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2012年4月28日 (土)

映画『わが母の記』初日舞台挨拶で南果歩「希林さんに一生ついていこうと思いました」

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本日4月28日(土)、丸の内ピカデリー2にて映画『わが母の記』の初日舞台挨拶が行われ、南果歩が登壇しました。

本作は、昭和を代表する文豪・井上靖が、家族との実話をもとに綴った自伝的小説『わが母の記~花の下・月の光・雪の面~』の映画化作品。家族の絆という普遍的な愛を描いた感動作で、第35回モントリオール世界映画祭では審査員特別グランプリを受賞しています。

原田眞人監督は、初日を迎えたことに「やっとこの『わが母の記』も誕生日を迎えたなと言う感じです」と感慨深げにコメント。また、海外での評価が高いことについて聞かれると、「観終った後によく言われたのは、『見ている間ずっと、肌の違いとか人種の違いとか関係なく、自分が伊上家の一員になっていた感じがした』と言ってくれたことが多かったです」と、各地での反応を報告しました。

続いて主人公・伊上洪作を演じた役所さんは、「待っている間に何をお話しようか考えてたんですが、“わが母”の希林さんがずっとお話になっていたので考えられませんでした(笑)」と話し、笑いを誘います。

洪作の妹・桑子役を演じた南も「久しぶりに監督、キャストのみなさんとお会いしたんですが、やっぱり伊上家は樹木希林さんを中心に輪ができるなって改めて思っています」と笑みを浮かべ、「今回の作品では希林さんの娘役ということで、間近で希林さんのお芝居や素顔、いろんなものに触れさせて頂きました。その中で、フッと“空気を変える力”を目の当たりにさせて頂いて、一生ついていこうと思いました」と、樹木さんの存在感に感銘を受けたことを告白。

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すると樹木さんは、「渡辺謙さんに一生ついていってください。こっちはやめて!」と、さすがの切り替えしで、場内を沸かせました。

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和やかに進行した舞台挨拶終盤には、本日、春の紫綬褒章を受章したことが発表された役所広司さんに、女性キャストから花束が贈呈される一幕も。

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観客からも大きな拍手で祝福された役所さんは「宣伝部が紫綬褒章の発表を今日にしてくれっていったわけではないんですが(笑)、こんなにおめでたい日にこんな素晴らしい章を頂いて。これまで仕事してきたスタッフ・キャストのみなさんのおかげだと思っています」と、喜びを語りました。

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最後に役所さんは、本作について「原田監督とは若い時に出会いまして、この監督とはずっと仕事をしたいと思っていました。監督も年をとって僕も年をとって、何かまた新しい映画ができたような気がします」と振り返り、「いつもキャンペーンで希林さんが言っていますが、この映画は去年の3月10日にクランクアップして、翌日が大震災でした。この映画に映っている風景、空気、水、何も汚染されていないきれいな日本の姿が映っています。そういう記憶に残る節目にこういう映画に出会えて、とても幸せです」と静かに思いを語っていました。

●映画『わが母の記』
http://www.wagahaha.jp/

本日4月28日(土)よりロードショー!

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