最新ニュースインタビューライブレポート

« 新番組『踊RI場』でMCのオリエンタルラジオもダンスにチャレンジ!? | メイン | 吉本百年物語9月公演「焼け跡、青春手帖」が千秋楽! »

2012年10月 1日 (月)

『吉本百年物語』10月公演に出演の俳優・金山一彦さんに直撃インタビュー!

Photo_6

 今回で第7弾目となる『吉本百年物語』。10月公演は、吉本新喜劇の誕生期を描いた「これで誕生!吉本新喜劇」が上演されます。ときは昭和35年。国民的人気漫才師・横山エンタツの息子として生まれた花紀京は、自らも芸人の道を歩み始めていました。おりしも吉本が、演芸小屋「うめだ花月」を再開し、自社の芸人を育てようとしていた頃。そんなとき、花紀京の前に研究生として現れたのが、一歳下の岡八郎。この奇跡的な出会いと共に、将来、二大看板として吉本新喜劇黄金期を築いた2人の青春時代を描いた物語です。
 今回の物語のストーリーテラー、笑福亭松之介を演じる俳優・金山一彦さんに、舞台の魅力や意気込みを尋ねました。

01

――『吉本百年物語』に出演が決まった時の、周りの方々の反応はいかがでしたか?

金山「『吉本百年物語』に出演することをFacebookで告知させてもらったら、先輩の渡辺徹さんから『僕もNGKに出させてもらったことがあるよ!』と返事がありまして(笑)。僕は大阪出身なので、お笑いのメインの劇場であるNGKの舞台に立てるのはもちろん感激ですが、関西出身じゃない人にとっても特別な場所なんだなと感じましたね。あと、僕が大阪に約1カ月間、滞在するということで、小学校時代の同級生が11年ぶりに『同窓会をしよう!』と意気込んでいます。舞台も、『同級生全員で見に行く』と言ってくれているんですが、『頼むから2階席で見て』と伝えています。1階席に、懐かしい顔がズラリと並んでいたら、笑ってしまいそうで(笑)」

――同窓会も楽しみですね! 大阪出身だと、やはり吉本新喜劇は身近なものでしたか?

金山「僕のおばあちゃんがとにかく岡八郎さんが大好きで、岡八郎さんが出てきたら、『ほれ、おかちゃん出てきた! おかちゃ~ん!!』とテレビに向かって声援を送ってましたね(笑)。僕は花紀京さんの大ファンで、よくおばあちゃんと『新喜劇、見に行こうか!』と、うめだ花月に行っていました。いまだに当時の新喜劇のワンシーンを思い出しては笑ってしまうことがあります。舞台に出てきただけで笑ってしまう、そんな空気がお二人にはありましたよね。スターになってからのお二人の姿しか知らないので、今回の台本を初めて読ませていただいたときは『新喜劇誕生のときって、こんなんやったんか!』と興味深かったです」

――今回、金山さんが演じる笑福亭松之介の役柄で、驚いたことがあったそうですね。
金山「新喜劇ができたばかりのときに、落語家である松之介師匠が脚本にかかわっていたことですね。今回、初めて知って『へぇ、そうやったんか!』と正直、驚きました。松之介師匠は、10年以上前に毎日放送の『シンシア~介助犬誕生物語』というドラマで共演させてもらったことがあるんです。そこでのセリフのやりとりを今もよく覚えています。演じるときは、当時の松之介師匠の立ち姿やしゃべり方を思い出しながら、役作りしていきたいと思っています」

――今回の、共演者の内場勝則、千原せいじの印象はいかがですか?

金山「内場さんにお会いした時は、ずっと新喜劇で見ていた方ですから『あっ!』と少し緊張しました(笑)。以前、バラエティ番組を見ていたとき、内場さんと奥様の未知やすえさんが出演されていて、奥様が内場さんのことを『芝居のことを、ものすごく考えている人』とおっしゃっていたので、これを機会に芝居の“間(ま)”など、学ばせてもらいたいところがたくさんあります。せいじさんは、今回、初めてお会いしたんですが、ジュニアくんとは映画で共演させてもらったことがあり、いろんな話を聞いていたので、“知り合いのお兄ちゃん”という感じで気さくにお話することができました」

02

――最後に、読者の皆さんにメッセージを!

金山「大スターが、どのように誕生したかが一番の見どころだと思います。さらに、新喜劇が誕生したばかりの頃は落語家さんも脚本にかかわっておられたというのも、僕にとっては驚きの裏話でした。何か新しいものを作ろうという過程で、いろんな要素を入れて、アイデアを出し合って、もがいて生み出されたのが吉本新喜劇だったんだなぁ、としみじみします。僕自身も新喜劇が大好きなので、『新喜劇ってこんなコンセプトがあったんや、なるほど、言われてみればそうだな』とすごく納得しましたね。見に来られる方々も『なるほど!』と思うことがたくさんあると思いますよ」

吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
10月公演『これで誕生!吉本新喜劇』

公演期間:10月7日(日)~31日(水)※10月11・12・13・18・19・23・25日は休演
会場:なんばグランド花月
開演時間:平日・土曜・祝日19:00(18:30開場)、日曜16:00(15:30開場)
料金:1階席6000円、2階席5000円(全席指定)
出演:内場勝則、千原せいじ、小西美帆、金山一彦、荒谷清水、久野雅弘、おかけんた、おかゆうた、平田敦子、武内由紀子、中野公美子、渡辺吾郎、末成由美、島田一の介

※チケット発売中!
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/

Photo_7