【ライブレポート】中川家結成20周年記念ライブ「中川家の特大寄席2012」
9月2日、なんばグランド花月にて『吉本興業創業100周年特別夜公演 中川家結成20周年記念ライブ「中川家の特大寄席2012」』が行われました。文字通り、周年を記念した中川家の単独ライブ。漫才やコントのほかに豪華著名人によるお祝いコメントのVTRや、実話をもとにしたユニットコントなども披露されました。
オープニングは漫才で。他愛ない世間話でくすぐりつつ、ぐいぐいとネタの世界へと引きずり込む彼ら。モノマネを交えながら日常生活での「イライラする場面」を再現し、大いに笑わせてくれました。
続いてはコント「新世界のおっさん」。礼二が“新世界のおっさん”に、剛が観光客に扮し、“新世界のおっさん”が大阪はもとより関西一円の観光名所についてあれこれとレクチャー。関西の人、土地、店と何でも知っている“新世界のおっさん”、中川家の関西への愛情溢れるコントでした。また、途中では“新世界のおっさん”による落語「時うどん」もありと、十分に楽しませてくれました!
続いては「モノマネ」。「新幹線のアイスクリーム(大阪~東京)」の3本立てや「おばはんの運転」「トイストーリー」などを披露。いずれも鋭い観察眼と確かな模写でお客さんの共感を呼んでいました。お次もショートコント集を。こちらは剛と礼二が子どもの頃に体験した実話を元にしたコント集。開始前には「決してインターネットなどには書きこまないでください」とネタに対するかん口令が。それもそのはず、決して口外できないような(!?)ブラックなシーンがいくつも飛び出しました。
最後はロングコント「TVの裏側」。こちらも実際にあったグルメレポート収録時の様子を忠実に再現したもので、剛が本人役でレポーターに、礼二はベテランカメラマンに扮して、あるラーメン屋さんfでのグルメレポートの一部始終を。このコントには、ラーメン屋の店主に土肥ポン太、ディレクターに次長課長・井上、そしてアシスタント・ディレクターに村上ショージの一番弟子、よね皮ホホ骨が登場、20周年記念ライブに華を添えました。トラブル続出のレポート現場の再現コントは、終わってみればなんと約40分という長尺。ですが、芸達者な5人が魅せるコントだけに笑いも終始絶えることなく、あっという間の40分でした。
これらネタの間には中川家へのお祝いコメントのVTRが。明石家さんまに笑福亭鶴瓶さん、そしてビートたけしさんにガダルカナル・タカさんとその顔ぶれは豪華極まりなく、VTRが流れるたびに会場からは歓声が上がっていました。
エンディングでは「知らない間に20年が経っていました」と剛。礼二も「これからも30年、40年と続けられるように。そしてこういう舞台も毎年やっていきたいと思っていますので、また来年も懲りずに来てください!」と意気込みを語り、万雷の拍手に包まれたNGK。2時間たっぷり笑わせてくれた中川家の20周年記念ライブ、お客さんも大満足といった表情で会場を後にしていました。
【中川家】【土肥ポン太】【次長課長・井上】【よね皮ホホ】