よしもとニュースセンター

11月18日(水)、沖縄よしもと花月にて『RGが120分あるあるを歌い続けプラスマイナス兼光が120分モノマネを披露し続ける会に来ないと・・・殺しますよ 』が開催されました。このライブは、レイザーラモンRGが観客からお題をもらい、曲にあわせてあるあるネタを披露するという企画で、今回はものまね芸でお馴染みのプラスマイナスの兼光が参戦しました。



10月に引き続き、会場はあるある居酒屋に変身。観客に無料で泡盛が配られた中、居酒屋店主の装いでRGが登場。「うちの居酒屋は持ち込みOKだから、どんどん持ち込んで、食べたり飲んだりしていいから」と自由な感じで楽しめる雰囲気です。

と、すぐにお客さんからオジー・オズボーンとお題が飛び出しました。すると「みんなが知らん曲だと思うけどあんたのためだけに歌う」といきなりヘビメタの『クレイジー・トレイン』がスタート。ノリノリのサウンドで力いっぱい熱唱したあとのあるあるは「オジーオズボーンのこどもふたりとも太ってる」でした。

あるある披露のあとは、お題とあるあるの一言を色紙にしたため、出題したお客さんへとプレゼントされました。

同じ流れでライブは進んでいきます。2曲目に入る前にプラスマイナス兼光が登場。「適当に飲んだり食ったりしてね。久米仙(泡盛)もオリオンビールもあるよ。途中で抜けてつまみを買って来てもいいんだよ」とRGが声をかけると「えーッ。すごいですね。そんなことしてもいいんですか？」と兼光が喜びの声。

ここで兼光がさっそくものまねを披露。世界一速いけど聞き取れる巨人師匠の「久米仙」、続けて「乾杯」のものまねは、聞き取れるような聞き取れないような、けど聞き取れるギリギリのラインで、会場は笑いの渦に包まれました。

続いて天龍源一郎のお題をもらうと、「回を増すごとにマニアックになってますね」と言う兼光に「どんどんマニアックになてるよ。一発目からオジーオズボーンだよ」とRG。「天龍源一郎はもういっこしかないな～」と、ライオネルリッチーの「セイユーセイミー」を「テンリュー、セイミー」と、しっとりと歌い始めました。ただ曲が長いのを気にしてか「この曲の間につまみ食べといて～」という歌詞が飛び出す場面も。そして「一緒にしゃべってるうちにいつの間にか分かるようになってきた。そのうちに天龍さんの通訳してくださいと一緒にテレビ番組に呼ばれるようになった」と、天龍源一郎あるあるを歌い上げました。

この後RGは天天龍源一郎とのエピソードを紹介。かすれ声で「ギブミーサムシングニュース？」との問いかけに、初めは全然分からなかったが1か月後にはクリアに聞こえてた」と話し、会場の笑いを誘いました。そして兼光に「世界一速い天龍源一郎やって」とねだり、兼光はすぐさま「てんりゅうげんいちろう」とここでも、ぎりぎり聞き取れるものまねを披露して客席は拍手で応えました。

「1か月前もこのライブやったんですけど、その時は何名かがもうぎゃあぎゃあ言いながら飲んでましたね」とRGがその時のことを振り返ると「きゃあぎゃあ言っていいんですか？」と兼光。「いい。いい。全然いい。飲もう飲もう」と大きな心持ちのRG。「凝りに凝ったコントや見事な掛け合い漫才はいらん。お酒飲みながらだらだらと楽しもう」と話しかける。

次はラグビーで大活躍中の今、旬の人、五郎丸歩さんのお題。世界一速い五郎丸さんのボールを蹴る瞬間のものまねを兼光が披露すると会場は大爆笑でした。



そして、スティーヴィー・ワンダーの『パートタイム・ラヴァー』が流れだすと、テンポよい曲に合わせ客席からは手拍子が起こり、踊りだすお客さんも登場。「スーツ着てもピタピタ。何着てもピタピタ。どの服も小さめ着がち」の五郎丸あるあるに、どのお客さんも「うんうん」とうなずき微笑んでいました。

続いて名古屋から来たというお客さんからのお題は初沖縄。マイケル・ジャクソンの『ブラック・オア・ホワイト』に乗せ「目的地分からんからタクシー乗るけど、実はめちゃ近かったことに驚きがち」というあるあるに客席は大いに沸きました。

ここで「沖縄の人ってすぐタクシー乗るよね。なんで歩かないんですか？」と兼光から素朴な質問が。すると客席から「暑いから」との回答が飛び出て「なるほどね」と二人は妙に納得した様子でした。

そんな中で、いきなりお客さんからエアジョーダンのキーホルダーのプレゼントをもらったRGは大喜び。



とその時「五郎丸のぴちぴちスーツが報道ステーションで破れた」というスタッフからのあるある豆知識が披露される一幕があり、会場はクスッとした笑いに包まれました。

次のお題はヘビー級ボクサー。どうやらRGは先ほど踊りだしたお客さんにもう一度踊って欲しいらしく、選曲に悩む場面も。そして「新曲行く！」とマドンナの『ライク・ア・ヴァージン』をテンポよく歌いだしました。歌いながら客席におりて行き、先ほどのお客さんを連れ出しステージの前で二人は社交ダンスを披露。歓声に沸く会場はこの日一番の盛り上がりで、締めのあるあるは「ヘビー級ボクサーの髪短い。っていうかほぼ坊主」でした。

踊り疲れたRGは息も切れ切れ。客席からは「頑張って～」のかわいい声援も聞こえてきました。そこで兼光が、さかなくんのものまねで進行していきます。

続いてでたお題はM-1グランプリ。これには兼光が「マジで優勝狙ってたんですけどねぇ。落ちちゃいました。何で思い出させるの」と淋しくコメント。RGは「もうこれしかない」と松山千春さんの『恋』を選曲。「漫才することに疲れたみたい。嫌いになったわけじゃない」と、兼光をなぐさめる感じでお酒をつぎながら、カウンターの中で優しく語りかけるように歌いだした。

「来年M-1優勝するわ」と、兼光と岩橋の漫才ネタを盛り込みながら熱唱し、「一番端っこの審査員はとにかく高得点つけがち」と結びました。

続いてバスガイドのお題がでると、出題者とRGがお互いにあるあるを書き留めて、後で答え合わせしようという提案で進みました。



X-Japanの『SAY ANYTHING』で、高音域のメロディーに乗せ伸びやかに「ガイドさんはだいたい茶髪」とあるあるを披露。しかし、バスガイドさんが書いたあるあるは「実はTバック」と意外な答えに全員が拍手しながら大笑い。これにはRGから「何で？」とツッコミが。すると「ラインが見えないように」とバスガイドさんからリアルなお返事が。

「もしかしてだけど～。もしかしてだけど～。四人のバスガイドTバックじゃないの？」とRGが即興で歌いだすと、会場は大いにウケました。

兼光が、ますおさんやたらちゃんのものまねを披露した後は、「朝の5時くらいまでやれるね」と二人が話し、客席から「2次会行こう」と誘われる場面もありました。名探偵コナンの毛利小五郎のまねや、アンパンマンがこだま師匠だったらと、RGの無茶ぶりにも答えてものまねを披露していくうちに、そろそろライブも終盤へと突入します。

ルナシーのお題に、本人たちの『STORM』を選曲するも、「ルナシーあるある早く言いたい」と歌いながら「あるある思いつかない」「どうしよう。全然ない」と弱気になりはじめ、ラストでやっと「メンバー全員ローマ字」と締めくくり、なんとか間にあったとホッとした様子のRG。しかし、すかさずお客さんから「"真矢"は漢字です～」とつっこまれると、会場からブーイングが。これにはRGも「あ～。そうなんか～」と残念な展開に。すかさず「次だ次！」と次のお題へ。

オール阪神・巨人師匠のお題が飛び出すと、「う～わぁ～」となんとなくやりにくそうなコメントが。COMPLEXの『恋をとめないで』にあわせて、「ルナシーのファン怖い」とルナシーあるあるから繋げて、「オール阪神・巨人師匠　芸歴重ねて今が一番仲がいい」と楽屋でもめっちゃしゃべる二人の仲の良さあるあるを披露しました。

いよいよラストのお題です。イチロー、ホテル、クリスマス、コールセンター、千原せいじ、キティちゃん、久米仙と、手を挙げたお客さんのお題を全て取り上げ、今までの中で最高の数を一度にチャレンジすることになりました。RGが選曲をする中、兼光はロッジのものまねを観客にせがまれて披露。拍手喝さいを受けていました。

曲はラストにふさわしい壮大な『We Are The World』に乗せての7つのあるあるに挑戦。曲が始まると、お客さんも両手をかざし体を横に揺らしながらの応援です。「イチロー体やわらかい」「汚いビジネスホテル店員呼んでも出てこない」。そして「マライアキャリーのクリスマスの歌、題名わからない」には、「今のあるあるめっちゃよかったと思ってる」と歌いながら自画自賛。これには思わず客席からも拍手が。この勢いで「コールセンター、待たされがち」「千原せいじさん、１ヵ月に一度金色の靴履きがち」「キティちゃん好きな女は部屋の中がピンク色ばかりで目が痛い」と続き、「久米仙あるあるを今から調べるよ」と瓶のラベルを調べながらの歌になり会場には笑い声が響きました。そして「お湯割りより水割り」「ロックもいいよ～」と披露。シンディ・ローパーやブルース・スプリングスティーンのものまねも取り入れながらの熱唱で、まさに渾身の1曲になりました。

この時、時間はすでに9時を過ぎていました。「閉店時間過ぎてるやん。9時10分やん」と言うRGに、客席からは「あと一杯飲みたい」「アンコール」と一斉に声があがり、あと10分OKに。

アンコールは遅刻と新婚。これがホントにラストのお題です。「We Are The World 以上の曲何があるかな？じゃあ若い子たちにも分かる曲を」と、DA PUMPの『if...』をチョイス。遅刻と新婚というお題には、「遅刻した方がキレがち」「新婚は家具屋で無駄なもん買いがち」とあるあるを披露。



途中ラップ部分は兼光が担当し「無理、無理、無理！」「ダメージ、ダメージ！」と、お客さんも声を合わせノリノリの大合唱で会場は大いに盛り上がり、一体感に包まれたライブは幕を閉じました。