11月8日「ニコニコ町会議in大阪」開催!
11月8日(日)、水の都・大阪の水辺からさまざまなエンタテインメントを発信する「水都大阪ミナ!キタ!フェスティバル2015」の一環として、動画コミュニティーサービス「niconico」のライブイベント「ニコニコ町会議 全国ツアー2015 in大阪」が大阪・湊町リバープレイスで開催されました。ニコニコ動画の有名ユーザーによる歌やダンスのショー、ゲームなどが繰り広げられた会場には、あいにくの雨にもかからずファンが殺到。西川きよし、藤崎マーケット、内場勝則ら吉本新喜劇の面々など大阪ならではの人気芸人も出演し、2万人のニコ動ファンが詰めかけたお祭りを盛り上げました。
イベントのスタートを飾るのは「中曽根OFF」。ニコニコ動画の伝説的動画を再現し、音楽に合わせて町を練り歩く「ニコニコ町会議」ではおなじみのパフォーマンスです。今回は、西川きよしと藤崎マーケットが、ニコ動有名ユーザーのコジマ店員さん、"踊り手"のあぷりこっと*さんらとともに船に乗り込み、会場のそばを流れる道頓堀川から登場。胸に"カワいいね!"と書かれた水色のTシャツを身につけ、藤崎の2人と「ラララライ体操」を楽しげに踊りながら現れたきよしに、川岸に集まった観客から歓声が。若い女性から「カワイイ!」との歓声も飛んでいました。
オープニングには芸人の爆笑コメディアン秀作やこりゃめでてーな 伊藤、アイドルグループ・つぼみが登場。それぞれが自己紹介をすると、道頓堀から会場の湊町リバープレイスへ向けて船でパレードしてきた西川きよしや藤崎マーケットらが次々にステージへ登壇しました。西川きよしは「いま船でまわってきました。もう最高! 皆さん、今日は一緒に盛り上げて行きましょう」と会場に呼びかけ、一緒に「いち、に、さん、小さなことからコツコツと!」と声を合わせていました。
続いて開会を宣言するくす玉わりのセレモニーへ。会場のファンや西川きよしらのほか、シークレットゲストの"Mr.D"が姿を現しました。その人はなんと村上ショージ。思わぬゲストにドッと会場をわかした後、村上のギャグでファンと一緒にくす玉をひくはずが、本人の「何をいう!」の前フリで割ってしまい思わぬミステイクに。気をとり直してお約束のギャグ「ドゥーン!」で幕を開けました。
メインステージの「町パーティーステージ」では、内場勝則、末成由美、中川貴志ら新喜劇メンバーによる「吉本新喜劇」も上演されました。屋台のうどん屋を舞台に展開するコテコテコメディーに会場は大盛り上がり。その歓迎ぶりに興奮したのか、末成が「こんにちは!」と観客に呼びかけながら、おなじみの巨大なUFOのようなカツラを帽子のように脱ぐサービスを見せ、内場を「なにしてるんですか!UFO来たかと思ったわ!」と驚かせる一幕も。また、ニコ動人気"絵師"のせらみかるさんが似顔絵の得意な刑事役で、"歌い手"のぽこたさんが突然ステージに乱入してはバラードを歌い上げる謎の男役で出演するなど、ニコ動と吉本新喜劇のコラボに大喝采が起こりました。
「町ゲームクルーズ in 大阪府 大阪市 水都大阪 ミナ!キタ!フェスティバル2015」と題したイベントでは、ゲーム実況のコジマ店員とセピアがホラーゲーム『Monstrum』を実況。同会場にある船着き場から50人以上のファンと乗船し、なんばから中之島までのコースを船でめぐりながら脱出ゲームを楽しみました。
道頓堀川沿いのウッドデッキに設けられたミニステージからニコ動に生中継を送る「町中継スタジオ」では、来場者参加型のさまざまなイベントを開催。その中のひとつ、来場者が自慢の一発芸でニコ動視聴者の審査をあおぐ「一発芸大会」には、なんと"スペシャル一発屋ゲスト"として藤崎マーケットが参戦!「こんな人、おるおる!」と思わず笑ってしまうシチュエーションを熱演するショートコント"おるおるモノマネ"を披露しました。集まった観客は大爆笑で、「プロの力を見せました!」と大満足の2人でしたが、ニコ動視聴者の判定では低評価の「あかん」が高評価の「ええやん」を上回る結果に。「お寒い空気を温かく」と顔にカイロを貼られる罰ゲームを受けるはめになり、「どういうことやねん!」と文句タラタラの2人に、また大きな笑いが巻き起こりました。
イベント終盤には小林幸子がステージに登場。スクリーンに小林が写ると会場は一気にヒートアップ! 歓声と手拍子で湧くなか『さちさちにしてあげる♪』を熱唱しました。「皆さんこんばんは。今日は本当に皆さんに会えるのを楽しみにしていました。"ニコニコ~"で大阪に来るのは初めてです。楽しんでいますか?」と会場に声をかけると、割れんばかりの拍手と声援で応える観客に嬉しそうな小林。最後にレコーディング後初の生歌となる『吉原ラメント』を、拳をふりながらハイテンションで歌い上げました。
エンディングのステージには、"ラスボス"こと小林幸子が再び降臨。ニコ動から生まれたダンサブルなナンバー「脳梁炸裂バーサン」を華麗に舞いながら熱唱すると、観客はますますヒートアップ!「ワッショイ!」のコール&レスポンスで会場一体となって盛り上がり、およそ7時間におよんだイベントを締めくくりました。
メインステージの周囲にも様々なブースが設けられました。爆笑コメディアンズ秀作は「町お一人様カラオケ」でMCを務め、見物客を楽しませ、盛り上げていました。また「町ボカニコ」では大音量のアニソンに合わせてファンが一糸乱れぬダンスを披露。ほか、踊り手からレッスンを受けた大勢の観客が踊る「町踊ってみた」、関西を拠点に活動している東方吹奏楽団の演奏、初音ミクと立体写真が撮れる写真館など、小雨が降りしきるなかでもファンはイベントを楽しんでいる様子でした。