よしもとニュースセンター : ルームシェア芸人の様子が赤裸々に！『SHARE HOUSE ～新中野ハウスと代々木ハウスの場合～』レポート

11月22日（日）、東京・ヨシモト∞ホールにて、『SHARE HOUSE ～新中野ハウスと代々木ハウスの場合～』が開催されました。

ルームシェアをする若者が増えていますが、同様に若手芸人同士でルームシェアする者も増加。
本ライブは、そんなルームシェア中の芸人たちにスポットをあてた新企画で、今回の出演者は「新中野ハウス」からピスタチオ・小澤慎一朗、春夏秋冬・浜中英昌、スカチャン・ヤジマリー。、LOVE・たつろう、「代々木ハウス」から田畑藤本・田畑祐一、ジャム・三浦二郎、阿部直也という顔ぶれとなりました。

まずは、MCを務める田畑と浜中が登場し、「このおっさん２人が"どうも！"って出てくる絵は見たくなかったですけどね（笑）」とおしゃれなBGMとのギャップに自分で笑ってしまう田畑。

今回の出演者は、普段の部屋着姿を着用しており、浜中が「そんなダサい？」と観客に尋ねれば、よしもとのイベント『ワンダーキャンプ』Ｔシャツを着用した田畑は、ライブＴシャツを部屋着にまわすのは「あるある」だと語ります。

残りの出演者を呼び込み、全員勢揃いすると、やはり部屋着の話題へ。
部屋の中でもニット帽をかぶっているという小澤ですが、たつろう曰く「最近、顔指されたい感じがあって、外出て行く時に、（ニット帽を）取って出て行く」とさっそく暴露の口火を切ります。

ディズニーキャラの靴下が目をひく阿部ですが、「Vネックの白いTシャツ着て、下は裸」が本当の部屋着だそうで、そのまま部屋に居座られる三浦には「人の布団に座る、枕にも座る。最低」とはた迷惑な様子。

ソファに着席したところで、「こんなところに住んでます！」を最初のテーマに、まずは代々木ハウスを阿部がVTRでレポートします。

すると、一度閉めると外から開かなかったり、カーテンがない田畑の部屋が映しだされ、その後、阿部の部屋には17歳の時に購入したというレゲエデザインのマット、さらには芸人としての目標なのか、若かりし頃のツービートのブロマイド写真も確認。

残る三浦の部屋に入ると、ＹＮＮで春夏秋冬のネタを見ながら笑う三浦が居ました。

VTR開け、改めて間取りを見ながらトークを開始。

阿部の趣味で、レバンコフスキー、メッシ、エジル（阿部曰く、シマッシュレコード・嶋田似）らサッカー選手のポスターが方方に貼られているなか、田畑の部屋だけマイケル・ジャクソンのポスターが貼られ、来客時の田畑は「"田畑ってマイケル・ジャクソン好きなの？"って言われるの。その時、どうしたらいいのかわからん（笑）」と困惑しているようです。

また、阿部は同期のピン芸人・遠藤逸人と親しく、しょっちゅう部屋に招き入れているそうですが、三浦の部屋に集まると、遠藤にイチジク浣腸を入れたまま腕立て伏せなどをさせているとかで、深夜、田畑の部屋まで「無理無理！　出ちゃう出ちゃうよ！」という遠藤の声が漏れ聞こえているとか。

そんな話題のさなか、遠藤逸人がサプライズ的に登場するも、客席の反応は薄く、これには「全然盛り上がってない！（笑）」と田畑が嘲笑するのでした。

間取りの話題が再開し、三浦の部屋に「預金通帳」の置き場所が見つかると、すぐ隣には母親からの手紙の束が置いてあると阿部が明かし、それを聞いた浜中が「横にそれ（手紙）あったら預金通帳、取りづらいよね」と妙に納得する一幕も。

一方の「新中野ハウス」は、ヤジマリー。がリポートを担当します。
『有吉ゼミ』内でヒロミさんの手でリフォームされた小澤の部屋、たつろうとヤジマリー。の共同部屋、サングラス＆半裸でくつろぐ浜中の部屋、ヤジマリー。が寝床に使っているサンルームなどが映しだされ、最後は、ヤジマリー。が踊っているという屋上からの夜景を映しますが、あいにくの曇天でロケーションはイマイチ。

こちらもツッコミどころ満載の新中野ハウスですが、サンルームで寝ていたら風邪ひくだろうと指摘されたヤジマリー。は、「俺、長野県出身だから」と言い張ります。

続いてのトークテーマ「こんなことありました！」では、爆笑エピソードトークが続出。
「怒りのバスタイム」と題した阿部は、他の２人が１時間ほど入浴している上に、「このおっさんは、（お風呂で）口笛吹きよる」と田畑を責めるも、田畑は「唯一、口笛吹けるところや！」と反論します。

三浦も「オペラ歌手のテノールみたい」な声を発したり、落語を話しているそうですが、当の阿部にも「テケテケテーテケテケテー」という入場曲を口ずさみながら室内を歩きまわるという奇行があるとし、田畑が再現して爆笑！

また代々木ハウスでは、ドアチャイムが鳴っても誰も応じない様子や、「壁が薄いせいで...」とのタイトルで、電話の内容などが丸聞こえなエピソードを語り合ったりと、同居人ならではのぶっちゃけトークを展開します。

片や新中野ハウスから出たのは、「小澤ゲイ疑惑」で、ヤジマリー。によれば、小澤は２人きりになると「今日、何してたの？」と顔を近づけ、さらには「ケツじゃないの、穴を触ってくるの！」と暴露。

他人事のように笑い転げる小澤にも、ヤジマリー。が"くだり"に乗ってくれずに冷たいといった言い分があるようです。
ここで「ケツ穴で思い出した」とたつろう。彼によればどんな揉め事も、ヤジマリー。がお尻の穴を見せると沈静化するそうで、小澤も「めちゃくちゃおもろいんですよ（笑）」と絶賛します。

新中野ハウスからは他にも、何かと血液型でレッテル付けするヤジマリー。にたつろうが不満をぶつければ、『フリースタイルダンジョン』の放送が終わると触発された浜中とたつろうが、必ずラップバトルを開始するといったエピソードも。

また、浜中お気に入りという、たつろうによる高畑淳子さん、不動産会社のおばちゃんのものまねも披露され、場内を沸かせました。

あっという間に60分が経過し、田畑が「コーナーとかあったんですけど、このトークで盛り上がってしまいましたので...」とコーナーが出来なかったことを詫びつつ、「もしかしたら次回もあるかもしれませんので、ぜひいらしてください」と挨拶して終演。

ここでしか聞けない同居人ならではのプライベートトークに加え、来場者全員にオリジナルポストカードが配布されるといったサービスでも観客を喜ばせました。