吉本百年物語9月公演「焼け跡、青春手帖」が千秋楽!
今年4月より月替わりで上演している吉本百年物語。その、9月公演「焼け跡、青春手帖」が9月30日(日)千秋楽を迎えました。
この日は大型台風の影響で大阪市内も暴風雨となりましたが、劇場には多くのお客様がご来場くださり、時間どおりに開演されました。物語の舞台は昭和25年。戦争で寄せ小屋を失った吉本興業ですが、林正之助(ぼんちおさむ)は、進駐軍専用のキャバレーや映画館経営で稼ぎに稼いでいました。一方、ただひとり吉本に残った芸人のアチャコ(兵動大樹)は漫才を捨て、映画の仕事ばかりしています。そこに、アチャコを起用してラジオ番組を作ろうという動きが。そして、相手役には浪花千栄子(黒谷友香)しかいないとなるが、千栄子は既に芸能界から身を引いていて…。
エンディングは、出演者と観客が名曲「青い山脈」を合唱し一体に。興奮冷めやらぬ中、まずは黒谷さんがあいさつします。「台風が来て大変な日だったのに、皆さんに劇場に来ていただき本当にありがたいです。9月公演、あっという間に千秋楽が来ました。本当に楽しかったです」とにっこり。おさむも「芝居をすると仲間意識が生まれるんですよね。このメンバーとはファミリーになれた気がします。また再演があったらいいなというのが本音です」と名残惜しい様子です。また、作家・長沖一役の松澤一之さんは「なんばグランド花月の舞台に立たせていただき、熱湯のようなパワーを味わえました」。社員の橋本役を演じた高川裕也さんも「僕も同じく、なんばグランド花月は客席との一体感がすごく味わえて最高でした!」と満足な様子で話されていました。そんな中、次回10月公演に出演する内場勝則、千原せいじ、小西美帆さんが舞台に駆けつけました。
内場は「次の10月公演は花紀京さんと岡八郎さんの物語で、吉本新喜劇の誕生が描かれます。順調に稽古も進んでいるのでぜひ見に来てください」とアピール。一方、せいじは「ちゃんと稽古してますから!」と一言。小西さんは「きっと皆さんに楽しんでいただける舞台になります。ぜひ来てください」と話されていました。
その後の記者会見では、改めて黒谷さんが9月公演出演の感想を話されました。「まだ興奮が冷めていませんが、本当に素晴らしいキャストの皆さんに囲まれて感謝しています。また皆さんとどこかでご一緒できればなと。あと、もっともっと多くの皆さんに吉本百年物語を見ていただきたいです」。また、兵動は「どの月もそうだと思いますが、本当に良いメンバーに囲まれていたので終わりは寂しいですね。9月公演に出させていただいて本当に良かった」と感無量の様子です。一方、おさむは「僕には(口で)『コンコン』と言うクセがあるんですが、芝居中はずっと我慢してました。でも、黒谷さんと兵動のええシーンを見ると、思わず『コンコン』をしてしまってスタッフに怒られてました(笑)」とカミングアウトしていました。また、10月公演組も現在の稽古の様子を明かします。内場は「今、すごくいい感じで進んでいます。実は、せいじが岡八郎さんに見えてしまうくらいなんです(笑)」。すると、せいじは「もうね、ええ気分で稽古させてもらってますよ」と話し、笑いを誘っていました。吉本百年物語10月公演「これで誕生!吉本新喜劇」は10月7日(日)に幕を開けます。内場とせいじによる吉本新喜劇誕生の物語。ぜひ劇場でご覧ください。
吉本百年物語10月公演「これで誕生!吉本新喜劇」
10月7日(日)~31日(水)
なんばグランド花月
1階6000円 2階5000円
出演:内場勝則、千原せいじ、小西美帆、金山一彦、末成由美 ほか
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/october/ticket.php