よしもとニュースセンター

11月28日（土）、沖縄よしもと花月にてウーマンラッシュアワーのトークライブ、「～ぼくのサーターアンダギーを触らせるから君の海ぶどうを触らせて欲しいさ～」が行われました。



会場最前列に座っていたのは、ウーマンラッシュアワーのファンサイトで知り合ったという、それぞれ神奈川と京都から来た女性二人組。それを聞いて「え？俺たちのファンサイトで知り合いになったりするん？！」と、村本と中川パラダイスのテンションも上がります。



しかし、ハイテンションになったせいなのか、繰り広げられる話題は超が付くレベルの下ネタばかり。しかもゲスキャラが売りの村本が、「実は俺の相方がどれだけクレイジーでデンジャラスな奴なのか、このトークショーを聞き終わった後お客さんに判断してほしいんです」と、温厚キャラが売りの中川パラダイスのさまざまな奇行を暴露。子供のころの「黒飴と鹿のフンを間違えて食べてしまった」という、ちょっとした過ちですむような話から、友人に飲尿健康法につき合わされたエピソード、ホモを目覚めさせる能力がある疑惑など、どこまで信じていいかわからないような話題が次々と飛び出します。その都度中川は「いや、誤解やねん」と言い訳を重ねるのですが、観客からの冷たい視線を感じ取り、だんだんと言い訳も少なめになっていきます。



また、目覚めさせるだけでなく、今までのトークショーでも時々ちらつかされてきた中川のホモ疑惑。村本は、「前こいつに営業先で『なぁ、キスせぇへん？』って冗談をかましてん。そうしたら『なんでここでやるねん！！』って返されたから、ツッコミ返事を間違ったのかな、と思っていたらホモ疑惑やろ？こいつ、本気でやる気やねん」と、両腕で自分を抱きしめるジェスチャーをし、「俺も狙われている感」をアピールしていました。

しかも村本の魔の手は中川本人に留まらず、家族にまで伸びていきます。「こいつ、嫁はんをハプニングバーに連れて行こうとしたんだけど、その時嫁はんが怒りながら俺に話してきたから、『そりゃ怒るよな』と思ってたら、『その間子供はどこに預けるんですか!!』だって。怒りどころそこじゃないやろ！」など、作り話であってほしいと思うような話題が並べ立てられ、中川は「違う、うちの家族は変じゃない！　もし変だとしても、これでバランスが取れてんねんからええねん。もし俺が真人間になったら、家庭崩壊するかもしれん」と、苦し紛れの言い訳。

しかし追い打ちをかけるように会場から非難の声があふれるようなエピソードも暴露され、中川は四面楚歌の状態に。あまりにも責め立てられた中川は村本に「これだけ俺が身を削ったんやから、おまえも恥ずかしいネタを暴露せなあかん」と詰め寄りますが、村本は「パクチーが嫌いです」「実は炭酸が飲めません」など、知られたところで痛くもかゆくもない秘密を暴露。あまりの暴露ネタの重さの差に、会場からは「中川かわいそう」と同情の声も聞こえます。

次第にイラ立ってきた中川。「じゃぁ俺が暴露するネタを指定するわ」と、村本に今までの女性経験を暴露させようとするのですが、「俺にとって女性と付き合うのは部屋を決めるようなもの。1人の女性と付き合って、次に別の女性とお付き合いする時はマンションの部屋を引き払うときのように完全にリフォームするから、いつも新しい部屋のことしか覚えてへんねん。おまえはリフォームや鍵も替えんと女の痕跡が蓄積していく部屋やけどな」と返していきます。

さらに「女性にはいつでも新車であってほしい。俺はいつでも新しい俺と新しい車の付き合いやねん」などとかわします。そこに中川が「俺だって付き合い始めは新車に出会った時のようにのぞむわ」と言うと、「いやっ！こいつ女性を車なんかに例えよったで～」とまさかの罪かぶせ。困り果てた中川は「じゃぁ給料を言え」と質問を変えますが、村本はまたしても「俺はみなさんの笑い声で腹いっぱいにしてる。お前は金の方が大事って言うんかぁ！」と逆切れ。

あまりの村本の強情さに中川は「じゃぁ言わなかったらお前を殴る！」とまで宣言。しかし拳をかまえた中川に対して村本は、「そうそう。お前は舞台に立ったらおとなしすぎる奴やった。それがこんなに饒舌になり、俺に拳をあげるくらい情熱的になって、やっぱりお前は最高の相方や」と握手と肩組みでうやむやにします。　



これだけ相方のゲスさをさらしても、なんだかんだでお似合いの二人。最後は1月3日（日）に沖縄よしもと花月で行われる、「村本軍団VS中川パラダイス寄せ集め集団」、「村本の大演説VS中川パラダイスの小演説」、「沖縄でシンデレラを探すライブ～お客様はチケットとそれなりの覚悟を持って会場に来てください～」の3公演ぶっ通しライブの告知をし、観客の顔の間近で「パ～ラダ～イス！」と笑顔をふりまきステージを降りました。