「上方演芸文化とよしもと100周年展」オープニングに六代 桂文枝、水野真紀さん、木村祐一が登場
上方芸能を中心に〝笑い〟の原点・ルーツを辿る展示会「上方演芸文化とよしもと100周年展」が大阪・近鉄百貨店阿倍野店9階・近鉄アート館にて開催されることになり、初日の8月9日(木)、六代 桂文枝、そして吉本百年物語8月公演に出演する水野真紀さんと木村祐一がオープニングに登場しました。この展示会は、大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)監修によるもので、各時代のお笑い界の出来事を紹介する「お笑い史逆年表」や「上方演芸殿堂入り名人の紹介」、さらには、吉本新喜劇のフルセットも登場するなど、幅広いお客様に楽しんでいただける展示会になっています。また「吉本百年物語コーナー」では、4月以降の公演を振り返りつつ、まもなく開幕する8月公演「わらわし隊、大陸を行く」の題材となっている「わらわし隊」の写真を展示。貴重な資料を見ることができるものです。
「上方演芸殿堂入り名人」パネルを前にした文枝は、「実は、この殿堂入り名人を決める会に私も参加していました。この方々が関西演芸界を引っ張ってこられたからこそ、今の私たちがいると思っています」と紹介。また、自身の歴史も振り返ります。「私が吉本に入ったのは46~47年前になります。最初は吉本に所属していなかったんですが、『ヤングタウン』(MBSラジオ)という番組に採用されたことをキッカケにお声をかけていただきました」と明かしていました。
その後、展示場には、水野さんと木村も登場。8月11日(土)の舞台初日を目前にした水野さんは「稽古も大詰めの段階です。今回、NSCの方々にも出演していただくんですが、打てば響く方たちばかりで。若いうちから育てていくという吉本さんの層の厚さに驚いています」。一方、木村も「かなり完成度は上がってきています。舞台では、衣装などの細かい部分までかなり忠実に当時を再現しています。大和魂と芸人魂が融合した作品になっています」とアピール。さらに、水野さんは「戦場に笑いを届けた『わらわし隊』の切ない気持ちを感じ取っていただければ。あと、舞台では歌や踊りもあり、忙しい2時間になるので(笑)ぜひ楽しみにしていてください」と話されていました。
そこからは3人で「わらわし隊写真展」を見ていきます。その写真には、慰問した各都市での舞台風景、そして、笑顔の兵隊さんたちの姿も。文枝は「本当は笑ってるような状況じゃなかったと思うんですが、写真を見ると兵隊さんたちがくったくのない笑顔を見せておられますね」。また、飛行機で南京に着いた「わらわし隊」の写真を見た文枝は「この写真に写っているのは(林)正之助さんとアチャコさんやと思うんですが、正之助さんから『飛行機の席でアチャコがたばこを吸うからヒヤヒヤした』という話を聞いたのを覚えています」と明かしていました。
貴重な資料、そして上方芸能のルーツを展示した同展は8月14日(火)まで開催されます。また、本物の舞台でコケ体験ができるイベントや、人気芸人のパネルと写真が撮れるなど、楽しい企画が盛りだくさん。ぜひ足を運んでみてください!
「上方演芸文化とよしもと100周年展」
8月9日(木)~14日(火) 近鉄百貨店阿倍野店9階 近鉄アート館
入場無料 ※14日(火)は17:00閉館
吉本百年物語8月公演「わらわし隊、大陸を行く」
8月11日(土)~9月2日(日) なんばグランド花月
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/august/