銀シャリ、スーパーマラドーナ、ジャルジャル、和牛らが決勝進出!!『M-1グランプリ2015』ファイナリスト8組が決定!
11月19日(木)、東京・EXシアター六本木にて『「M-1グランプリ2015」準決勝および決勝進出者発表会見』が開催され、和牛、馬鹿よ貴方は、スーパーマラドーナ、メイプル超合金、タイムマシーン3号、銀シャリ、ジャルジャル、ハライチが決勝進出を果たしました!
2001年から2010年に渡って開催され、今年5年ぶりに復活した漫才頂上決戦『M-1グランプリ』はプロアマ問わず、優勝者はチャンピオンの称号と賞金1000万円が受け取れるという、まさに若手にとっては夢のような登竜門的大会。当初の芸歴制限は10年目以下でしたが、開催されなかった5年間を考慮して、今大会では結成15年目以下までの出場が可能に。
3472組がエントリーする中、8月の1回戦からスタートし、2回戦、3回戦、今回初となる準々決勝と厳選なる審査の結果、本日開催された準決勝にはGYAO! ワイルドカード枠1組を含む28組が出場し、さらに熱い戦いを繰り広げました。
なお、準決勝の様子は後日レポートいたします。
記者会見のMCを務めたのは、予選のMCを担当するはりけ〜んずと乾麻梨子ABCアナウンサー。挙手制で行なわれたネタ順抽選結果は、下記となります(以下、敬称略)。
1:メイプル超合金(サンミュージックプロダクション)
コンビ結成3年目にして、初の決勝進出。安藤は「男女コンビの代表としてがんばります」と気合い十分も、カズレーザーは「何も考えずにここまで来ました。無欲です。お金貰えるって聞いたんで(笑)。1千万円取れたら遊びます」とあっけらかんとした様子。大多数が嫌がるトップバッターを抽選で引いてしまっても「いや、別にいいんじゃないですか。1回目は中川家さんがトップバッターで優勝してますし、1番は縁起がいい」とサバサバと答えます。
2:馬鹿よ貴方は(オフィス北野)
23時30分からの記者会見とあって、「欲をいえば、終電で帰りたかった」と思わず本音を漏らす平井。「でも、決勝進出の喜びのほうが今のところは上なのでがんばります!」と意気込みます。優勝賞金の使い道を聞かれた新藤は「仲のいい友達に500万円あげるって約束してます」と返答。全員が驚く中、「劇場を建てたいっていうので、頭金にあげるって......なんか......(それで)いいと思います」と訥々と語りました。
3:スーパーマラドーナ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
「テレビに出られることが嬉しいですね。久しぶりに出られるわぁって」と無邪気に喜ぶ田中。はりけ~んず・前田に「手応えはあった?」と訊かれるも、「え? 手応え?」とすっとぼけ続け、相方・武智に思いっきりツッコまれる始末です。
メイプル超合金、馬鹿よ貴方はといった割と変化球的なネタをするコンビが最初から続くこともあって、ほかの芸人達が嫌がっていた3番を引いてしまった彼ら。和牛・水田に「3番引いて欲しいと思ってました。兄さんありがとうございます」と言われた武智は一旦顔をしかめたものの、「今日の準決勝も馬鹿よ貴方はのあとに僕らやった。今日はちょっと......っていうのがったけど、決勝ではちゃんとできるように頑張りたい」と冷静に分析します。
4:和牛(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
初の決勝進出に「とりあえずホッとした」と胸をなでおろす水田。「今までいろんな大会で負けてきたんで、今回優勝できたら、今までの審査員に"なんであの時負けたんですか?"って訊きたい。全員に訊きに行きますんで、覚悟しといてください」とネタ同様のねちっこい部分を全面に押し出します。川西が「喜びを語って欲しかったのに......」とフォローするも、「復讐の言葉が強かった」と一歩も引きません。
順番については「思った通りが引けてよかった」と言いつつも、「みんな思ってることやと思うんで言いますね。敗者復活から勝ち上がる人は1回、負けてるんやからトップバッターでやったら......」とねちっこい発言をし続ける水田を、川西が「もうやめてくれ!」と必死で制すると笑いが起こります。
5:ジャルジャル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
準決勝後、別の仕事のため欠席となった彼ら。変わってマネージャーが登壇したのですが、キャラクターの強さからか、方々から「芸人やん!」とのツッコミが。タイムマシーン3号と並んだ様に爆笑が起きると、関も「なんだか手応えを感じます!」と高揚します。
ほかのファイナリスト達にいじられながらも「本日は欠席しまして申し訳ございません。決勝でがんばってもらいますので、応援よろしくお願いいたします」と丁寧に挨拶しました。
6:銀シャリ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
2度目の決勝進出となり、「今日1日でいっちばん嬉しい!」と満面の笑みの鰻。「2010年に(決勝に)出たときは5位やったんで、その順位を超えられるように」と意気込みます。一方、橋本は「5年前に抱きしめ損ねた女を、もう1回抱く気持ち。今好きかも?っていうくらい(の気持ちが渦巻いている)。急にロンドンへ旅立って、急に帰国したと聞いた気分というか、恋焦がれてました」とさすがのボキャブラリーで圧倒。「なんとか間に合いましたんで、抱きしめたい」と上手いことを言い続けました。
7:ハライチ(ワタナベエンターテインメント)
3度目の決勝進出となる彼ら。岩井は『M-1グランプリ』に出たいという夢を持って、澤部とコンビを結成したそうで「中学校の文集に"M-1グランプリで優勝する"って書いてます」とコメント。この言葉を受けて、「岩井少年に嘘をつかせるわけにはいかないんです!!」と声のボリュームをいきなり上げた澤部さんは、前田から「テンション間違ってるぞ? そのテンション、決勝まで保たんぞ!」と指摘されてしまいます。
8:タイムマシーン3号(太田プロダクション)
新井から「ベテラン感がすごい」と声をかけられた彼らは、2度目の決勝進出。準決勝を振り返り、「ウッケたんですよぉ~。イヤラシいくらいウケたんで(決勝も)あるかと思ってました」(関)「終わって、楽屋でエゴサーチしてました」(山本)とかなり手応えを感じていた様子でした。
抽選中は、ジャルジャルのマネージャーとメイプル超合金、さらにスーパーマラドーナも加わって、誰がトップで引くかと揉めている間に、平井がさっさと引いてしまうハプニングも。また、最後になったハライチ・岩井がボケて抽選箱を傾けて笑いを取ったりと大盛り上がりでした。
記者からの「決勝に向けて願掛けしていることはありますか?」という質問に、水田は「5年くらい前から大きな大会のときに赤いパンツをはいてたんですけど、負けてばっかりで。この前もそれで負けてむちゃくちゃ腹が立ったんでやめました。M-1から何かの企画で相方にもらったパンツをはいてます」と返答。橋本は「8組を代表して言わせていただきたい。願掛けではなく、日頃のたぬまぬ漫才への思い、真摯に漫才を向き合った結果の決勝です。敗者復活戦に出る方々もそうです!」と、彼らしい物言いで説き伏せます。
また、「即興で自分達にキャッチコピーをつけてください」という呼びかけに、平井は「僕ら、オフィス北野なんですが、ビートたけしさんにお会いしたときに"キリストと普通の人か?"と訊かれました」と返答。また、橋本は「昭和をまとった新世代」と答えて、「『M-1グランプリ2010』のときにつけてもらったキャッチコピーで。これ、大好きなんです!」と語りました。
『M-1グランプリ2016』決勝は、12月6日(日)18時30分から、ABC・テレビ朝日系全国ネットにて生放送! MCは今田耕司と上戸彩さんが務めます。また、同日同局にて14時30分からは『M-1グランプリ2015 杯者復活戦』も放送決定! こちらは陣内智則とヒロド歩美ABCアナウンサーが担当します。
さらに、11月29日(日)13時55分より、同局にて『M-1グランプリ復活記念SP 王者達の緊急サミット!」も放送予定。こちらも見逃せません。
敗者復活戦で最後の1枠を勝ち取るのは、どのコンビなのか? また、11代目のチャンピオンに輝くのは誰なのか? 12月6日の放送をぜひともご覧ください!
【銀シャリ】【スーパーマラドーナ】【ジャルジャル】【和牛】