ウーマン・村本「漫才師 VS 新喜劇」と、すっちー率いる吉本新喜劇勢をライバル視!?『東京グランド花月』が本日よりスタート!!
12月26日(土)、東京・サンシャイン劇場にて4日間に渡って開催される『東京グランド花月』がスタート! 初日公演を前に、吉本新喜劇のすっちー、吉田裕、松浦真也、ウーマンラッシュアワー、ピスタチオ、おかずクラブが囲み取材に応じました。
初日公演を数時間後に控える心境について、すっちーは「ついにこの日がやってきました。正直ビビってます。前回の会見もそうだったんですけど、カメラの多さ、(取材する)人の多さ、そして棒の量......」と話したところで東京勢から「マイクです」との総ツッコミを受けつつ、「『東京グランド花月』は(大阪の)NGKの寄席の雰囲気をそのまま(東京へ)持っていこうというコンセプトなので、大阪におる気持ちでやろうと思います」と平常心で臨むことを明言します。
「(ネタ組には)人気者が多い」(すっちー)という言葉に、いち早く反応したのはウーマンラッシュアワー・村本。「1人で『東京グランド花月』を持っている」と豪語し、「テレビに出ている若手、さらに師匠も観られる貴重な機会です」と語りました。
そんな村本、実は若手の勢いを恐れている様子。「会見にいるピスタチオ、おかずクラブ......、トレンディエンジェルはM-1優勝しましたし、コロコロチキチキペッパーズはキングオブコント優勝して、若手がぐわーっと来てるんで、この記者会見に僕らは呼ばれないんじゃないかと思ってたんです」と吐露しながら「けど、蓋を開けてみれば前列! さらに、マイクの一番近くを任されている。これは、舞台で言えばトリ」と意気揚々とします。「舞台の上でも結果を出していければ」と意気込むと、相方・中川も「(各劇場の)支配人も観てますからね」と同調します。
その様子を静かに見守っていたすっちーは、「いやらしい!」と指摘。「自分のことばっかり考えとるとあかんよ? 新喜劇でそんなこと考えてたら、小籔(千豊)さんにピッシャー怒られる!」とアドバイス。村本が「漫才師vs新喜劇!」と口火を切ると、すっちーは「こういう人達のことを、"イロモンさん"と呼んでいる」と言及します。
も、「まぁ、仲良くね?」(すっちー)「もちろんです。新喜劇がバーンと受ければ、漫才師は刺激される(村本)といいライバル関係であることを強調すると、ピスタチオ・小澤は怯えるように「え? そんなバチバチやる感じなんですか?」と口を挟みました。
今年、大ブレイクしたおかずクラブ。ゆいPが「先ほどスタッフさんから『東京グランド花月』は人気実力、どちらも伴ってないと立てない舞台と言われたので、全力で盛り上げていきたい」と真面目に語れば、オカリナも「普段、新喜劇をやっている舞台に立つことはないんですけど、これを機にこれからもそういう舞台に立っていきたい。前向きにがんばりたい」と意気込みます。
ピスタチオは「我々の意気込みを発表したいと思いますっ!」という伊地知の合図で、小澤によるドラムロールが。「みなさん、がんばってね!」(伊地知)「いや、人任せっ!」(小澤)とピスタチオ節を披露しました。
松浦真也とすっちーは、来年公開される映画『西遊喜』のテーマソング『パンツミー』の一節を歌ってアピール。「これがお前たちのやり方かー!」と村本が叫ぶと、ゆいPは慌てながら「私の! 私の!」と絶叫。「やべぇ......すぐ潰し合いになりますね」とまたもや怯える小澤でした。
来年3月から定期公演化される『東京グランド花月』。「僕らが出るというのを先ほど知りましたけど、ありがたいです。"吉本新喜劇ってこういうのだよ"と、東京の方々に覚えてもらえる機会なので頑張りたい」と座長らしく、気を引き締めるすっちー。
中川が「いつの間には出番が少なくなって、ゆくゆくは出番がなくならなように。そのためにも村本に新ネタを書いてもらいたい。で、僕は台本を覚えるだけというのを続けていきたい」と、相方へおんぶに抱っこ発言をすると、村本は「解散を繰り返していた僕が、やっと見つかった10足目の靴が中川なんですけど......。最近、素足のほうが走りやすいことに気付いた」と発言。報道陣がドッと湧く中、中川は「僕はいいスパイクです!」と必死で弁解します。
ピスタチオは「我々に関していえば、社内のことなのに先ほどスタッフさんに"スケジュールを抑えにかかっている"と(出演を)濁された。確実に抑えてもらえるようにしたい」(伊地知)「今、いちばん試されています」(小澤)と危機感を募らせながらコメント。おかずクラブ・ゆいPは「観たお客さんが定期的に観たいと思ってもらえるように、いいネタを作っていきたい」と来年への意気込みを語りました。
その後、15時から初日公演がスタート!
トップバッターの「NON STYLE」は、大きな拍手と「キャー!」という黄色い声援に迎えられて登場。嬉しさのあまり体を揺らして喜びを表現する石田に対して、井上は「大いに楽しんでください!」と声をかけます。狼男を題材にした漫才では途中で井上が豪快に噛むというハプニングに、観客は拍手喝采。テンポのいいやりとりで大きな笑いを起こし、会場を一気に温めます。
「おかずクラブ」オカリナのお姫様姿には、クスクスと笑い声が。定評のある演技力が光るコントで、身分違いの恋に苦しむ姫と庭師を好演します。「踊る授業シリーズ」で今年話題となったダンスユニット「エグスプロージョン」は、YouTubeで4千回の再生回数を誇る『本能寺の変』を含めた3つのパフォーマンスで魅了、「年末のバタバタした中、ご来場ありがとうございます」(川島)と挨拶した麒麟は旅番組を題材とした漫才で大いに湧かせました。
大道芸を得意とする「もりやすバンバンビガロ」は、リンゴを食べながらジャグリングするという芸で、一気に観客の心をガッチリと掴みます。お客様に協力をお願いしながら挑んだ一輪車芸では、何度も失敗。「今日はダメだぁ。なんにも上手くいってない~」と嘆きながらも、笑いの神様に愛されているとしか思えない奇跡的なハプニング連発すると、体を揺らしながら爆笑するお客様が続出します。
「COWCOW」は"素敵な大人"をテーマとして印象的な擬音語や多田のギャグ「帰れ~!」などを盛り込みながら独特なスローテンポの漫才を、「海原やすよ ともこ」は大阪の観光を題材とした漫才で姉妹らしい軽快な掛け合いを。やすよが足を広げながら絶妙な喩えをする度に、ドッと笑いが起こります。
シックなスーツ姿で登場した「博多華丸・大吉」は華丸の得意なモノマネを盛り込みながら、お客さんをも巻き込んでの漫才で、しっとりと魅せます。ネタのトリを務めるのは、「宮川大助・花子」。「錦織圭です。だって、ラケットに似てるやん」と大助を紹介した花子に、ドッと湧く会場。夫婦らしい息のあったやりとりとベテランらしい軽妙な話術で、観客を惹き付けました。
続いては、吉本新喜劇。おなじみのテーマソングが流れると、待ってましたとばかりに、大きな大きな拍手と歓声が会場に響き渡ります。
舞台となるのは、大将(島田一の介)が営む花月食堂。アルバイトのすち子(すっちー)は傍若無人な振る舞いで、店員のけんじ(清水けんじ)、隣りのクリーニング店の店員(酒井藍)、息子の岳夫(信濃岳夫)などと楽しいやりとりを繰り広げます。
そこへ、花月産婦人科の院長(中川貴志)と看護婦がやってきたところから物語は思わぬ方向へ......。親子の絆をテーマとした題材で物語が綴られる中、おなじみの「乳首ドリル」に観客は拍手喝采! 東京ではMXテレビで吉本新喜劇が観られるとあって、みなさん、きちんと予習して来場してくださっているのか、お決まりの場面での拍手のタイミングもバッチリ。観客と一体となった「吉本新喜劇」は、本場さながらの盛り上がりを見せました。
明日からも続く公演の前売チケットは全て完売していますが、公演によっては当日券の販売も行なわれる予定。今回を逃してしまったという方は、3月29日(火)から始まる定期開催へぜひともお越しください。なお、今回の当日券の情報、今後の詳しいスケジュールは、東京グランド花月公式サイト(http://www.yoshimoto.co.jp/tgk)でご確認ください!
●公演情報
東京グランド花月
12月27日(日)開場10時30分/開演11時
出演:桂文珍、西川のりお・上方よしお、大木こだまひびき、中川家、FUJIWARA、タカアンドトシ、とにかく明るい安村、トレンディエンジェル、アキナ、ピスタチオ
<吉本新喜劇>すっちー、島田一の介、清水けんじ、松浦真也、吉田裕、信濃岳夫、酒井藍ほか
12月27日(日)開場14時30分/開演15時
出演:桂文珍、西川のりお・上方よしお、大木こだまひびき、中川家、FUJIWARA、タカアンドトシ、とにかく明るい安村、藤崎マーケット、トレンディエンジェル、ニューヨーク
<吉本新喜劇>すっちー、島田一の介、清水けんじ、松浦真也、吉田裕、信濃岳夫、酒井藍ほか
12月28日(月)開場10時30分/開演11時
出演:中田カウス・ボタン、チュートリアル、フットボールアワー、パンクブーブー、ロバート、くまだまさし、ウーマンラッシュアワー、横澤夏子、バンビーノ
<吉本新喜劇>すっちー、島田一の介、清水けんじ、松浦真也、吉田裕、信濃岳夫、酒井藍ほか
12月28日(月)開場14時30分/開演15時
出演:中田カウス・ボタン、チュートリアル、フットボールアワー、パンクブーブー、ロバート、くまだまさし、ウーマンラッシュアワー、ラフレクラン、8.6秒バズーカー
<吉本新喜劇>すっちー、島田一の介、清水けんじ、松浦真也、吉田裕、信濃岳夫、酒井藍ほか
12月29日(火)開場10時30分/開演11時
出演:桂文枝、西川きよし、オール阪神・巨人、テンダラー、ブラックマヨネーズ、トータルテンボス、ピース、ハリセンボン、コロコロチキチキペッパーズ
<吉本新喜劇>すっちー、島田一の介、清水けんじ、松浦真也、吉田裕、信濃岳夫、酒井藍ほか
12月29日(火)開場14時30分/開演15時
出演:桂文枝、西川きよし、オール阪神・巨人、テンダラー、ブラックマヨネーズ、トータルテンボス、ピース、ハリセンボン、コロコロチキチキペッパーズ
<吉本新喜劇>すっちー、島田一の介、清水けんじ、松浦真也、吉田裕、信濃岳夫、酒井藍ほか
チケット:1階席=前売6000円/当日6500円 2階席=前売5000円/当日5500円
※5歳以上は有料、4歳以下は膝上無料、お席が必要な場合は有料
今くるよグランド花月~VIVA女芸人~IN 東京
日時:12月27日(日)開場18時30分/開演19時
出演:今くるよ、山田花子、アジアン、椿鬼奴、南海キャンディーズ・しずちゃん、友近、ハリセンボン、おかずクラブほか
チケット:前売2800円/当日3200円
極上寄席
日時:12月28日(月)開場18時30分/開演19時
出演:博多華丸・大吉、中川家、矢野・兵動、チュートリアル、フットボールアワー、月亭方正、桂三度、桂三四郎ほか
チケット:前売3500円/当日4000円
会場:サンシャイン劇場
【宮川大助・花子】【博多華丸・大吉】【海原やすよ ともこ】【COWCOW】【麒麟】【NON STYLE】【もりやすバンバンビガロ】【おかずクラブ】【エグスプロージョン】【すっちー】【島田一の介】【清水けんじ】【松浦真也】【吉田裕】【信濃岳夫】【酒井藍】