ドラクエ愛あふれる、朝までぶっ続けの6時間ノンストップイベント! 「ドラゴンクエストXどっぷり芸人オールナイト」
11月14日(土)、東京・ルミネtheよしもとにて「ドラゴンクエストXどっぷり芸人オールナイト」が開催され、バッファロー吾郎・竹若元博、ケンドーコバヤシ、野性爆弾・ロッシー、トータルテンボス・藤田憲右、笑い飯・西田幸治、桜 稲垣早希、GAG少年楽団・宮戸洋行、天津・向清太朗が出演しました。
本イベントは、タイトルの通り"ドラクエXが大好きで、夜な夜なオンライン上でつながっては一緒にゲームをする芸人仲間が集まり、ドラクエXについていろんな企画をやってお客さんと一緒に楽しもう!"というオールナイトイベント。ニコニコ生放送もされており、会場左右のスクリーンで随時ニコ生の視聴者コメントが見られるようになっています。
深夜11時にスタートし、朝の5時まで6時間ノンストップの本イベント。深夜スタートにもかかわらず、満員のお客さんで開演前からすでに会場は熱気であふれていました。
オープニングで出演者の似顔絵アニメVTR(※イラストは竹若が担当)が流れた後は、竹若、ケンコバ、ロッシー、藤田、西田が登場。稲垣は仕事の都合で現在移動中であることが竹若から告げられると、ケンコバが「来なくていいです。あいつヘタやから」とバッサリ。どうやら稲垣はふだん、パーティを組んだ他のメンバーからよく怒られているようで、「『頼むからあの装備は買ってくれ』って言うてるんですけど、あいつすぐにドレスアップばっかりして......」というケンコバのグチにお客さんは大爆笑。しかしそんなケンコバも、ゲームは好きでもPCには弱いようで、自分のことを"現代に舞い降りたガラケー時代の女子高生"と評していました(笑)。
オープニングトークのあとは、それぞれのゲーム内のキャラクターを紹介することに。ドラゴンクエストXには5つの種族が出てくるのですが、竹若はその中のドワーフという種族を選択。ただ、サブキャラが小さな少女ばかりだそうで、それを知ったケンコバは「やっぱ若竹さん(←ケンコバの竹若の呼び方)ヤバい人やと思いました」と話します。ロッシーはオーガの女性のキャラ、西田は竹若と同じドワーフのキャラ......と紹介されていったのですが、ケンコバと藤田のキャラは、2人が画像を用意して来なかったという理由で紹介がナシに。竹若が「(画像を)持ってきてって言ったのに~」と不満を漏らすと、ケンコバが「誰でもできる思わんといてください!」と絶叫(笑)。忘れていたから等の理由ではなく、2人ともやり方がわからなかったんだそうで、「電子ムリなんです」とグチをこぼします。
続いてはオールナイトイベントならではの「初プレイでどこまでいけるのか企画」へ。ドラクエ初プレイで、今から始めたらイベントが終わる頃にはどこまで進めるのかに挑戦する企画で、挑戦者は天津・向です。竹若の「大阪にいる天津・向さ~ん!」という呼びかけとともに、ステージのスクリーン上に向の姿が。向は開口一番「すいません、竹若さん。なんか......情報がゴチャッとなってるんですけど。私、今大阪じゃなくて、新宿ルミネの楽屋にいてるんですけど」と、舞台から数メートルの距離にいると主張する向でしたが、そんなことよりも向が激ヤセしすぎていて、誰だかわかりません(笑)! そこをツッコまれた向は「ちょっとライザップで激ヤセしまして」と説明。
ドラクエ1、2、4はプレイ経験があるものの、Xは初めてという向が、種族はエルフを選択、名前を「カオスゼロ」とし、ゲームスタートです! この時点で種族とキャラ名、キャラのいる場所がニコ生にも配信されているため、ゲームをプレイしながらニコ生を見ている人たちのキャラクターがオンライン上の向のところにどんどん集まってきます(笑)。知らない人が突然すごい勢いで向のキャラに近づいてきて、何をされるのかとビクビクしていたら「いいね!」をされるという場面が見られ、お客さんは大爆笑。何が何だかわからない初心者の向は「何が起こってるんですか!?」と不安げでした。
向のコーナーは随時中継されるとのことで、続いては「運試し!コインボス討伐」のコーナーへ。司会はGAG少年楽団・宮戸が務めます。こちらは4名でコインボス討伐を行うのですが、どのコインボスで戦うのか、またなんの職業で戦うのかをルーレットで決めるというもの。負けたら4人がそれぞれ同じボスコインを買って、お客さんの中から抽選で選ばれた4名の(オンライン上の)家のポストに届けにいかなければならない、という罰ゲームもあるため、みんな真剣です。
竹若、ケンコバ、ロッシー、西田の4人が参加したのですが、ふだんと違う環境でのプレイにケンコバと西田は四苦八苦。PCを操作しながら「消すのはどのボタン......?」とつぶやいたケンコバは、宮戸に「『消すのはどのボタン?』 。おじいちゃんの質問です」と小バカにされる始末です。西田も「オレ、どれで進むん? 十字キーで進むん?」とかなり不安そう。そのうちとうとうガマンの限界が来てしまったケンコバが突然、「どっちか許してほしい!」と竹若に懇願します。「どっちかって何と何ですか?」とあくまでも冷静な竹若に、「タバコかハイボールか。いつもハイボール飲みながらやってるから、いつもの状況にしたい」と切々と訴えるケンコバ。残念ながらどちらも竹若に却下されていました(笑)。結局、力を合わせて戦ったものの、惜しいところで敗北してしまった4人。ボスコインを4人のお客さんのもとに届けにいくことになってしまいました。
続いては、「リアルで武器が欲しい!」のコーナーへ。このコーナーはダンボール工作でなんでも作れるという工作芸人のツクロークンに登場してもらい、リアルでほしい武器をリクエストして作ってもらおうというコーナー。みんなが口々にあれもこれもとリクエストするため、なんとツクロークンは3種類もの武器を作るハメに......。武器は、できた段階でお披露目ということで、ツクロークンはいったん退場。
と、ここで向の様子を伺うことに。「向さ~ん、どうですか~?」と竹若が尋ねると、「さっき、とんでもなく怖い馬みたいな人がやってきて、(ゲームが)終わった!と思ったら、『いいね!』されました」と告白し、またもやお客さんは大爆笑。竹若は「見た目は怖いけど、いい人なんで大丈夫ですよ~」と向を安心させます。また、「戦っていても人がいっぱいで僕がどこにいるのかわかりません」という状態だそうで、オンライン上の向のいる場所がとんでもない混み具合であることを告白。それを聞いたケンコバが「オレの(オンライン上の)家、一回2000人くらい人来たことあったわ」と経験談を話します。
続いての「どっぷり芸人 わがまま企画」では、ロッシーが『アストルティア目黒のサンマ祭り』をしたい!という企画を出し、助っ人の初心者大使として、"おかん"こと河嶋まいこさんと"みゆみゆ"こと渡辺未優さんが登場します。みゆみゆのことを相当気に入ったケンコバでしたが、サンマ祭りについては「オレがこんなこと言う権利ないけど、何がオモロイねん!」と一刀両断。早々にコーナー終了となりました。
「こんなモンスターどうですか!」という企画では、これからのドラクエXに出てきてほしいモンスターを各自考え、ドラゴンクエストXのプロデューサーである齊藤陽介さんにプレゼンし、ありかなしかを判定してもらうことに。ここでようやく稲垣早希が登場です。なかなか厳しい判定が続く中、稲垣のプレゼンには「あり」の判定を出す齊藤さん。理由を聞かれ、「(稲垣が)かわいいから」と答えた齊藤さんに「よく見てください、そんなかわいくないですよ」とケンコバがチクリ。「そんなことないですよ~」と否定する稲垣に「みゆみゆの方がかわいいわ!」と絶叫するケンコバ。それを聞いた稲垣はさすがにムッとしたようで「なんやねん、あんなアホの巨乳......」と暴言を。すかさずケンコバに「おまえはアホの貧乳やないか!」とツッコまれ、「アホで貧乳は終わりやわ......」と絶望する稲垣でした。
ここまで一切休憩がないため、タバコがまったく吸えないケンコバは「今日で禁煙や」とボヤいていましたが、2度目の「コインボス討伐」コーナーや「ドラクエXあるある」のコーナー、向の中継などをはさみ、この時点でニコ生の視聴者数はなんと5万人に到達!
続いてのわがまま企画はケンコバ。その企画とは、みゆみゆのキャラクターに装備を全部外させ、走って逃げてもらい、自分はバイクでみゆみゆを追いかけるという、少々Sっぽい(?)企画。制限時間ギリギリでみゆみゆに追いついたケンコバは「めっちゃ満足してます。またやろな」と言うのですが、みゆみゆは「いえ、もう最初で最後で......。もう終わりで」と断ります。それを聞いたケンコバは「バカヤロー! まだ始まってもいねぇよ!」とみゆみゆに怒鳴り、「『キッズ・リターン』(のラストシーン)みたいに言うな!」と竹若にツッコまれていました(笑)。
劇場特別企画(※ニコ生では放送されない)の「ドラゴンクエスト未来予想図」では、再度齊藤プロデューサーが登場し、これからのドラクエXについて"こうなるんじゃないか"と思うことを各自話していきます。また、劇場のお客さんだけに【プレゼントのじゅもん】をお教えするというスペシャルもあり、お客さんは大喜び。
さらに劇場特別企画は続きます。「メンバーがお見立てします!」のコーナーでは、お客さんの中から希望者を募り、メンバーが作った装備・武器・練金でドレスアップしたものをプレゼントするという太っ腹な企画。しかし、木工担当のケンコバにお客さんがリクエストしたものは「いちばんいいやつ」で、それはレシピだけで20万もするものだったため、「マジか! 誰やこのコーナー考えたやつ。後でシバいたる!」と激怒。あまりの怒りっぷりにお客さんが「あ、じゃあもういいです......」と遠慮すると「ホンマ(笑)?」と一瞬嬉しそうな表情を浮かべるケンコバでしたが、最終的にはちゃんと「いちばんいいやつ」をあげていました。
劇場特別企画の後は、3回目の「コインボス討伐」コーナーをはさみ、竹若のわがまま企画「似顔絵プレゼントコーナー」へ。これは、お客さんの似顔絵をその人の選んでいる種族風に似顔絵にしてプレゼントする、というもので、3人の希望者を募り、味のある似顔絵を書いてプレゼントしていました。
続いては稲垣のわがまま企画「アストルティア ガールズ コレクション2015」。これは、稲垣、河嶋さん、渡辺さんの3人で、ドラクエXの衣装でコスプレのファッションショーを開きたい、というもの。それぞれ、思い思いのキャラクターの衣装に身を包み、ランウォークする3人にお客さんからも歓声が上がります。やり終えた後、満足げな表情で「これがやりたかったんです!」と言う稲垣に、「その前におまえはレベル上げろ!」と、どこまでも冷たいケンコバでした。
「俺の考えたグランドタイタス丼」コーナーは、自分が思うグランドタイタス丼のレシピを各々が考え、それを実際に試食してみるというコーナー。最初はキムチチャーハンの上に軟骨の唐揚げが乗っている丼など、普通においしい丼だったのですが、だんだん様子がおかしくなっていき、ついには「赤飯の上にブタキムチを乗せ、さらにチーズを乗せた上に雪見大福をトッピング」という世にも恐ろしいレシピが登場。考案者のロッシーいわく「好きなものを入れこみました」とのことだったのですが、食べて「アイスとチーズがいらないです」と正直な感想を述べていました。竹若のレシピも、「卵かけごはんの上にオールドファッションをまぶし、ホイップクリームを乗せる」という、ロッシーに負けず劣らずの強烈なレシピだったのですが、本人が試食して言うには「......思ったより食べれるで」とのこと。どうやら、スイーツだと思えばそんなにまずくはないそう。
『月刊 Vジャンプ』編集部のサイトーブイさんを招いて行われた「『素麺のソ-ミャ』の4コマ目を考えよう!」のコーナーや、4回目の「コインボス討伐」コーナーをはさみ、いよいよリアル武器が完成したとツクロークンが登場! 作った武器は、①こがらしのダガー、②モーモンスティック、③天馬の大剣の3つ。順番に紹介されるツクロークンお手製の武器に、客席からも「すごい!」と歓声が上がります。武器はお客さんにプレゼントされることになったのですが、希望者が多く、ツクロークンも「嬉しい!」と感激していました。
そして、締めの企画は「ダイナマイト関西」ならぬ「ドラゴマイト関西」! 「大喜利の準備が整いました!」と宣言する竹若に「朝の4時50分にやります?」と藤田がツッコみます。しかしそんな意見には耳を貸さず、ドラゴンクエストXとガチ大喜利の融合、「ドラゴマイト関西」は開催されることに。いつの間にか左右の席が「玄武」「白虎」にチーム分けされており、ドラクエにまつわる大喜利のお題が出ます。最初はいい戦いだったのですが、白虎チームのロッシーと稲垣が自爆で足を引っぱり、結果は玄武が勝利をおさめます。
最後にもう一度向と中継をつなぎます。「怪獣プスゴンを倒すことができました!」との向の発言に客席からも「おぉ~、すごい!」とどよめきが。普通、この短時間ではたどりつけないようなところまで進めた向でしたが、周りのキャラクターたちが助けてくれたことが大きかったようで、「倒れてもすごい勢いで助けてくれた」んだそう。しかも周りに強いキャラがいたようで、敵を見つけた瞬間、敵が逃げていくという場面もあったんだとか(笑)。
いよいよエンディングとなり、全員がステージの上に集合。竹若が「またイベントやアストルティア、ニコ生でお会いしましょう!」と締め、「ドラゴンクエストXどっぷり芸人オールナイト」は終了。時間は朝の5時をすぎていましたが、疲れも見せず、最後まで楽しそうにイベントに参加していたお客さんたちの姿がとても印象的なイベントとなりました。
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