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2012年7月 4日 (水)

河内家菊水丸が教鞭を取る大阪芸大の授業に銀シャリが登場!

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伝統河内音頭継承者、河内家菊水丸が教鞭を執る大阪芸術大学芸術学部芸術計画学科 日本文化史の講義に、特別講師として銀シャリが招聘されました。菊水丸の愛弟子・河内家上り丸との芸名を持つ鰻との縁もあり実現した特別講師。一体、どんな授業になったのでしょう。

銀シャリが特別講師としてやってくることは学生さんにはサプライズ。ふたりが教室に招かれた際には、大きな歓声が上がりました。まずは漫才を披露。センターマイクを使わない“生声”で繰り広げられた約5分の漫才は、銀シャリにとっても、学生さんにとっても貴重な時間となりました。

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そして授業は菊水丸がインタビュアーのように銀シャリへ質問を。二人の出身地から始まり、コンビ結成までの馴れ初め、NSCでの授業内容などを聞きました。そして話はやがて、舞台やテレビでネタにされている「鰻一族はウナギを食べると死ぬ」という言い伝えについて。菊水丸は当初、「ネタちゃうの?」と懐疑的でしたが、鰻はきっぱり「本当です」。ご先祖にはお二人ほど、鰻を食した1週間後にお亡くなりになった方もいらっしゃるそうで、鰻も「食べたくても食べられない」とのこと。橋本によれば、ロケなどでウナギが出た際も一切口にせず、橋本が食べている横から「(うな重を)見せて、見せて」と言ってくるそうです。

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そして、鰻家がなぜ、鰻という名字を名乗るようになったのかなど、その由来を聞いた菊水丸が一念発起。学生さんを前にして「鰻を食べて亡くなられたご先祖様を供養する音頭を作って、鰻君のルーツである鹿児島で歌いますわ!」と宣言したのです。鰻家は平家の落人でもあるそうで、そういった史実をひも解いた河内音頭を作り、歌い、神事として奉納すると約束。河内音頭で使われる太鼓も、「魂を鎮める乱れ打ちでやりましょう」と。そして、鰻はその奉納後にウナギを食べることにもなったのです。実施は来年の夏と話はどんどん進んでいきます。終始、ニコニコしながら話していた鰻ですが、この時ばかりは「だ、大丈夫ですか!?」と青い顔に。すかさず橋本が「太鼓だけにバチが当たるかもしれません」と得意のダジャレを披露したところで授業終了。そんな銀シャリらしい締め方に、菊水丸も「さすがやなぁ」と感心していました。

授業終了後に行われた会見では、「銀シャリの特別講師は学生さんも熱望していた」と菊水丸。アンケートでも、銀シャリの名前が多く上がっていたそうです。歴代の特別講師には、たむらけんじ、天津・木村、桜 稲垣、シルクがいるのですが、コンビで登場するのは初めて。「授業中もよくしゃべってくれました。ふたりの馴れ初めなど、“教材”としてもよかったです」と高評価でした。

また、鰻は「教壇に立ったのは初めてですが、気持ちよかったです! これで味を占めました。僕もやがては芸大の講師をしたいと思います!」と、将来の“展望”も。ちなみに、本当に講師になったら何を教えますか?との問いには、「僕が今までしでかしたミスを伝えます」とのこと。人生の教訓にしてほしいそうです。続いて橋本は、「恐れ多くて緊張しましたが楽しかったです。あと、コンビを組んで初めてではないかというくらい、のびのびとしている鰻君を見ました。菊水丸師匠の話を、師匠の師匠ちゃうかっていうくらい、“ほうほう”という感じで聞いている姿に大物オーラも出ていて、逆に頼もしかったです」と、相方の意外な一面を見た感想も述べていました。

そして質問は「本当に来年の夏、供養音頭をして、ウナギ解禁するのか」に。もちろん菊水丸は「はい」と即答。その決意は揺るぎありません。記者とのやり取りで実施日は来年1回目の土用の丑の日と決定。その横で「食べたら死んでまうんですよ!?」と不安そうな表情を浮かべる鰻に、師匠・菊水丸が「わかりました!私も今日からウナギ断ちをします!」と、身を清めて挑むとさらなる宣言を。鰻の供養音頭は来年夏、鹿児島の指宿で実施予定。果たして本当に行われるのか、どうぞご期待ください!

【河内家菊水丸】【銀シャリ】

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