元日本人プロ野球選手としては初のチャレンジ!! 吉本興業 契約社員、斎藤隆 スポーツビジネス留学が決定!
今季限りで東北楽天ゴールデンイーグルスのユニフォームを脱ぎ、
パドレスは、ブランドン・マウアー投手、コリン・リア投手らが来日しており、この日は都内で少年野球教室を実施。
斎藤は石井一久、青木宣親らとともに同イベントへ参加した後、パドレスのGM付シニアアドバイザーを務めるローガン・ホワイトさん、同GM補佐のジョシュ・ステインさんらとともに改めて会見を開きました。
斎藤は「この度、吉本興業と契約しまして、今後自分の身の振り方をずっと時間のあるかぎり考えてまして、これからストーリー的には、説明いただけると思うんですけど、サンディエゴ・パドレスで、コーチとしてではなく、フロントオフィス、球団の中の方で勉強させていただくとことをこの場で発表させていただきます」と報告。
今月末からアメリカへ渡り、ウインターミーティングを皮切りに、パドレスのフロントで様々なことを1年間、働きながら学ぶ予定とのことです。
以下、記者と登壇者との主な質疑応答の内容です。
――パドレスでの斎藤さんの肩書は?
ローガン フロントのインターンシップというか勉強生みたいな形です。
――ローガンさんはドジャース時代から斎藤隆投手のことをご存知ですが、斎藤投手はパドレスに所属したことないんですけど、希望を受け入れる希望とか斎藤投手の人柄などもお聞かせください。
ローガン 長年、隆のことを知っています。ドジャーズで契約したのは僕です。選手として頭がいいことと、ハートがあること、根性があること、いい男っていうことで尊敬していた。大好きでした。ロスへ帰るために羽田空港へ行ったんですけど、そこに斎藤隆はわざわざ仙台から7時間運転して、自分たちにリタイヤする報告しに来てくれたんです。自分はいろんな選手と契約しましたけど、斎藤隆という選手のハートをそこで感じました。そこで今後、"テレビの解説者になるんですか、コーチですか?"と訊きました。"フロントの仕事をしたい、将来的にはフロントのエグゼクティブになりたい"という意志を彼から聞いて、日本のいいものもアメリカに教えたいし、アメリカのいいものを日本に持って帰っていろんなことを学んで、日本の球団幹部に将来なりたいということを伝えられました。斎藤隆から学ぶこともいっぱいありますし、うちの若くて有望なGM、アシスタントGM、彼たちから斎藤隆が学ぶスタンスでもあるとそう思って、ぜひうちに来てくださいと。今日、子供たちといろいろ練習しているところを見たところ、ピッチングコーチでもいいんじゃないかなと思いました(笑)。パドレスに対しても日本に対しても、斎藤隆に対してもすごくいい状況じゃないかなと思います。プレゼントしたいです。フロントのジャケットです(さっそくジャケットを羽織ってご満悦の斎藤)。
――将来的に日本球団のフロント入りを目指しているんですか?
斎藤 日本の球界がっていうのは大前提にありますし、スポーツ界っていうのもありますし、時代の流れのなかで、どういう変化がおきても必要とされる人間になるためには、このタイミングでしか行けない、このタイミングで行くことが重要だと思い、いろんなオファーをいただきながら、あえて1年、アメリカ、パドレスで勉強することが、パドレスという大きな組織を学ぶことが全てに多分、今後の人生を学ぶなかで、どの組織に入っても応用が利くんじゃないか、ベースになるんじゃないかという思いを持っています。
――斎藤さんには、具体的にどのような仕事を期待してますか?
ジョシュ 斎藤隆がパドレスのフロントで仕事をしてくれることに誇りに思っています。自分たちの経歴として、いろいろなインターン、勉強生たちがすごく有望になったというのは、いろんなことを見せてあげられる、勉強させてあげるチャンスがあるからなんです。いわば、ドラフト。フロントオフィスの統計学、どういう風に育成をしているか、トレードとか、いろいろな面でうちのフロントを見せる勉強させるつもりです。一生懸命勉強させるつもりですけど、今までの経歴を見てても、全然問題ない。一生懸命働いてくれると思います。
ローガン 僕の期待としては斎藤隆ジュニアを、36歳でナショナル・リーグのオールスターに出るような選手を探してもらうのが、ひとつの仕事です(笑)。難しいことだと思いますけど。
――今後はアメリカを拠点にするんですか?
斎藤 サンディエゴをベースに、例えばローガンは優秀なスカウトからGM補佐になられてるので、彼にその話をした時に最初に言われたのは、スカウトを学ぶことも勉強のうちの大きなひとつだと言われたので、彼にアリゾナに来いと言われればもちろん行きますし、時間があればジョシュにデータを学ぶこともあるかと思います。
――将来的に現場という可能性は?
斎藤 必ずしも球団の中に入ることだけが目的ではなくて、全ての要求というか、自分のキャリアをアップさせるための大きなひとつと考えてますけど、これをすることでコーチにならないということではなく、これを踏まえてグランドに帰ることも自分の中では、とても大きな財産になりますから。ただ今の段階では、グランドにコーチとしてユニフォームを着る選択ではなく、オフィスで働く選択ができた。多分これまで、プロ野球を経験された方でメジャーで勉強されてるのはコーチだけだと思うので、フロントで学べるという機会を与えてくれたのは、僕にとってビッグチャンスなので、この時間を絶対無駄にしたくない。これが一番で、その先のことはまだ何も(決まっていません)。
今後も斎藤隆の活動、活躍にご注目ください。
【斎藤隆】