いよいよ本日放送! 『よしもと「天橋立」新喜劇』で千原せいじが地元を熱烈PR
弊社「エリアプロジェクト」の一環として、7月3日(火)〜9日(月)、なんばグランド花月で上演された「よしもと『天橋立』新喜劇 丹後へ〜来てくんにゃあ!〜」。福知山より北の京都・兵庫を走る北近畿タンゴ鉄道(以下KTR)の「天橋立駅」を舞台にした新喜劇で、第3セクター運営による鉄道としては日本一の赤字を抱える同鉄道を、笑いで盛り上げようというものです。7月7日(土)には、「KTR応援プロジェクト」のプロデューサーを務める地元・福知山市出身の千原せいじや、京都府住みます芸人として活動中のタナからイケダ、さらに京都府広報監を務めるゆるキャラ・まゆまろも登場し、ひときわスペシャルな内容で上演。大入り満員の客席を沸かせました。
駅前にある「天橋立食堂」を切り盛りする女将・由美(末成由美)が、我が娘のように育ててきた姪・珠代(島田珠代)に、結婚話が持ち上がります。幸せいっぱいの珠代ですが、悩みの種は、役者を目指してフーテン生活を続ける兄・泰史(川畑泰史)。そんなとき、タイミング悪くふらりと舞い戻ってきた泰史に周囲は困惑を隠せず……。
タナからイケダとまゆまろの出番は物語の冒頭。京都府職員に扮し、地元の広報活動にやって来ました。次々と繰り出される新喜劇ギャグに、思いきりよくコケてみせるまゆまろに、観客も出演者も大喝采。末成、島田もご当地食材などを折り込んだボケを繰り出し、丹後とKTRを売り込みました。
せいじは地元で働くガイド・すち子(すっちー)の兄として、KTRに乗って帰郷するという設定。「さっきナンパしたんや」とKTRのトレインアテンダントさんを連れて舞台へと登場すると、うれしいサプライズに客席からどよめきと大きな歓声が上がりました。「上品で自慢の兄」と紹介されたものの、傍若無人なふるまいで人々を翻弄するせいじ。とはいえ最後はしっかり天橋立名物「知恵の餅」も紹介し、プロデューサーとしての大役を果たしました。
この後、物語は川畑を中心に、叔父で駅長の池乃めだかや花嫁に逃げられた老人・井上竜夫、撮影にやってきた映画監督・辻本茂雄らも巻き込んでの大騒動へと突入。地元愛はもちろん、家族の絆の大切さも盛り込まれた温かなエンディングに、ひときわ大きな拍手が送られました。
終演後、出演者からコメントが届きました。
千原せいじ
「これがテレビで流れて、KTRと丹後をより多くの人に知ってもらえたらうれしいですね。本当にのどかないい電車なので、ぜひ一度、乗ってみてください。僕らが乗ってた頃は古い車両やったから、ガタンガタンとうるさかったけど(笑)、それもいい思い出です。次は車内でシーズンに合わせたイベントをやってみるのはどうかな? ビアガーデンとか、周りに猪を走らせてサファリ列車みたいにしたり。きっと楽しいと思うで!」
池乃めだか
「ゲストの場面はほぼぶっつけ本番でありながら、無事に終われてよかった。KTRに乗って、丹後半島にはよく行くんですよ。あの辺りは自然が残っていて、本当にいいところ。潮風に吹かれて、ゆったりまったり過ごせます。今日の舞台で魅力のすべては再現できなかったけど、これを見て実際に行ってくれはったらうれしいですね。50年ほどタイムスリップして郷愁を感じたいなら、丹後にいらっしゃい!」
川畑泰史
「いつものご当地新喜劇より盛り込むことが多かったんですが、うまくまとまってよかった。昔は友だちが宮津に住んでいたので、遊びに行く途中、天橋立にも寄りました。家族でよく出かけていた頃の思い出深い場所なので、物語でも家族の絆みたいなものを演じたつもり。こんなに近くに日本三景の一つがあるというのはすごいことですよ。行ったことない人はぜひ一度、足を運んでください」
タナからイケダ
田邊
「緊張しました! でも、出番前に皆さんがアドバイスをくださって……川畑座長から『このままやったら本物の京都の職員さんやと思われるから』とセリフを増やしてもらいました。満員のお客さんを前にプレッシャーに押しつぶされそうだったので、ウケてたのかどうかもわかりません(笑)。あと、まゆまろの転び方がすごかったので、ちょっと心配しました」
池田
「新喜劇に出していただくのはもちろん初めてで、何も覚えてないです。かたや、まゆまろは出る前からすごく余裕があって、完全に僕らが負けてました……。駅員さんの制服の胸元に「KTR」って刺繍があったり、舞台の書き割りに天橋立のポスターが貼ってあったり、細かいこだわりもいっぱい。いい宣伝ができてうれしかったです。僕ら、もう完全に京都目線で見てますから(笑)」
なお、この日の舞台の模様は、本日7月21日(土)12:54〜のMBS「よしもと新喜劇」で放送されます。丹後とKTRの魅力がいっぱいつまった、ひと味違う新喜劇を、どうぞお見逃しなく!