よしもとニュースセンター

７月19日（木）、都内で、カラテカ・入江慎也の新刊『後輩力』（アスコム刊）の出版を記念したイベントが開催されました。

それに先立って行われた囲み取材では、本の推薦帯を書いた澤穂希選手（なでしこジャパン/INAC神戸）についての質問が集中。

入江と澤さんは、４年ほど前から交流があり、おとといもメールし、澤さんから「今、テーピング巻いてるところ。相変わらず、タイミング悪いよね」との返信が届いたとか。
また、間もなく開催されるロンドン五輪で、なでしこジャパンが金メダルを獲得した暁には、「いつも澤さんと一緒に遊んでいる入江軍団でお祝いしたい」と希望を膨らませる入江。
入江軍団のメンバーについて訪ねられると、「山田カントリーの浅井、ぬりえの川出、オコチャ……知らないですか？」と答えましたが、質問した記者は首をかしげるばかりで、一人も知らない様子でした。

そうした経緯もあり、澤さんは芸人に詳しいらしく、入江によると、ザ・パンチのパンチ浜崎、Bコースのハブ、ザブングルの松尾さんらにハマっているとの情報。
しかし、「澤さんは、シャビ（FCバルセロナ所属のサッカー選手）が好きですからね。シャビみたいな後輩、いないですからね（笑）」と、芸人が恋愛対象にはならないようです。

ちなみに相方の矢部太郎については、「矢部は矢部ですごいですよ。年配の女性の方に好かれますね。今、藤山直美さん、高畑淳子さんたちと一緒に舞台に出てます」と、矢部が出演中の舞台『ええから加減』もちゃっかり宣伝。

「僕が16年間、よしもとで芸人をやらせていただきまして、愛情のある先輩、後輩、スタッフさんに囲まれてきたんですけど、そこで培ったことをまとめた本です。人間関係に悩んでたり、うまく前に一歩出られない人に読んでいただけたら、ヒントになると思います」と力強いメッセージを残し、会見は終了しました。

続いてのイベント本番では、20代～30代を中心とした受講希望者50名を前に、後輩力検定や後輩力講演など、著書『後輩力』をもととした講義形式のトークを展開しました。

質疑応答のコーナーでは、「5000人の友だちと友だち関係を続けるには？」との質問に、付き合いの薄い人には年始に必ず電話をし、記憶が曖昧なスタッフに挨拶された時には「最後、いつ会いましたか？」と訪ね、記憶を辿るといった具体的なテクニックも伝授しました。

「後輩力で失敗した例は？」との質問に、先輩の誕生日パーティーに女性100人も呼んだり、引っ越しの手伝いで25人も集めたりして、「呼び過ぎ！」と叱られたというエピソードも。
逆に成功した例については、昨年、震災の影響で公演が延期となった劇場でフリーマーケットを開くことなり、それまで８年間、フリマに参加していた入江のノウハウが活かされ、先輩芸人に感謝されたことだとか。さらに、延期されたその公演にも出演することが出来たこともうれしそうに語りました。

実体験を盛り込み、時には爆笑を呼び、時にはいつもの（？）“噛み”を交えながら、90分間のトークを展開した入江。
最後に、『後輩力』の即売会並びに名刺交換会が行われ、入江と来場者との新たな出会いの数々が生れました。

友だち5000人を持つカラテカ入江が、人脈を広げる秘訣、そして上司、部下とのコミュニケーション術を説いた著書『後輩力』は、アスコムより、税込1365円で発売中です。

●入江慎也・著『後輩力』内容紹介（アスコム内）
http://www.ascom-inc.jp/book/9784776207337.html