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2012年7月 4日 (水)

【ライブレポート】神保町花月5周年記念公演『バーボン65』

2007年7月7日に誕生し、今月5周年を迎える神保町花月。
その神保町花月5周年記念公演『バーボン65』が、7月3日(火)に初日を迎えました。
出演者は、サカイストを筆頭に、ブロードキャスト、LLR、ピクニック、かたつむり林、ボーイフレンド……と、実力派かつ演技派の若手芸人がズラリ。

あいにくの雨模様でしたが、熱心な観客で満席となり、期待に満ちたムードが流れるなか開演しました。
以下、ネタバレに注意しつつ、物語のほんの触りと全体像が伝わるようなレポートをしたいと思います。

まず、スクリーンに映しだされたのは、出演者の紹介と、1周年から4周年までの記念公演のチラシでした。
その直後、あのB'zのヒット曲『ultra soul』を歌いながら登場したのは、ブロードキャストの吉村。スーツ姿のLLR・伊藤と、バーテンダー風のかたつむり林も、タンバリンとマラカスで吉村を盛り立てます。

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いきなりテンションMAXとなったステージ上、次に登場したサカイストのまさよしが、ピンクのドレスで着飾っており、場内爆笑!

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セットはタイトル通り、バーボンが売りのバーのようで、まさよしはこのお店のママだったのです。
吉村が演じるゴロウは、「明日、ドラマのオーディションなんだ」と、ここで役者だと判明し、ママに扮したまさよしは、「あんたらの母親みたいなもんなの」と、常連客や従業員にとっての母親のような存在であることを明かし、そんな家庭的なお店が主な舞台となります。

和気あいあいとした雰囲気のなか、ムスっとした表情でお店に入ってきたのは、ブロードキャストの房野。

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初めてお店に入ったようですが、どうも訳ありの様子。
そんな謎の男(房野)を見て、「コワイヒト、キタヨー」と声を出すのは、バーテンであり、留学生のパトリックでした。
独特な日本語を駆使する外国人を演じているのは、かたつむり林。

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まだまだ序章も序章ですが、さらにこのお店には、「おしゃれが止まらねー」売れっ子ホスト(サカイスト・デンペー)や、その弟で工場に勤務する男(ピクニック)、その工場長(ボーイフレンド・宮川)、売れないホスト(LLR・福田)、ホストを経営する社長(ボーイフレンド・黒沼)…といった面々が出入りします。

以上の登場人物が、心の奥底に“何か”を抱えつつ、人生を交錯させながら、物語は感動のクライマックスへと……。

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普段の彼らが見せるお笑いの要素を散りばめつつ、歌やアクション(?)、さらには客席からはすすり泣く声が聞こえるシーンも盛り込まれたハートフルな芝居に仕上がっていました。

終演となり、出演者全員で挨拶をするエンディングでは、房野のとある行為や福田のとある表情について、他の出演者からクレームが集中し、これには観客も爆笑!
最後にまさよしからは、「明日からも、怪我のないよう、千秋楽までがんばります」と、力強い言葉が飛び出しました。

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大きな拍手で出演者が送り出されると、スクリーンには神保町花月とゆかりのある4組の人気芸人によるメッセージが流れました。
数分間、神保町花月の思い出話などが語られているので、こちらは来場者だけの特典となることでしょう。

また来場者の中から、毎公演ごとに抽選で5名に特製カラーパンフレットがプレゼントされたり、ロビーにメッセージボードが設置されたりと、記念公演らしい催しが用意されています。

紫陽花が似合うこの季節、紫陽花のように愛おしく、また紫陽花がひとつの鍵をにぎる芝居を見に、神保町まで足を運んでみてはいかがでしょうか。


●神保町花月5周年記念公演『バーボン65』
【公演日程】
7月3日(火)公演終了
4日(水)19時開演(18時半開場)
5日(木)19時開演(18時半開場)
6日(金)19時開演(18時半開場)
7日(土)13時開演(12時半開場)/16時開演(15時半開場)
8日(日)16時開演(15時半開場)
【脚本】丸山智子 【演出】湊裕美子
【出演】サカイスト、ブロードキャスト、LLR、ピクニック、かたつむり林、ボーイフレンド

●神保町花月
http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/index.php

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