6/24「ゼロメンチャレンジ」
6月24日、大阪の若手芸人が多数在籍する5upよしもとにて、同劇場ランクシステムの頂点である「ZEROメンバー」昇格を目指すネタバトル「ゼロメンチャレンジ」が開催されました。
約1000人の若手芸人が在籍する5upよしもとでは、そのトップに君臨するZEROメンバーを始めとして、1stメンバー、2ndメンバー、3rdメンバー、さらにその下にはオーディションメンバーという大きく5つのランクが存在します。今回の「ゼロメンチャレンジ」は、2カ月に一度開催される1stメンバー15組がネタで競い合うバトルイベント「ファーストバトル」3回分の累計ポイント上位5組である、プリマ旦那、クロスバー直撃、GAG少年楽団、アイロンヘッド、ソーセージという精鋭たちによる、ZEROメンバー昇格を懸けた、”5upよしもと史上最大の挑戦イベント”です。
ZEROメンバーには、ジャルジャル、モンスターエンジン、スマイル、銀シャリ、天竺鼠、かまいたち、藤崎マーケット、ウーマンラッシュアワー、スーパーマラドーナ、学天即
の、今をときめく10組が名を連ねています。
開場時から、普段の5upとは一風変わった雰囲気が漂う中、遂に幕を開けた「ゼロメンチャレンジ」。MCとしてZEROメンバーのスマイルが登場し、緊張感が垣間見えるお客さんをほぐしつつも、自分たちと同じZEROメンバーに昇格するかもしれない後輩たちを鼓舞しながら、ルール紹介を行いました。
このイベントは、5組が「1stラウンド」、「2ndラウンド」、「3rdラウンド」の3つのブロック内でそれぞれ1本ずつネタを行い、若手TV局ディレクター、構成作家等のオフィシャル審査員10人の審査により「3回全てのブロックで1位を獲得出来れば、ZEROメンバーに昇格できる」という史上最難関のチャレンジルールで行われました。このルールを聞いたウーイェイよしたかが「絶対、無理やん!!」と絶叫してしまうほどに厳しい規定の中、「可能性が全く無いわけではありませんよ!」と瀬戸がツッコむように、会場の空気を味方にして、自分たちの渾身のネタをやり切ることが出来れば、不可能でありません！
1stラウンドでは、トップ出番のソーセージによるコミカルな動きが印象的な熱烈コントを皮切りに、クロスバー直撃による自作の小道具を大胆に使用した“アホアホパワー”炸裂のコントや、GAG少年楽団のデリカシーが全く無い奴に振り回される男たちのコント、独特な言い回しが特徴的なアイロンヘッドのコント、さらに、今回唯一の漫才師であるプリマ旦那の怒涛の漫才など、この大会を大きく左右する1発目のネタに相応しいラインナップとなりました。
更に、息も吐かぬ間に2ndラウンド、3rdラウンドと続き、それぞれの持ち味を大きく活かした渾身のネタのオンパレードに、会場はかなりのヒートアップ！！史上最大の挑戦という緊張感を維持しながらも、大爆笑が連続で巻き起こる史上最高峰のネタバトルとなりました！
各コンビ3回のネタを披露し終えた後に、いよいよ行われた結果発表。1stラウンド、2ndラウンドの上位3組を発表し、最後に、3rdラウンドの結果を踏まえ、全てのブロックで1位を獲得することが出来た組がいた場合には、スポットライトがあたり、悲願のZEROメンバー昇格となるという方式で進みます。
運命の1stラウンド上位3組は、ソーセージ、プリマ旦那、アイロンヘッドの3組。
ここで、いち早く可能性が無くなってしまったクロスバー直撃とGAG少年楽団は、落胆の表情を見せながらも、GAG少年楽団・宮戸は「劇場の顔になるには、責任が重すぎる」と自虐的なコメントで笑いを誘い、クロスバー直撃・前野は「大量のちくわを指にはめたのにー」とネタを振り返りつつ、大絶叫で悔しさを笑いに変えました。
続いて行われた2ndラウンド上位3組の発表では、プリマ旦那、アイロンヘッド、ソーセージという、何と1stラウンド上位3組と全く同じ結果に。つまり、この時点で3ブロックとも1位を獲得している可能性をこの3組が持っているということになりました。手に汗握る展開となりつつ、遂に3rdラウンドの結果を受け、3ブロック全てで1位を獲得した組を発表！
ドラムロールが鳴り響き、悲願のZEROメンバー昇格を祈る3組に注目が集まる中、スポットライトは・・・・・・どの組にも当たらないという結果に。
つまり、今回の大会では、3ブロックともで1位になった組はいなかったということでした。ガチンコで行われたが故の残念な結果に、会場が悲鳴と共に騒然となる中、髪の毛を整えてこの日に臨んだプリマ旦那・野村は、頭をボサボサに乱しながら、「審査員に気に入られようと思って、髪型キメてきたけど、もーえーわ!!」と悔しさを滲ませながら、大絶叫！波乱のクライマックスを迎えることになりました。
順位を細かく検証すると、2ndラウンド、3rdラウンドで両方1位を獲得したアイロンヘッドが、1stラウンドでも1位を獲得していれば、チャレンジ成功となり、ZEROメンバー昇格が実現したかもしれないという衝撃の結果が発表されました！本人らはかなりの惜しい結果にも関わらず「3分の2も1位を取らせて頂いて、ありがとございますー」とお馴染みの独特な言い回しで、会場を笑いに包みました。
今回の大会では、苦汁を飲む結果となってしまった5組でしたが、最後のスマイル・瀬戸のMCでは「これからの5upよしもとを中心とする、未来のお笑い界を担うホープであり続けて欲しいですね」という言葉のもと、1stメンバーとして再び凌ぎを削り合うことで、より最強のお笑い芸人になることを目指す彼らに、お客さんからの大きな拍手喝采が送られました。そんな中、幕を閉じた「ゼロメンチャレンジ」。次回は、7月期、9月期、11月期のファーストバトルの総合結果を基に、累計ポイント上位5組による挑戦が再び行われる予定です。5upよしもとで最も熱い戦いが繰り広げられること間違いなしの「ゼロメンチャレンジ」。次回も大注目です！！
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