よしもとニュースセンター

11月24日(火)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、「平日だけど特別公演！ネタとトレンディエンジェルのコーナー」が開催されました。トレンディエンジェル、バンビーノ、ピスタチオら人気芸人が登場するライブとあって、平日にも関わらず会場はほぼ満席状態。若者から年配の方まで幅広い年齢層のお客さんで賑わっていました。

芸人たちがそれぞれの持ちネタを披露したライブ前半。トップバッターで登場した魁バーバリアンは、映画「ロード・オブ・ザ・リング」に登場するホビット族のモノマネやダメージジーンズの裾上げ問題など、砂川の身長の低さをネタに会場を沸かせていました。

2番手として登場した守谷日和は、自己紹介で噛んでしまうハプニングもありつつ転校生コントを披露。どうしても"転校生"と呼ばれたくない転校生が、別のあだ名をつけてほしくて起こす過激な行動の数々に会場は大爆笑。口を動かさずに歌うという特技(!?)まで披露して会場の笑いを誘っていました。

続いてピスタチオが登場すると、二人が放つ不思議な雰囲気に客席がざわつきます。お互いの見た目をネタに自己紹介した後は、銀行員と銀行強盗に扮したコントを披露。伊地知が演じる銀行強盗に小澤の銀行員がダメ出しした上で脅し方を指導するという展開に会場全体が笑いの渦に。

次に登場したバンビーノはマッサージ店を舞台にしたリズムネタを披露。体の押される部分によってさまざまな声を出す客の藤田をマッサージ師に扮した石山が巧みに操り、キレキレのリズムを奏でると客席は大盛り上がり。人気の"ダンソン"ネタではお客さんを舞台に上げて動物の動きをレクチャー。お客さんの予測不能な動きに戸惑いつつも最後はしっかり首をホールドして会場を沸かせました。

ネタコーナーの最後はトレンディエンジェルが登場。ジャニーズに強い憧れを持つ斎藤の「将来はジャニーズに入りたい」という大胆な野望に客席は大爆笑。さらにダンスが得意だという斎藤は客席に手拍子を要求して、嵐の「A・RA・SHI」を踊るもグダグダな展開に。相方のたかしから「ノープランな感じがすごい出てる」とつっこまれていました。

後半の出演芸人全員で参加するコーナー「NOTハゲチャレンジ」では、ハゲに疲れたというトレンディエンジェル斎藤がカツラをかぶって登場。他のメンバーは斎藤のカツラを落としてはいけないというルールを守りながらさまざまなゲームにチャレンジします。

最初のゲームは「あっちむいてほい対決」。チャレンジャーは斎藤を相手に"あっちむいてほい"でわざと負けて、制限時間の3分以内に斎藤を3連勝させるとゲームクリアになるというもの。最初はバンビーノ藤田が挑戦しますが、斎藤がなかなかジャンケンに勝つことができずに苦戦。さらにバンビーノ石山、ピスタチオ伊地知と続きますが、熾烈な攻防もむなしく誰も斎藤を3連勝させることはできません。

そして最後の挑戦者のピスタチオ小澤と対決していた斎藤がうっかり上を向いてしまうという大きなミスで、とうとうカツラが落下。大音量で流れる悲しげな音楽とカツラを失った斎藤の頭を必死で隠す芸人たちに会場は大盛り上がりでした。

続いては斎藤の頭の上に乗せたピンポン玉をバットで落とす「ピンポイントバッティング」。全員で協力して安定しないカツラの上にどうにかピンポン玉を乗せると、まるで鳥の巣にある卵のような見た目に観客は大ウケ。

バンビーノ石山が上手くピンポン玉を落とし幸先の良いスタートを切ると、続くピスタチオ伊地知がバットをフルスイングして斎藤の頭に痛恨の一撃。カツラは無残にも吹き飛び会場は再び爆笑に包まれました。このゲームでもカツラを落としてしまい惜しくもチャレンジは失敗。残るゲームはあと一つ、果たして次こそクリアなるか!?

最後のゲーム「あやつって伝えましょう」では、斎藤を他のメンバーが人形のように操りお題に沿ったジェスチャーをさせて、お題は何か斎藤自身が当てるというもの。制限時間3分以内に5ポイントを獲得しなければゲームをクリアできませんが、もちろんカツラを落としてしまうと即0ポイントになってしまうので、ここでも注意が必要です。

最初のお題は「メトロノーム」。全員で協力して斎藤の体を右に左に揺らしていきます。揺れが大きくなると斎藤のカツラも徐々に不安定になり、これはかなり危険な予感...。その間も斎藤は「振り子！」「やじろべえ!!」と必死に答えますが、なかなかお題の「メトロノーム」が出てきません。そしてついにカツラが落下。

気をとり直して次のお題「マトリックス」に挑戦。のけぞって弾丸を避けるあのポーズを再現しようと皆必死で斎藤の体を支えます。その甲斐あって斎藤はこのお題を当てることに成功。続く「ゾウ」や「ヘディングシュート」にも正解し、カツラを落とす事なくここまで連続で3ポイントを獲得。チャレンジ成功まで残る2ポイント、ゴールは目の前です。

いよいよ4ポイント目獲得に向けてメンバーにも気合が入ります。続くお題は「スーパーマン」。全員で斎藤の体を持ち上げて、空飛ぶスーパーマンを再現しようとしますが、その重さに耐えきれず斎藤の体は逆さまの状態に。無情にもカツラが落ちてポイントは0になります。

もう残り時間もあと僅か。メンバーは「フィギュアスケート」「ジェットコースター」と立て続けに挑戦しますが、疲れと焦りからなのか、なかなかポイントは獲得できません。さらにメンバーからは「重たいね斎藤さん」とぼやかれる始末...。そしてお題は「仮面ライダー」へ。すでに秒読み状態の中、どうにか変身ポーズをとらせますが、ついにタイムオーバーとなり、0ポイントのままゲームは終了してしまいます。

結局一度も成功させることなく「NOTハゲチャレンジ」コーナーは終了。カツラが落ちるたびに残念な頭をさらすハメになった斎藤を、進行役のトレンディエンジェルたかしが「これを糧に見返しましょう！斎藤さん」と慰めると「糧ににはしないですけどね」と切り返し観客は大笑い。最後まで会場全体を盛り上げて公演を締めくくりました。