よしもとニュースセンター : 【ライブレポート】カラテカ・川久保拓司トークライブ～ゲスト招いて話します、ゲストでびっくりさせますよ～後輩力発売ＳＰ

６月30日（金）、渋谷シアターDにて『カラテカ・川久保拓司トークライブ～ゲスト招いて話します、ゲストでびっくりさせますよ～後輩力発売ＳＰ』が行われました。

『カラテカ・川久保拓司トークライブ～ゲスト招いて話します、ゲストでびっくりさせますよ～』はカラテカの二人、さらには彼らと親交のある俳優・川久保拓司さんが、昨年から月イチで行っているトークライブ。雑誌のモデルや、クレヨンしんちゃんの声優・矢島晶子さん、アテネオリンピック金メダリストの柔道家・鈴木桂治さん…などなど、まさに多彩＆豪華なゲストを招いてトークを繰り広げています。

しかし！　まさに当日の６月29日（金）に、入江が書籍『後輩力　凡人の僕が、友達5000人になれた秘けつ』を発売したということもあって、スペシャル版。“後輩の達人”である入江は、スーツで登場。「ちょっと雰囲気違いますねえ」という川久保さんに対し、矢部は「出版記念ということで、入江先生ちょっと本気を出しちゃったのか、今日はぎゅうぎゅうじゃないですか！　みなさん申し訳ないです！」と謝罪。入江は「全然本気を出したわけでもないんですが（笑）、窮屈だったらすみません」。川久保さんは「客席も裏も今日は熱気がすごいですよね！」と興奮気味に語ります。

ということで、この日のゲストは…総勢15人もの後輩芸人“入江軍団”！　今日はみんなで入江先生に後輩道についてレクチャーしていただこうという企画です。登場したメンバーはザ・パンチ、ポテト少年団、ライパッチ、ディエゴ、ぬりえ、山田カントリー、てごねハンバーグ松村、ベイビーギャング。川久保さんは「いっぺんに出しちゃいけない人数じゃないですか!?」と驚きますが、まずはこの状態でレクチャーがスタート。

そうしてお客さんにも事前に配られた「後輩力検定」が芸人たちにも渡され、それぞれの設問について入江が解説します。「食事をごちそうになったとき『ごちそうさま』を３回言う」では、「まずお会計をするときに『ごちそうさまです！』と言うでしょ。そして、先輩がお会計をしている間に先に店から出ていて、迎えるときに『ごちそうさまです！』。そうして、帰った次の日のお昼12時15分にケータイのメールで『ごちそうさまです！』と言うんです」。「なんで次の日のメールがお昼なんですか？」との質問には「会社に勤めている方も、遅く起きる芸能界の先輩でも、その時間はたいてい空いている」と答え、一同は「おおー！」。会場からも、うなずきおや感嘆の声が上がります。そうなると、入江の飲み会でおなじみ「うー、イイッカスー！」もパンチ浜崎主導で飛び出し、なにやらみんなで飲みながら入江の解説を聞いているような雰囲気に。笑える上にためになる、そんなやりとりが繰り広げられたのでした。

さらに第二部では、芸歴の比較的短い後輩と長い後輩のパートに分かれ、入江が相談に乗っていくという趣向。後輩たちがそれぞれに先輩たちから怒られてしまった、また先輩がらみで困ったという質問に、入江先生がひとつひとつ見事に答えていきました。なお、川久保さんからの相談は「ほかの先輩とご飯を食べているときに、ほかの方から誘いのメールなり電話があるとすると、そのときはまず出られないじゃないですか。だから解散してから連絡すると『遅い』ということになってしまう。どうしたらいいですか？」。それに対して入江は「まず、一緒にいる先輩との関係性がある。ある程度築けている先輩であれば『すいません、ちょっと』と断った、電話に出るなりすればいい。それが出来ないときは、トイレに行ったときにすぐ連絡する」。しかし、川久保さんは「それでトイレに行ったとして、そこで連絡してたら、逆に『トイレが長いな』ってことになりません？」とさらに質問。これには入江「女子か！　『大きい方かな』で済むよ。それを気にするより、連絡する方がずっといい」とのこと。川久保さんは「ありがとうございます！　これで怒られずに済みます」。

そして後半戦では、入江先生への相談のはずが、出てくるのは彼の天然な行動ばかり。「パーティーでたまたま会ったという元首相と写真を撮って、事前に断ったとはいえ、ツイッターに上げていて意味がわからない」「ぼくらに説教するのに、つかつかと歩いてきて、そこになにもないのに椅子に座るそぶりをしてコケる」「楽屋で寝るために椅子を６つ並べたところ、２つしか使わなかった」…などなど、これまた驚きのエピソードがいっぱい。なお、某元首相には「いつも見てます」と声をかけ「最近はそんな出てないですけどね」と言われたとか、「椅子があるように座ったのはボケではない」とか、「椅子をたくさん並べたのは、そこまで自分の身長があると思ったから」など、入江先生はハニカミながら返答。最終的には、みんなでフォローしている様子が浮かび上がってしまったような…。