ、両者は戦闘モードへと変身をし、一騎打ちへと移ります。
本格的な殺陣で魅了した末に、追い込まれたガリガリ大魔神は「こいつの命がどうなってもいいのか?」とカラスを人質に。
戦意喪失したヨイショマンからヨイショクローを奪ったガリガリ大魔神は、ヨイショマンへ止めを刺そうとしたその瞬間、裸の大将マンが身を挺します。
胸部にヨイショクローが突き刺さった裸の大将マンは、通常モードに戻ると「ぼ、僕はこれくらいしか出来ないけど...、あ、後は頼んだんだな...」との言葉を残して絶命。
目の前の光景に絶望するヨイショマンでしたが、妹と松浦、さらには客席からの「がんばれー!」の声を浴びて復活を遂げると、ビッグモミアゲを釜のように使った「必殺ビッグモミアゲスラッシュ!」を繰り出し、遂にガリガリ大魔神を倒します。
そんなガリガリ大魔神にも「君たちのおかげで体育祭も盛り上がったんだよ」と手を差し伸べるヨイショマン。
ヨイショマンの妹は、明るいヨイショシスターへと変身し、打ち上げの焼き肉の話題を聞いた裸の大将マンは「お肉が食べれるのに、死んでる場合じゃないんだなあ」とひょっこり蘇生し、大団円となります。
全員で『ヨイショマンのテーマ』を歌い踊ると、エグスプロージョンマンが『ヨイショマンのテーマ』でダンスを作ってきてくれたとのことで、「どこに新作下ろされるんや!(笑)」(宮戸)という正論のツッコミもありつつ、再びキレキレのダンスで怒涛のフィナーレを飾りました。
エンディングでは、宮戸と大波もステージに加わり、エグスプロージョンのメイクのこだわりや、3Dペンで装備を作った望月の苦労話なども。
そして、ヨイショマンが『2015日本ローカルヒーロー祭』に出演するとの告知をし、一本締めで終演を迎えました。
『2015日本ローカルヒーロー祭』は、11
月21日、22日に開催され、ヨイショマンは22日に出演。
詳細、最新情報は、『2015日本ローカルヒーロー祭』公式サイト(http://yatsutama.com/localherojp/)、ヨイショマン公式ツイッター(https://twitter.com/yoisho_man)等でご確認ください。
また、大宮ラクーンよしもと劇場の最新情報は、公式サイト(http://www.yoshimoto.co.jp/omiya/)でご確認ください。
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